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  • 2015/07/02
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  • DSC_1705木材は貴重な資源です。

    永遠に取れる材はなく、何も考えず取り続けてしまえば木の成長と伐採の具合が全く合わなくなり、簡単に絶滅するかもしれません。

    木材は限りがある資源です。

    ギターは木材で作られますが、そんな貴重な資源を使って作られています。

     

    ギター業界で「高級木材」と言えば有名な代表としてブラジリアンローズウッドです。

    「いやいやキューバンマホガニーだろ」と言う人も居るかもしれませんが…ギターの事を知ってる人の中で一番有名な高級木材だろうと思い、今日のお話はブラジリアンローズウッドです。

     

    当時を生きていた訳ではありませんので、本等の資料やクラフトマンからの情報での話になってしまいますが60年~70年?代辺りではブラジリアンローズウッドは普通に使われていたごく普通の木材だった様です。安いギターにも使われる全く珍しくもない材だったそうな。今では考えられませんね。

    ある日、ブラジルから輸出規制がかかり、入手が難しくなってから価値が上がったのだそう。木材の価値は「稀少」により成り立つのかもしれません。

    そんな中、時が立ってブラジリアンローズウッドは絶滅するかもしれない所まできてしまいました。ついには「ワシントン条約」という輸出規制の法律により入手が物凄く難しくなってしまった木材になってしまいました。

     

    今あるブラジリアンローズウッドは規制前に残っていた物を取引し使っている様です。

    貴重な木材なので、価格も大きさを考えたら他の材との値打ち差も半端ないです…

     

    不思議とブラジリアンローズウッドが使われているギターベースは良い音がする印象があります。

    これは「ブラジリアンローズウッド指板だよ!」ってプラシーボ効果も含めなのか、多くのブラジリアンローズウッド指板のギターベースを試奏してるとハズレがなく、他のとは違う特別感を感じてしまいます。

    メーカー側も高価で名が知られた材を使って作るので、下手な物は出せない!とより力を入れて作っているのかもしれません。

    理屈より感覚を信じてますので、他と違う音響特性をブラジリアンローズウッドは持ってるのでしょうか。良い印象を感じてしまいます。

    こんな話をしていたら私もブラジリアンローズウッドで作りたくなってきます。個人で入手するのは数も少ないので選ぶ余裕がないのと一枚一枚が高価なのでなかなか手が出せる木材じゃないです。実物を触って確めてからじゃないと買いたくないので、ここは知り合いのクラフトマンの所へ売って下さい!と突撃した方が一番入手しやすいルートかもしれません(笑)

    音が良いから高額なのか、規制がかかり入手困難だからこそ高級ブランド材になって高額になったのか、それは名前の価値より実際に弾いて確めるしかありませんね。

    とりあえず入手から。そこからいきなり大変な訳ですけど…