月別アーカイブ: 2016年5月

    _20160526_111440
  • テレキャスター

  • 2016/05/26
  • Category:
  • _20160526_111440

    前回ストラトキャスターの記事から続きです。初心者の方が新しくギターを購入される手助けになれたらと記事を書いていきます。定番ギターの紹介として今回はテレキャスターです!

     

    テレキャスターとは

    Fender社の初めてのソリッドギターであるエスクワイヤーの流れから産まれたギターで、そう言った意味ではまだまだギター製作の改良できた点が残ったまま作られた無骨なギターとも言えます。3wayセレクターによるフロントPU・フロントPU+リアPU・リアPUの3ポジションのサウンドが使え、特徴的な事はメリハリが効いた明るい元気なサウンドでしょう、ストラトと同じ様にFender社の人気機種です。

     

    演奏面

    特にジャンルが限定される様なギターではありませんがストラトと同じ様に指板RがきついモデルやグリップシェイプがV等のモデルがありますので購入をお考えの方は手に馴染むかしっかりと試奏しましょう。

    サウンド面ではリアPUの枯れた元気なサウンドからフロントPUはキャラクターが異なり柔らかでパワーが弱い甘いサウンド。極端に変わるサウンドに違和感を感じるかもしれませんが、そこを「オイシイ」と捉えるかでテレキャスターの好みが別れるかと思います。この部分もしっかり試奏して確認してみましょう。

    また歴史を感じさせるのがボディ構造です。バックカット・エルボーカットが無く外周Rも面取り程度ですので演奏面でストラト等を弾いてた人には当たって痛い等の違和感を感じる人が多いと思いますが、これはもうこの形状ですので馴れるしかありません(汗)

    _20160526_184925

    そしてトラブルになるブリッジ。通常の3点サドルではオクターブが正確に合わせられない点があります。構造上、サドル1つに2本の弦が乗ってますので片方のオクターブがズレてしまいます。

    将来的に外れる恐れがあるジャック。ジャックは内部に金属板を曲げて穴の内部に引っ掛かけ、そこにジャックを固定する構造です。なので使っていると経年劣化で板が曲がって外れるか引っ掛かってる木部がぐずぐずになって外れるかのトラブルが起こり得る作りです。

     

    オススメ改造

    ・6点サドルブリッジ、Mastery Bridgeに交換する。

    _20160526_185000

    63917通常の3点ではオクターブは正確に合わせられない為、ストラトの様な6点サドルが使えるブリッジか斜めに傾いたMasteryに交換がオススメです!正確にオクターブチューニングが可能になります。

     

    ・ビス止め式のジャックソケットに交換する。

    _20160526_121819

    安心を買う、との意味合いでもビス止めしてしまえばソケットが外れる心配が無くなりますのでオススメです!大事な時に取れたりしない為に今の内に交換しましょう…。

     

    ・思い切ってバックカット・エルボーカットを付けちゃう。

    もはやテレキャスターでは無くなってしまうのですが、演奏面でバックカットやエルボーカットが無いのは気になる人も多いのも事実。デザインが変わる事に抵抗が無ければ加工するのもオススメです。

     

    ・フロントPUの音が気に入らない場合は変えちゃうのも手。

    _20160526_184941テレキャスター独自のフロントPUの音が気に入らなければ交換もできます。またピックガードやザグリを加工する事でストラトの様なシングルコイルPUやレスポールの様なハムバッカーにも交換する事ができます。

     

    終わりに

    まるで欠点だらけ…と読んで思ってしまった人はちょっと待って下さい(汗)難点はあるものの、使ってるプロミュージシャンが多いのは何故でしょうか。それはテレキャスターにしか出せない音がするからです。一昔まではMastery等のパーツが無かったので、オクターブが狂ってる弦はチョーキングしながら押さえたり等の大変な弾き方をしていたそうです。そこまでして使う訳ですから、テレキャスターのサウンドは他のギターには出せない魅力があります。自分もデザインはあまり好きにはなれませんがサウンド面は大好きなギターです♪

    長々読んで頂きありがとうございました♪次もお楽しみに!

     


    DSC_0439
  • Edwards E-S-100PR SUGIZO prince 調整

  • 2016/05/26
  • Category:
  • DSC_0438 DSC_0439EdwardsのSUGIZOprinceの調整です。世代なだけにテンションが上がりますね!

    裏蓋にはSUGIZO氏本人のサインがあり貴重なギターです。後はパーツ等も本人モデルと同じ仕様に交換すればこれであなたもSUGIZOになれるっ!!!笑

    ありがとうございました♪

     


    DSC_0462
  • レコーディング用ベース調整

  • 2016/05/25
  • Category:
  • DSC_0462ex.NEUのヒィロさんから工房地下のレコーディングスタジオCPRさんにてレコーディングで使うベースを借りたいとの事でレンタル機材の琴音を調整しお渡ししました。

    CPRスタジオでレコーディングの際は事前に連絡頂ければ当店オリジナルギター・ベースが弦代金のみでレンタルしレコーディングにお使い頂けます。弦を交換し調整した上でお渡し致します。ダウンチューニング用ギター・ベースも用意していますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

    メジャーバンドをされてただけありあまりに早くレコーディングを録り終えた事からびっくりしました。これがプロミュージシャンかと改めて実感しました。

    DSC_0461

    工房の壁にサインを頂きました♪ありがとうございます!NEUはピンクマーブルを聴いてから好きになったバンドでライヴが楽しかったのです。既に解散してはいますがメンバーそれぞれの活動に期待しています。

    ありがとうございました♪また宜しくお願いします!


    DSC_0431
  • FenderUSA 5弦Precision BASS ポット交換

  • 2016/05/25
  • Category:
  • DSC_0426

    FenderUSA 5弦プレシジョンべースのポット交換でした。前オーナーがPU増設され配線も改造した様子です。今回はボリュームとトーンの交換です。2軸ポットで2Vo2Toの回路になっておりコンデンサは472が付いていてトーンの効きがあまり良くありません。もしかしたらザグリが狭く入らないのでこの様なパーツセレクトにしたのでしょうか、相談により通常のジャズベースの様な配線にし2vo1toへ、ポットを交換するついでに配線材の交換もするのでハンダの付け直しができ、コンデンサは473で組み込む事になりました。

    2軸ポットがフロント・リヤのボリュームになっております。 DSC_0431完成しました。

    音質も激変しますね。明るく抜けが良い音質になりました。ハンダ付けがあまりに良くなかったので劣化した音が出ていたのでしょう。かなりサウンドが変わりました。5弦のプレシジョンベースも使ってる人があまり居ないので希少ですね。フラットワウンド弦を使ってますがトーン10でも抜けが良く、トーンを絞っていくとウッドベース的な音質に近くなっていくのでお客様に気に入ってもらい嬉しいです。

    ありがとうございました♪


    DSC_0455
  • ハンドクラフトギターフェス 2016年5月21日

  • 2016/05/24
  • Category:
  • 5月と言えば毎年錦糸町で行われるハンドクラフトギターフェスがあり、一般客で参加してきました。

    このイベント自体は小規模ですが全国各地からギター工房の出展があり、我々クラフトマンの仲間達が集まる場でもあります。普段は遠くて行けない仲間や忙しくて話があまりできない仲間等もこの機会にまとめて集まるイベントです。実際にクラフトマンに対面しお話ができる場ですので、将来クラフトマンを目指してる人は必ず来ていたりしますね。

    DSC_0451ギタークリエーションさんのブース。同じ教室で学んだ同期ですね。4年振り位の再会でした。ギターも2本とも試奏しました。

    DSC_0452Mac guitarさんブース。偉大な先輩です。今回は役立つ情報も頂き感謝致します。材譲って下さい(笑)DSC_0456 guitar houseNAOさんのブース。宮城県からの出展です。初対面でしたが学校違いの先輩だった事もあり気軽にお話しをしてくれて嬉しかったです。DSC_0457 同じく宮城県からcotanさんブース。こちらも初対面ですが同じく学校違いの先輩だった事でお話させて頂きました。DSC_0458今回一番マニアックな話をしたヴォイジャーギターさんのブース。アコースティックギター製作にここまでマニアックな話が聞けたのは初めてです。生楽器だからこそ、そうした裏付けがサウンド面にも出てきそうですね。

    またプライベートで来ていたvita guitarさんともお話ができ良かったです。GLAYのHISASHIさんにギターを作るエピソードが面白いです(笑)

    工房だけでなくダイワマークさん、アイチ木材さん等の業者さん達とも交流し、ESPの先生方達とゆっくり話かできたのも初めてかもしれません。とても良い機会でした。

    話ばかりしていたらあっという間に時間は過ぎ終了。ギター全く弾いてません(笑)皆様お疲れ様でした。こうした関係者交流の場は貴重ですので有り難い事です。皆様ありがとうございました!


    DSC_0422
  • PRS custom24 ナット溝修正・調整

  • 2016/05/24
  • Category:
  • DSC_0422ex-DOPESのカイさんからPRS custom24のナット溝修正&調整です。

    4弦のナット溝が磨り減り音が詰まり気味になっている状態です。急な来店だった為、次のお客様が来店される時間までに直せる範囲として溝を埋めて切り直し、調整し仕上げました。

    PRSは常に高品質をキープしてる良いメーカーで、リペアに持ち込まれるPRSは皆音が良い物ばかり。しかし今回はいつものPRSより更に良い音がする個体にテンションが上がりました。PRSは良い材を大量にストックしてると話は聞きますが、スタンダードモデルにもちゃんと行き届いてるんだなぁと実感しますね。アタリしか売ってないメーカーから更なるアタリがある、使ってる人が多いのも納得です。PRSは良いですよ。

    ありがとうございました♪


    ST_2
  • ストラトキャスター

  • 2016/05/23
  • Category:
  • ST_2

    毎回マニアックなリペアブログですがお客様が増えてくるとギターを始めたばかりのお客様も多く、最初は1~2万円程度のギターから始め、2本目からちゃんとしたギターが欲しいが何を選んだら良い?と相談を受ける事も珍しくありません。勿論良いギターとは状態もそうですがお客様の求めるサウンドが出せるか?が重要になっていきます。今回はそんなギター選びに役立てたらと代表的なストラトキャスターを初心者にも分かり易く(前半は…)紹介です!

     

    ストラトキャスターの魅力

    _20160523_095801

    ストラトキャスター(以下ストラト)はFender社から発売され、それから半世紀近くになりましたが数多くの名プレイヤーに愛用されました。Gibsonのレスポールと同等にエレキギターの代表的な存在です。プロのギタリストの方も必ずと言ってもストラトかレスポールを所持した事があると言って良い位メジャーなギターです。ストラトを手に入れるきっかけはやはりジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーン等のカリスマ性溢れるアーティストの愛用ギターという位置付けもあります。有名アーティストを書いていくと人数が多く大変ですが他にも多数のカリスマ的アーティストに使われております。

     

    ストラトキャスターの弾き心地

    ネック本来は指板のR(弦を押さえる所の曲がりの大きさ)が大きいモデルで人の手の握りに馴染み易くコード弾きが押さえ易いと利点はあります。ただしメーカーにより同じストラトでも指板Rが異なって作られる場合もありますが、表記では数字が大きくなるとRが平らに近くなっていきます。ややこしい表記ですので「指板Rが大きい」とは表記の数字が大きいの意味なのか曲がりの大きさなのか言ってる意味が食い違いになり易いので、Rが自分に馴染むかは試奏で実際に弾いて確認しましょう。またネックグリップの形状が「V」の様な形になった物もありますので、かなり弾き心地に好みが出ます。しっかり試奏しましょう。

     

    ストラトキャスターの電装系

    _20160523_103400

    特徴的なシングルコイルピックアップが3つ付いているモデルがスタンダードで、他にもリアPUがハムバッカーになっているのもあります。単純にギター単体で3つの音色が使えるのですが、ハーフトーンと言うフロント+センターやセンター+リアのサウンドもあり5種類の音色位置が選んで使えます。

    ストラトはボリュームポットが近く、手に当たり使い難いと言われる方も多いですが、演奏中にボリュームを変えたりする演奏法にはやり易いでしょう。またリアにはトーンが配線されていない為、リアPUはフロントやセンターに比べて細く歯切れの良いサウンドです。人によって好みが別れる部分でリアだけPU交換される人も多いです。ただし最近はセンタートーンにまとめてリアも繋いでリアもトーンが効くモデルも多くなりました。このモデルはリアの音色が細くならずフロント・センターとの音色バランスが取り易いのでオススメです。普通のストラトでもリアをセンターと一緒にトーンを効く様にしたり、リアに効くトーンを効かなくする方法も改造で可能です。

     

    トレモロアームブリッジ

    _20160523_102604

    ストラト最大の難所、と言って良いかもしれないブリッジ。シンクロナイズドトレモロと言われるブリッジには調整が難しく、具体的にアームを使うとチューニングが狂う点が上げられます。ただしこれは正確な調整またはリペアにて改善できる部分であり、チューニングが狂うから嫌だ!と考えて使わないのは勿体無い事です。具体的にアームを使って狂わない調整は弦に関わる全ての部分が影響しており、ペグ・ナット・弦・ブリッジ・スプリングが影響します。

    ペグの巻き数、特に4~6弦の巻弦は多いとアーム使用時に撓んで引っ掛かりを起こしチューニングを狂わせたりします。ナット溝が狭いと引っ掛かって狂ったり、弦は安価な物はすぐに伸びてチューニングが安定しなかったりしますのでアーム調整時は弦選びに注意です。ブリッジが正しく付いておらず本体を止めてるビスが動きを妨げ引っ掛かっている場合やスプリング自体がアームを使うと元の位置に戻らない等の症状があります。難ヵ所が一つでもあるとアーム使用時にチューニングが狂いますのでご注意下さい。

     

    ココがオススメ改造

    ストラトには以上の点からオススメ改造があります。

    ペグDV020_Jpg_Jumbo_361011.229_satin_chrome

    ペグにはアーム使用時に狂いを無くす為に巻き数0を実現できるシュパーゼル・マグナムロックペグがオススメです。弦交換も非常に楽になります。

    ナット溝切り

    DSC_0361ナットが狭くチューニングが狂う点が一番多いトラブルです。チェックしてみて下さい。

    スプリング交換

    images-1アームを使う上で滑らかな動きやサウンドにも影響する部分です。ESPやlaw vintage等の良いスプリングに交換がオススメです。こちらも消耗品ですので長年交換してない場合はチェックしてみましょう。

    アームベタ付け

    最初からアームを使わないセッティングにするのも可能です。スプリングのビスを締め込み、チューニングをしてもブリッジが浮かない様にするだけです。弦高やオクターブ調整が再度必要です。

     

    その他細かくありますが、ご自分で交換できるパーツを交換して使ってみる事はオススメです。

    さいごにDSC_0363

    ストラトは安定して使える状態にするにはリペアを行う必要があるかもしれないギターではありますが、数多くのプロミュージシャンを魅了したその音色は頑張ってでも使いこなしたいギターです。レスポールとの代表的なギターになる理由を感じ取ってみて下さい。音色的にもパワーが弱くプレイヤーの誤魔化しが効かないギターですが、腕が良いプレイヤーから放たれる音色には他のギターには無いストラトだけの美味しい音色を感じ取れる事でしょう。

    長々な記事でしたが読んで頂きありがとうございました!お客様の参考になれば幸いです。


    DSC_0432
  • BUNNY レスポールモデル 調整

  • 2016/05/23
  • Category:
  • DSC_0432BUNNYのレスポールモデルの調整です。

    リサイクルショップで購入したとの事ですが状態も良く難がなかった事から良い状態に仕上げる事ができました。BUNNYのレスポールはギターを始めてから2本目に買ったギターで、当時使ってるのも長かった事から思い出があるギターです。

    ありがとうございました♪

     


    DSC_0436
  • Fender CD-60CE ナット溝調整&フレットすり合わせ

  • 2016/05/22
  • Category:
  • DSC_0413 DSC_0415

    FenderのCD-60CE、エレクトリックアコースティックギターのナット溝調整&フレットすり合わせになります。ナット高が高く弾き難い状態・フレットが磨り減りが許容範囲を超え、減った所はビビり詰まりが出ています。DSC_0434

    実際に目視で分かる様な減り・手で触って分かる様な減りならフレットはかなり良くない状態です。またネックにかなりのウネリがあり、すり合わせで整えました。DSC_0435

    完成です!DSC_0436ナット溝を仕上げ、完了です。ウネリや減りを削り整える事でフレットの高さが減る事で弦高がやや上がってしまうのですが、フレット状態が良くなった事でネック反りも良い状態に調整できるのでリペア前より弾き易くなりお客様にも感じて頂きました。アコースティックギターはエレキギターと違い生の楽器です。ですので音に影響が強いナットやフレットは状態が出る音にかなり影響します。綺麗に響く音色には自分も聴いてて気持ち良かったです。良い音がするアコースティックギターは聴く人を幸せにしますね。

    ありがとうございました♪


    DSC_0425
  • MOGAMI 3368 シールドケーブル製作

  • 2016/05/21
  • Category:
  • DSC_0420

    モガミのオススメケーブル「3368」の製作依頼です。

    モガミは値段もお手ごろなのに高品質な良いケーブルメーカーです。特に3368はフラットでワイドレンジ、ケーブルの味付けがないサウンドはかなり好みですね。楽器のそのままの音が出ます。

    作りも音もEX-Proに似ており、コストを考えたら非常に優秀なケーブルです。DSC_0421

    プラグには定番のスイッチクラフトです。自分もスイッチクラフトを愛用していて、工房で使っているケーブルはEx-Proにスイッチクラフトで製作したケーブルを使っています。DSC_0424

    完成しました。

    これでライヴに間に合いましたので万全ですね。

    ありがとうございました♪