• dsc_1543
  • Bunny SGベース 指板調整&ナット溝調整
  • 2016/09/28
  • Category:
  • dsc_1543 お世話になっておりますZABADAKベースの吉田さんからBunnyのSGベースの指板調整です。吉良知彦さんが亡くなったばかりですが、お悔やみを申し上げます。

    吉田さんもベース改造が好き過ぎていろんな改造を自分でするのですが、フレットレスにご自分で改造しその後は楽器屋の方で指板調整をしてもらったとの事ですがその時から状態もあまり良くなかったとの事で4弦ローフレットでは音がビビリ詰まりが出る状態です。チェックしてみると円錐の精度があまり良くなく、4弦の方は円柱指板に近い状態ですね。フレットレスにする場合、大体の物は円柱指板ですのでフレットを抜いた後に円錐指板に作り変える必要があります。フレットレスは「フレットを抜けばOK!」という単純な物ではないのです。dsc_1541多く削ってしまわない様に、最低限の削りで済む様に大変ですが何度も確認しながら修正していきます。

    今回は相談にて問題が出ている4弦側だけ指板調整し音詰まりを直す事となりました。問題が起こる原因としてはネックのストレートは信用が出来ない事です。すり合わせ等の修正は結局の所「弦が張ってない状態で」の事なので、当店が行ってるすり合わせ方法の様にすり合わせてみて実際に弦を張ってロッドも調整し、実際に調整した時の状態も確認する必要があります。今回の場合だと調整を詰めていくとネックが柔らかい事もあって弦を張ると大きく反りますしロッドを効かせるとかなりストレートのラインが変わってきます。その辺りの確認で4弦ラインの仕上げ状態が甘かったものかと思われます。dsc_1543音詰まりが酷く大きな修正が必要な状態だった事もあり4弦ラインはかなり削る事になりましたが、修正後は音詰まりも無くなりかなりの弦高低めを好む吉田さんセッティングにもバッチリ対応できる状態に仕上げる事ができました。

    フレットレスもいろんな志向があるとは思いますが、自分の中でフレットレスはどれだけアコースティック感を再現できるか?が重要だと思っています。バルトリーニはその辺りに向いてるPUかもしれませんね。柔らかく暖かいあのアコースティック感は通常のエレキベースをフレットレス化しただけでは再現は難しいでしょう。このベースもかなり考えられてパーツもセレクトされており吉田さんのセンスが光ります。かなり良い音がするベースです。ジャス等のライブハウスで聴こえる様な「あの音」を出してくれるベースですね。

    ありがとうございました♪