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  • アトリエZ M285 フィンガースロープ製作
  • 2018/12/03
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  • DSC_2589アトリエZ製M265のフィンガースロープ製作です。最近はスロープやランプの製作依頼が多くなりましたね。ベースもまるでギターの様な早弾きが一般化してきてハードウェアの面で限界が出てきた所に小物類が活躍してくる音楽シーンになってきました。

    早く弾く事は指が素早く戻る事、しかし物理的に指が入るスペースを自分でコントロールしながら早く弾くのは安定感が無くミスを誘発し易くなり指が追い付かなくなって弾くのが難しくなります。

    プレイヤー的な考えでは無いですが、脳科学の本を読んだりすると一つの事を効率的に行うには他に余計な考えを持っていない方が優れた働きができる様で、人の神経はあれもこれもという考えがあると効率低下を招くそうです。指の動きはこれに近いと思います。スロープ等で指が入る隙間を丁度良く埋めて自分好みの指が弦に引っ掛かる仕様にカスタムしていると余計なストレスが事が無くなって弾くだけに集中ができるので素早いフレーズも上手くできる様になります。

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    6弦ベースは高域弦に弦が増えた分、通常のスラップフレーズをそのまま弾く場合はプル等も2弦になりますので指の入り方には気を付けたい部分です。初めての6弦ベースのフィンガースロープ製作でしたが時間を掛けて弾いて確認しながら削っていき仕上げていきました。今回も1発OKをもらって嬉しく思います。自分もベーシストですが自分の感覚が間違いではない確認にもなりより嬉しいですね。

    そして違う話になりますがリペアマンってなんでベーシストが多いのでしょうかね。今では考えられない昔話ではありますが私の世代では初めてバンドをやる場合は誰もベースはやりたがりませんでした。リアルにじゃんけんで負けてベースを始めるのが当たり前の時代があったのです。もしくは周りの空気を読んで誰もやりたがらないから自分が損な役回りに回ってベースをやってしまう様な、当時でいきなり初めてで本気でベースをやりたい!と言う人は今で言われている「変態ベーシスト」に属する人なのでしょう。その辺りの性格は人それぞれですがベーシストは元々ギターをやってからベースへ変わった人も多く、2つの楽器経験がありバンド内のアンサンブルを良く知っていて周りの事を考えて音を作ったりする所を見ると実際は一歩引いた周りを見れる状況判断ができる人や温和な人が多い様です。ベースの音は自分が出したい音というよりは「周りに良く馴染む音」を考える事が多いので自分のエゴを持っている人も少ないと思います。そうした経験値が相手の事を考えて製作していく作業に役立っているのかな?と思っています。結論、ベーシストはリペアマン向き!

    ありがとうございました♪



    ~今回のリペアプラン~

    ・セットアップ・・・4000円

    ・フィンガースロープ製作・・・15000円~

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    ギターリペア工房 Draw a New Sound

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