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  • ベースプリアンプ製作実験
  • 2016/02/02
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    よくお客様から相談される内容に「ベース本体のプリアンプは何を選べば良いですか?」等、パッシヴからアクティヴに改造したいお客様から相談が多いです。正直好みの世界ですが、ナチュラルにやるならESPのcinnamon、アクティヴにやるならアギュラーOPB-3等が好きですね。

    それから「自分が理想としてるプリアンプも作れますか?」の話にもなったりします。結構悩んでる人の多くは「どんな音がするのか分からない」「パーツ代や取り付け代もそれなりにするので失敗したくない」との声が多く聞かれます。

    言われてみれば安くで良い内蔵プリアンプって無いかもしれない…作れないかな?と、知人のエフェクターが詳しい方に頼み「こんなのどう?」と設計図をたくさん貰いいろいろと作ってみました。

    それからいろいろなエフェクターを買ったり借りたりしては中を見て、EQのパーツ構成を研究したり。

    コンデンサや抵抗器をソケット化して作り、パーツを変えいろいろな値の組み合わせを試したり。

    その知人から言われたのも「エフェクターの値段は研究料。作ったら数千円の安い品物だけど、その設計に行き着くまでの研究と努力にお金を払うもの。」と言ってただけあって本当だなと実感です。自分もギターベースを作る&直す技術と知識はあってもエフェクターの回路を何もない状態から作る知識は持ってませんから今は既存の物のパーツを変えて自分なりにアレンジしていくやり方位しかできませんが、ベースの内蔵プリアンプはギタークラフトでベースを作る上にも関係ある部分なので、要所で数パターン作れる様に努力していきます。基盤もいろいろと見てるとパーツ構成に大きな変化がある訳ではない様で、仕様的にはコンデンサと抵抗器の組み合わせを上手い事使って作ってるみたいに思えます。言葉で説明は簡単ですが、やってみるとメチャクチャ難しく、特に抵抗器数個の値を変えただけでかなり音が変わるので、バランスを考えての組み合わせも意外に難しいです。1日で完成させるのは到底無理だなと改めて実感しました(汗)

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    それから早いもので約2ヶ月…。汗

    もう何十個作って試したのか、作業の間にいろいろと作っては試しを繰り返し、今回初めて形にしてみて実際に組んでみました。

    素直な音がするEMGのベースを使い、ポット等はエフェクター用で試作状態だったので交換して組み込み。

    さて音の方は…DSC_4620実際に組んで弾いてみると「やっぱりあの組み合わせが良かったかな?」や「もうちょいミドルの効きを伸ばしたい。ハイは効き過ぎだからもう少し押さえたい。」等、イメージが離れると言うよりは弾いてて新たにもっと良くできるんじゃない?と考えるばかりでそうそう簡単に成功とはいかなそうですね。

    また空いた時間使って研究します。

    しかし本当にエフェクターや内蔵プリアンプも中身を見てしまえば作れると思ってしまう様な作りですが、これを最初に設計できた人は本当に凄いなと思います。もしかしたら設計と言うよりは何度も実験して良い組み合わせを見つけていったのかもしれません。凄いの一言です。プリアンプ製作はまた振り出しですがめげずに頑張ります!


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