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  • ビスやナットの緩みを「ナメては」いけない理由
  • 2020/06/05
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    タイトルが良く分からない内容と思いますが読んでくれてありがとうございます。笑

    リペアでも多くのトラブルの原因となるビスやナットが「緩む」事から様々なトラブルに発展していく事に意識をさせたい記事になります。

    何故かと言えば本来固定されている物が緩んでいる事で様々なトラブルが起こります。
    当然ながらそんなパーツは「外れてはいけない物」なので、緩む事で演奏に難が起こってきます。

    ビスやナットによる固定、接着による固定、圧着による固定にて一例を紹介します。

    ちなみにこれらは特殊工具や技術を除く内容であれば「増し締めする」だけで解決しますので参考下さいませ。

    緩む事でのトラブル例

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    ヘッドからボディに向けてトラブル一例です。

    ・ペグ・・・異音、チューニングの狂い、シャフトに負担。

    ・ナット・・・演奏中にナットが左右に動き弦の位置が変わる、酷い物は端の弦が指板から外れる。

    ・ジョイントビス・・・ネックが弦張力によりジョイント部から浮く(隙間ができる)。これにより弦高が高くなる。ネックにも異常負荷。

    ★ストラップピン・・・かなり多いトラブル。ネジ穴を広げユルユルになる原因。このまま使っているといつかビスが抜けてギターが落下する危険性。

    ・PUビス・・・エスカッション等の吊るすタイプだとザグリ内に落下しガタガタ動くので異音、弦から遠いので音が小さくなる、固定されていない状態なので動いた際に弦に近付いて急に音が大きくなるor弦に張り付いて音を止める。直付けの場合はスポンジが生きている場合は弦にぶつかって音が出なくなるパターン。
    エスカッションのみ緩んでいるとカタカタ動いて異音・PU高が変わり音量が変わる。

    ・ブリッジビス・・・直付けブリッジ等で1本程度なら問題無い。ですがアーム物は厳禁な部分。
    チューンOマチックやフロイドローズのスタッド等はブッシュが浮いて弦高が上がる。
    浮いた状態でアームを使うと弦の方向で動き穴を広げ更に抜け易くなる&チューニングが不安定になる。

    ・サドル・・・ストラト等の2本のイモネジで片方だけで支えている状態になっているともう片方には力が掛かっていないので振動で暴れて異音の原因。
    サドルに押さえつけるテンションが掛かり難いジャガーやジャズマスターは緩み易い事が多い。こちらは主に異音や弦がサドルから外れ易い。
    オクターブビスが緩めばオクターブがズレてしまう。

    ・ピックガード・・・あまり問題無い。ただし浮くレベルの緩みは異音の原因。

    ★ポット緩み・・・多いトラブル。気づかずノブを回しているとポットも回って断線する原因。

    ・ノブ緩み・・・穴が広がる等でノブだけ抜けていつか落として無くなる。回しても空回りしてボリュームやトーンが変わらない。鬱陶しいので最高のストレスになる。

    ★ジャック・・・多いトラブル。主に断線の原因。アンプからガリ。

    ・裏パネル・・・地味に服に引っ掛かる。

    ・電池・・・スナップがユルユルだと音が出なくなるので要交換。

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    いかがでしょうか?

    これらの多くは締め直す事で防ぐ事が可能です。

    結構緩みが原因で難が起こる事は多いトラブルですので、自分のギターの隅々までチェックしてみましょう。

    ありがとうございました。


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