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  • 専門学校は無駄じゃない
  • 2016/06/08
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  • DSC_0478毎年定期的に「ギタークラフトの専門学校ってどうなんですか?」な質問が寄せられます。聞かれた事はそのまま答えて返信していますが去年辺りからか「このページ(URLが記載された)に書いてある事は本当なのですか?」等のURLアドレスが貼られてる内容のメールが多くなってきました。

    そのURL先の内容は「専門学校は行くだけ無駄」や「技術は結局身に付かない」等、中傷的な内容が多く記載された内容が目立つページばかりでした。これも人生の進路ですから、進路先の事を調べる事は当然ですがネットで誰が書いたかも分からないページの内容を鵜呑みにするのはあまりに危険な事だと思います。今回はそんな自分の経験から問い合わせが多かった内容を記事にしていきたいと思います。内容によっては書いて良いのだろうか?と思う様な内容は記載しませんが、進路等の理由で気になる方は今まで通り具体的にメールで聞いて下さいませ。その際は返信でお答えします。

     

    専門学校は「入る前から」目的があって行く場所

    入る前から?と疑問になる様なスタートになりますが言葉通り専門学校をどう考えて入学されるかで大きく影響すると思います。専門的分野を学ぶ場であり、卒業後にどうなりたいか?という考えを持っての入学と行動を在校中にしないといけません。卒業したら誰でも簡単に音楽系企業に就職できると思って在校していたら失敗すると思います。条件を無視するなら可能かもしれませんけど…。

    例えばこの専門学校を出て何の職業に就きたいか?だとすれば在校中はどの様な事をすれば良いのか?です。基本的に習うだけの受け身のスタンスでは駄目です。自分から動いていかないと分かる事も分かりません。特にネットで情報収集は良い事が書かれていない様なので真実が全く見えないと思います。入学すれば業界を知る機会が増え就職先の情報収集に役立ちます。行動する人・しない人の違いが大きく影響すると思います。特に工場や工房等は連絡して見学ができたりする所もありますので、入学する前にでも就職に対する下調べもできます。卒業した先の事を考えて入学すべきです。

     

    大金を払って通ってる意識は持っていた方が良い

    学費が高いです。また普通の大学等の学校ではないので親が不安になり反対するのも当然かもしれません。これだけの大金を払って入学すれば「無駄にはできない」と相応の行動をされるかと思います。もし親子さんがこの記事を読んでいるなら、自分で働いて稼いだお金で入学させた方が良いと思います。自分もそうでした。他にも現在やっていた仕事を辞めて通いに来た脱サラをした人達も意識が高く作業に対する熱意も強く在校中は良いライバルでした。今こうして音楽業界に残ってる周りの人達を見ていると自分で稼いで通った人達や脱サラして通った人達、いわゆる人生を賭けて進んだ人達がかなり残ってる様に思います。意識もそうですが大金を払ってるのとそのお金を苦労して貯めた苦労から今の時間が得られている訳で、今の環境に居る事の重大性が理解できます。とても遊び感覚ではやれない事だと思います。

     

    類は類を呼ぶ

    これは人の不思議な所で、自分と同じベクトルを持つ人達と仲良くなっていきます。学生時代や卒業後にできた友は自分と同じ様に工房を構えてる人・これから工房を構え様としてる人・ジャンルは違うが将来ギターの技術に活かせる仕事に就いた人ばかりです。ここで出逢えた仲間達は今でも会ったりしますし一生の付き合いになるかと思います。

     

    仕事が無い!は本当か?

    無い訳ではありません。ですが一般的な仕事と比べたら少ないのが現状です。自分が在校してた頃の状況ですが音楽系の求人から直接な関係は無いが塗装やギターと関係無い製作系の求人は定期的に来てました。例えばですが将来はこの仕事に就職する!と決めていたらそうしたチャンスに飛び込んでみる機会は沢山あります。何も行動しないで通っていたら就職の機会が無く卒業してしまいます。上記にもありますが待つスタンスでは駄目です。気になった求人が来たらそこに問い合わせたり、求人が無くても問い合わせて話だけでも聞いたりして未来は自分で作りに行動して下さい。現在の状況は分かりませんのでとにかく問い合わせたりした方が良いでしょう。

    また在校中は工場に勤務していた人とも仲良くなって、仕事内容を聞けたりしました。在校中は1度工場等に就職してより技術を身に付けてから工房を構え様と考えました。仕事内容を詳しく聞いて前情報もあったので、1度工場の面接にも行き詳しい話を聞きに行った事もあります。その経験から卒業後は工房を持つ目標が完全に固まりました。

     

    授業内容

    ネットに書かれている内容に疑問点があるのですが、自分が通っていた学校では主に作業内容の講義を行ってから実習の流れです。習う内容は皆に均等です。もちろん分からなければ聞けば良いです。ですので「技術が身に付かない」はよく分かりません。聞いて作業しても身に付かないと思うなら身に付くまで頑張る事です。技術とは何千何万と作業を繰り返し身に付いた事を言うと思っています。受け身の姿勢では駄目です。身に付かないではなく身に付けるのです。
    書かれている内容に正しい内容もあり、自分の頃は将来○○したいと思って頑張っている生徒よりはハッキリと目標が定まってないまま入学してくる生徒は多かった印象です。その生徒達は卒業後の進路を計画してなかったのか、進路が決まらないまま卒業する方が大半だった事からこうして誤解が生まれ悪い事が書かれるんだろうなと思っています。不思議ですがこの状況をまるで学校側が悪い様に書かれているのですが、専門学校は技術を学ぶ場であり通う側の人はこの環境を利用して上手い事やっていく場でしかありません。

     

    世間の目は冷たい

    世間的に普通ではない事に頑張るって事がこんなに扱いが違うのか…と思う機会があると思います。音楽の夢を追いかけた人達、バンドマン等も経験すると思いますが世間からの目が冷たいです。一般の方からすれば「こんな後先分からない事に金と時間を使って…」や「こんな年齢になってまで何をやっているんだ…」と、年齢が上がるにつれ一般世間から受け入れ難くなっていきます。アーティストと同じ様に目に見える結果が出せないと冷たい評価しかされない厳しい世界です。

    なので気にしないメンタルも必要です。不思議と必死で頑張っていると気にならないものです。気にしないと言うよりはとても気にしてる暇が無い状況になっていきます。理解されようと話ても理解できないだろうし、気にした所でマイナスしか生まれませんから、もうどうしようもないと割り切る事も大事です。目の前の事に集中してれば雑音も気にならなくなります。

     

    まとめ

    中には物凄く頑張ったのに実らなかった人も見てきました。最後は運と言うしかないのか、努力したら必ず実る事は限らない厳しい世界なのは本当です。音楽関係には就職できなかった仲間もここで得た内容を活かして関係無い仕事をしている人の中には「この仕事も一応ギタークラフトの一部に反映できるから、将来は独立してこの部分の専門でやろうと思う。」等、無駄になるかならないかは自分次第じゃないかなとは思います。夢を追いかけるのは素晴らしい事ですが自分の責任でどうにかするしかないです。狭き門で一般と違う職種になる上に活かせる職種が少ないかもしれない技術を身に付けるのですから、そのリスクは自分で精算するべきだと思います。学費は自分で貯めるし卒業して何もできなかった状況になっても自分でどうにかする、そうすれば反対していた親も少しは考える事かもしれません。

    将来同じ様な環境で仕事ができる様にできていたら幸いです。長々と読んで頂きありがとうございました!

     


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