• DSC_2080
  • バルブクリアランス調整練習&パワーフィルター化後のキャブレター調整
  • 2018/08/27
  • Category:
  • 今回は愛車のKAWASAKI 250TRのバルブクリアランス調整の練習とキャブレターの各種調整です。エンジン系の調整メンテは予備エンジンを買っているお陰で練習してから本番に望めますから気が楽になりますね。サービスマニュアルを読みやり方を確認しながら作業していきます。今回のバルブクリアランスは練習だけですが意外にやってみると簡単だったので本番も大丈夫そうですね。

    最近走っていて不安になる程のおかしいレベルではありませんが「カシャカシャ」とした機械音が以前よりも大きくなっている様に思えてきて、中には「カワサキ特有」等とよく分からない単語も出てきて当てにならない内容も出てきますがカムチェーンのテンションやバルブクリアランスが狂ってくると音が大きくなる様です。Youtube等でKAWASAKI Z1等の動画でエンジン音を聞くと確かにエンジン音に「ガシャガシャ」とした機械音が聞こえますね。正常な設定をしていてもこんな音が出るのかは不明ですが触った事が無い調整部分なので今回は予備エンジンで練習してから本番を行おうと思います。

    バルブクリアランス調整

    DSC_2113

    上死点を出す為にクランクシャフトのパネルを空けて調整します。

    DSC_2115車種によって合わせるマーク部分が違う様ですのでサービスマニュアルで合わせる場所を確認する必要があります。

    DSC_2116DSC_2117メーカー設定もエンジンが冷えている状態で有効設定範囲が広めの為、この規定内ならOKという事になりますね。予備エンジンも計ると最初から規定内に収まっていました。シックネスゲージを入れると少なからず「入るけどキツイ」や「入るけどユルい」があると思いますが設定の有効範囲が広いのでこの辺りは神経質でなくても良いみたいでしょうかね。○mm以上~○mm以内といった表記の中の値にあれば大丈夫な様にサービスマニュアルには書いていますが、この辺りは動作に関わる部分なので値の狭い値・広い値で調整次第で運転のフィーリングが変わるでしょうね。タイトな値にするかルーズな値にしたらどうなるのか?はどちらがフィーリングに良いか試す必要がありそうですね。DSC_2118予備エンジンのプラグは初めて確認しましたが、良い感じに茶色になっていてこれが次に行うキャブレターのジェット調整で焼け色の良い基準になりそうですね。

    キャブレタージェット系調整

    キャブレターにパワーフィルターを取り付ける事で空気の取り入れが増え燃料が薄くなるのでジェット類を濃い値の物に交換し燃料を濃くし混合比がバランス良くなる様に調整する、といった調整が必要ですが一言で大変です。こんなに何度も交換する事になるとは思っていませんでした。内容としてはある程度ざっくりとした部分はプラグの焼き色で判断できるでしょうが実際正解なのかは交換して走ってみて確認するしかありませんので時間が掛かりますね。

    またジェットニードルはノーマルだと位置調整ができない物が付いていますのでこちらはそのまま使っています。調整するなら高さ調整ができるニードルに交換する必要がありますね。DSC_2079スロージェットもやっと届きました。ノーマルのスロージェットに番手が書いていないので分かりませんでしたが調べると35でした。購入したセットは40~52のセットなのでノーマルより濃い目の番手です。

    ノーマルの番手は以前のキャブレターオーバーホール時に交換に使用したオーバーホールキットに付いていた値ではメインジェット125、スロージェット35になります。パワーフィルターを付けた際の設定基準が分かりませんのでまずは濃く調整して徐々に薄くしていく、プラグの焼け色・乗っているフィーリングで確認し駄目だったら交換して繰り返します。パイロットスクリューはメーカー規定の2回転半戻しの状態でチェックしています。メーカー規定値の状態で良い様な状態の焼け色が出ればスクリュー調整で微調整し仕上げる内容です。

    DSC_2054やったら駄目なんですけどパワーフィルターに交換してそのまま動かしてみるとどうなるのか?もアイドリングのみですが試しにやってみました。エンジンに良くないと思うので3分程度でしょうか、その程度のアイドリングだけでもかなり真っ白にプラグが焼き付くのでいかに危険か分かるかと思います。今回は実験なのでこの程度ですけど長距離走ると焼き付きでエンジン破損等に繋がると思いますので真似はしないで下さいね。

    知れば知る程、中古車を購入される際も変に改造された車種は気を付けた方が良いかもしれませんね。セッティングがちゃんとできていない状態で使われててエンジンに負担が掛かり、見た目は綺麗だけどエンジンがやたら消耗している様な車種もあるかもしれません。中古車で改造がされた車種は最初からパーツが付いててお得に見えますがまともな調整をして使われてきたのかまでは見えません。ノーマル車を購入されるのが無難かもしれませんね。

    DSC_2080交換作業はパワーフィルターになった分、取り外しが楽です。組み直しで戻す際、キャブ内のガソリンが空になりますがガソリンコックでエンジンを掛けなくてもキャブ内にガソリンを流す事ができる事が分かりました。ある程度セルを多く回してキャブ内にガソリンを溜める必要が無くなりますので、ガソリンを溜めた状態から始動するとすぐにエンジン始動ができます。

    半分を空けた状態でメインジェット・スロージェットの番手を交換→アイドリングチェック→問題無さそうであれば実走行チェックです。

    DSC_2083試しに空気量が多くなった分濃い目にしてみようと単純に感覚で選びましたが高い値で一気にメインジェット125→145・スロージェット35→42にしてみた所、アイドリングの時点で濃すぎの様ですね。塗れてカブってはいませんが真っ黒です。意外とこの程度の数値変更でも濃くなる事が分かりました。

    DSC_2091お次は上記の値でもかなり濃い様なので少し下げてみてメインジェット145→135・スロージェットはノーマルでアイドリングの動きに問題がない様にも思うので35に戻してから段階を上げていこうと42→35で組んでみる事に。白っぽいので薄い値になりますね。前回の設定から今の中間辺りに正解があると分かり、やや濃い目に設定していけば良い調整の方向に向かうでしょうね。同じ事ですがこの程度の数値変化でこんなに変化が出るのも驚きですね。

    DSC_2099スロージェット38番も単体購入しました。スロージェットはアイドリング時だけをみると35のまま交換しないでも良い様な感覚なのですが、唯一気になる点としてはテスト走行で1速や2速で回転数を上げて速度を出していたりエンジンを高回転させる走行を続けるとアイドリング時のアクセル吹かしで回転の戻りが悪くなる時が出てきます。ずっと起こっている現象ではないのですが一時的に停止時にアクセルを入れて吹かした後のアクセルを戻しているアイドリング時の回転戻りが悪くなりますね。アクセルオフでもずっと少しアクセルを入れてる回転数のまま維持されてしまい、しばらくすると回転が落ちて落ち着くという現象です。

    もしかするとダイヤフラムが破れてはいないけど劣化により戻りが悪い?のか、これらの現象はスロージェットが薄い時に起こる現象の様ですがパワーフィルター化する前から時々起こって確認している現象だったので気になっておりました。次にやや濃くする場合は38にて、また回転の戻りが悪い同じ様な症状が出る様ならスロージェットだけをもう少し上げ目が良いかもしれませんね。

    DSC_2107そしてメインジェット135→138・スロージェット35→38に交換してみました。まだプラグの焼けは白い部分が多いのですが写真で分かり難いですけど茶色が付き始めてますね。今の所では一番暖気無し状態からのエンジン始動で一番安定している様に思う動作状態です。大体エンジンが冷えきった暖気される前の最初の5~10分のアイドリング中は回転が落ちたりして安定しない時があるのですが今回は回転も最初から安定し不安定になりませんね。セッティングは良い方向に向かっている様です。

    薄い値だったので暖気後から15分程度の走行での短いチェックですがアイドリング時に吹かした後の回転戻りがスロージェット35の時よりスムーズに感じますね。走行時間が短いのであまり参考にならないのですがアイドリングから発進・低速の走行性は以前よりスムーズに感じました。ただもう1段上げたらバッチリかな?の様な、後もう少しの様な感覚があるので次は40でも良いかもしれないですね。

    DSC_2112お次はメインジェット138→140・スロージェット38→40に交換してみました。地道に1段ずつ上げて確認していく方がどうプラグ状態が変化していくのかその都度チェックができて勉強にもなるので感覚が養われるかもしれないですね。大変な作業ですけどやって良かったです。

    写真で伝わるか…ですが白っぽい部分が全体的に茶色になってきているので丁度良い所が見えてきました。色だけの判断だと恐らくここからほんの気持ち濃くなるとバッチリなのでしょう。ここからスクリューを回して濃くするかもう1段ジェット交換でセッティングが決まるかでしょうね。

    実際にこの値で走ってみると大分自分の反応が伝わって走りに現れる様に思いますがまだ限界を感じない様にも思います。途中でスクリューを回し濃く調整してみましたがもっと濃くしても問題無さそうな印象があります。回転戻りの反応は前のもう後少し感がまだ残っている感じです。最初に勘で決めたスロージェットは42がもしかしたら良かったのかも?しれないです。DSC_2132

    あれ?となってしまう焼け色の結果ですがメインジェット140→142・スロージェット40→42にすると以前より焼け色が薄い値の様な色になってますね。ただ正確には前回の焼け色はスクリューを回し濃くしてみたりした後の焼け色なので結果的には今の設定よりも濃かった焼け色が付いていたのかもしれないですね。メーカー規定値の2.5回戻しにした状態での焼け色ですが140の時よりもやけに薄い焼け色の反応ですよね。142はジェットの穴に不良があるのでしょうか。でも次の値は最初に行った真っ黒になる値になるのでこれが現状の限界値になるはずなんですけどね…。

    スロージェットは走っている感覚でかなり良い所まで来ているかもしれませんね。アイドリング~低速の回転もスムーズに動いてくれますし回転の動きに違和感がありません。長い時間乗らない事には正確には分かりませんが今までで一番良い様に感じます。ここで止めるかもう少し良くできるのか?といった所です。電極周りも黒色が濃くなってきているので42か45か?といった所かもしれません。

    メインジェット142は焼け色に不安はあるのですが中速・高速走行も80kmか100kmまでの加速性も非常に良くなり自分の行いたいアクセルのフィーリングに大分反応が良くなっており乗っててバイクと意思が通じあってる感覚がありますね。メインジェットも恐らくこの辺りが丁度良いラインかもしれません。100km以上出す機会は高速道路でしか試せないので今は不明です。パワーフィルターにする前は大体100km位からリミッターが掛かる様な加速の鈍りを感じました。

    DSC_2134

    メインジェット142→145・スロージェット42→45に変えてみると最初の時と同じく真っ黒ですね。最初の時と違いスロージェットが1段高い状態ですが電極周りにカブり始めた濡れ跡が付いてきてますね。確実に1段上げたこの値からアイドリングの状態が悪化しました。このパワーフィルターの設定で夏場のセッティングとしてメインジェットは145・スロージェットは45で濃すぎの限界ラインを超える様です。

    焼け色と運転フィーリングを見ると丁度良さそうなのはメインジェット140か142・スロージェットは走りと回転のフィーリングが良かった42でしょうか。メインジェットはスクリューを触ったりした事もありこの2つのどちらが良いかの判断はまだ正確ではありませんがしばらくは焼け色の判断で140でスクリューの値を少し濃い目、スロージェット42のセッティングで走り続けてみて誤差を修正していきましょう。スクリュー調整の影響でアイドリングや低速に影響が出てきたら40でも良いかもしれないですね。DSC_2138メインジェット140・スロージェット42にすると異常に焼き色が良くなりましたね。しばらくはこれで走りながらチェックしていきます。

    今回のジェット交換にて自分の感覚って信じた方が良いんだなと思うのは最初に前情報も無しで「大体この辺りかも?」と思って付けてみた145・42が結果的にかなり惜しい所を突いていた様でしたね。何日も掛けて交換しては走ってみてを繰り替えしやっと答えが出せましたがセッティングが完璧に決まれば長距離ツーリングに心配事が無くなるのでやっと東北一週ツーリングの予定が立てられますね。笑

    読んで頂きありがとうございました♪


    ~次回のツーリング日程~

    ●埼玉県 調整チェックツーリング

    ●9月頃 3泊4日東北一周ツーリングツアー・・・東京スタート→新潟→青森→宮城県仙台→東京ゴール


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    http://dns-guitar.jp/