カテゴリー別アーカイブ: エピソード

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  • テレキャスターのPU交換の注意点

  • 2017/12/02
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  • DSC_0043手軽にできる改造としてPU交換が上げられますね。音を拾う元となるパーツで、こちらを交換する事で音質に変化を与える事ができます。ハイパワーなモデルや中域が硬いモデル等、クセが強いサウンドのPUもあり好みが大きく分かれる所です。評判に捕らわれず実際に使ってみて音を確認した方が良いですね。こうして多くのPU交換を行っていると評判は良くない事が多く書かれているのに実際は音が良かったり、評判が良く書かれている割にはそうでもなかったりと感じる事も多くあります。付けるギターやそのセッティングも皆違いますからレビュー等は参考程度ですね。

    そんな中、今回はテレキャスターのPU交換の注意点です。ストラト等に使われる普通のシングルPUと違う仕様からトラブルが発生し易い構造です。その仕様というのもテレキャスターのフロントPUのカバーはアースにハンダ付けされており、リアPUは裏のプレートがアースにハンダ付けされています。何が問題になるかと言うとPU交換時に位相がどうなっているのか?が問題です。

    IMG_20171114_124414719PUの位相は製造時にメーカーがそれぞれ定めていると思いますが、正位相でアースにプレートからハンダ付けされている物もあれば逆位相でホットにアースがハンダ付けされている物もあります。テレキャスターで片方だけPU交換をする場合、元から付いている片方のPUの位相が異なる場合には正位相で仕上げるか?逆位相で仕上げるか?によってどちらかのPU本体に付いているアースを付け替える必要が出てきます。

    これらを行わないで片方の位相が違う場合は普通に配線するとミックス時にフェイズアウト(ミックスポジションだけ音が小さい)してしまいます。と言って単純に位相を揃えるとして片方のPUの配線を逆にして繋げるとPU本体でカバー・プレートがアースに配線されているのでホット側にPUからのアースが入って来る事になります。フロントPUの場合はカバーに弦が当たるとブリッジアースを経由して音がショートし消える・リアだと弦アースが取れないのでノイジーになります。

    通常のシングルPUなら逆に繋ぐ事になった所でホットが黒の配線になったりアース線が白になったりする程度なので問題ないのですが、テレキャスターPUに関してはメーカーが「このPUは正位相です。このPUは逆位相です。」と記載があればテレキャスターのPU交換時に自分のギターの位相を確認して選ぶ事ができればこうしたトラブルは起こらないのですが、テレキャスターPUはこの様な仕様ですので、片方だけPU交換する場合に位相が合わなくなる場合はアース部を付け直す作業が発生する事がございます。テレキャスターのPU交換を考えている方は他のギターよりそうした作業が必要になる場合があると覚えておくといいでしょう。

     


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  • 出音・音作りのアンプは大丈夫ですか?

  • 2017/10/23
  • Category:
  • お客様からお悩みでも多いのが「音作りが上手くいかない。」と相談される事はとても多いです。いえ、悩むのが当たり前かもしれません。実は音作りはプロでも悩んでいる事です。会場により音質が毎回同じ様に出てくる事は殆どありません。その場の特性(この会場は○○の帯域が出易い等)を見極め、いつも出している音にEQ等で調整し音を作る必要が毎回必要になっていきます。

    頑張るしかありません!という内容だとここで文章が終わってしまうので、ちょっとリペアマン的な目線と言うかちょっとマニアックな視点で今回は自分の音作りに役立てたらと思います。

     

    1.音の基準はどのアンプになっているか?DSC_4412

    ご存知の様にアンプは沢山の種類があります。ギターですとジャズコーラスかマーシャルがスタジオやライヴハウスに置いてある事が多いですね。同じEQフラット・クリーンでも音が違うのは聴いて分かると思います。大まかにアンプが違うと音が変わるので「自分はどのアンプを使って音を出したいか?」はまず最初の入り口です。

    アンプが決まり、音作りのセッティング。そしてバンドで音出し。これでOK!と出したい音が決まり誰しもが経験する事ですが別のスタジオで同じセッティングを再現して音を出してみると「あれれ・・・。以前の音と全然違うぞ・・・。」と経験した人はとても多いと思います。これらは単純に部屋の防音加減や広さ等により聴こえ方も変わるのですが機材に問題がある理由も考えられます。

     

    2.本当にこのアンプは信用して大丈夫?

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    見出しタイトルの通りなのですが、今音を出しているアンプを信じられますか?と言う話です。同じアンプでも使用頻度により状態がそれぞれ違うからです。例えば24時間営業のスタジオ・ライヴハウス等で整備の頻度が少ない場合、殆ど1日中鳴らしっぱなしな状況が多いので多くの原因としてスピーカーが消耗している例が多いです。音が出てくる一番重要な部分ですのでこれらが消耗すると作った音も正しく出てきません。高域が出なくてこもった音になったり音圧が弱くなったりと良い事はありません。使用頻度が高い程、交換する事も多くなってくるパーツになります。真空管アンプですと中の真空管も消耗品ですので、定期的に真空管を交換し調整し直す必要が出てきます。

    アンプのヘッドを持ち込んで音を出す方も多いと思いますが、以上の理由から常時置いてあるスピーカーの消耗が大きいとせっかく作った音が再現されず無駄な労力になる事もあります。難しい話ですがヘッドを持ち込むよりスピーカー部分のキャビネットを持ち込んだ方が音質向上の効果が高い場合もあります。音が出る大元になるのがアンプですから、アンプのコンディションにより音作りした事が無駄になる事も少なくありません。逆の例では消耗してるアンプで音作りをしている場合だと状態が良いアンプを使った時にかなり大きなギャップが起きます。

    もはや定番となってきているケンパーやフラクタルもこれら会場側のアンプ状態をスルーする意味でもかなり役立ちます。わざわざ消耗しているアンプを使って中音を出すよりはラインで出して返してもらう方が本来の音質が素直に出易い状況になるのでアンプで音が変わるギャップに悩まされる事も軽減されます。

     

    3.アイテムを使ってみる。

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    ベースに多いと思いますが、会場によって低音が回り易い場合があります。その理由で低域をカットしてしまうと音がスカスカに聴こえるが、必要な低音だけを出してるつもりがかなりボーボーうるさく鳴って上手く音が作れないのはかなり手を焼きますね。自分のオススメアイテムはドラム等で使われるレゾリングです。アンプの振動等が会場と共振してやたら低音がうるさく鳴って音にも悪影響が出てると感じる場合に試して頂きたいアイテムです。余計な共振を押さえタイトな出音になりますので、たった数百円×4で大きな効果を産む場合もあります。まずは使ってお試し下さいませ。

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    4.持ち込みアンプ

    最終手段は持ち込みアンプです。必ず会場のアンプを使わないといけない決まりはありません。アンプ状態がはっきりとしない為、毎回音が変わって音作りの修正でリハーサル時間もまともにできない状況に陥る位なら自分のアンプを上下セットで持ち込むのも手です。しかしイベントにより出演バンドが多いと「機材は最小限で。」と条件が付く場合もあり持ち込みは確認する必要もあります。真空管のコンボアンプでもトランジスタより音量は大きいので40~60Wでも十分な音量が出せたりします。自分の機材を持ち込めば影響が出てくるのは会場の影響位になり、その場で遭遇する音質トラブルの原因を減らせられます。

     

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?音作りの悩み相談は本音を言うと「自分の責任に思わない方が良い。」と言える状況も多くあります。消耗が大きいアンプを使って良い音を出せ!なんて無理がある話です。もちろんそれらの条件も含めて良いサウンドをプロの方達は同じ条件で作っている訳なので、それらを自分でコントロールできる事が本当のプロかもしれません。1つ言える事としてはギター本体・エフェクターの組み合わせに非常に拘りがある方は多いと思いますが自分のアンプは持っていない方が多い様に思います。もちろん住宅の事情で鳴らせられないから自分のアンプは持つ必要がないと思いますが、音作りはギター本体・エフェクター・アンプの3点セットと考えていて今回の記事でもありますが音が出てくる大元ですのでかなり重要視した方が良い部分です。特に東京等の大都市は騒音問題が大変なので環境によりこの状況になっているのかもしれませんが自分のアンプを持てて会場に持ち込める環境が確保できている状態でしたら相当音作りの悩みを和らぐ事と思います。

    長々と読んで頂きありがとうございました♪

     

     


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    エリクサー弦エレキギター用
  • 弦のおすすめ

  • 2017/10/02
  • Category:
  • 皆様は弦に拘りはありますでしょうか?弦を選ぶ際は使ってみて自分が良いと思う弦を使う事が一番良い選択方法です。メーカーで選んだり、その中から好みの太さを見つけていく流れです。メーカーによっては同じ太さでも触ってる感触や張りの強さが違って感じる事もありますので、実際に使って確認するのが確実です。

    現在のギターは製造時にライトゲージ10-46・エクストラライトゲージ09-42に合わせてナット溝が切られている事が多く、49以上のミディアムゲージからはナット溝に弦が入らない場合が出てきて溝を広げる必要が出てきます。現在はライトゲージが主流ですがそれが当たり前という決まりはありません。また現代音楽はチューニングを下げる曲が多く出てきており、7弦ギター等を使わない場合はドロップチューニングに対応させる場合に太い弦の使用が必須になってきます。レギュラー&ドロップチューニングも両方できるギターはネックの反り等も変わるので使うチューニングの専用で調整した方が結果的に良い状態として仕上がりますが、10-52程度のゲージだとレギュラーチューニングにも張りが強すぎない程度で使え、ある程度のドロップチューニングにも対応できる太さがあり1本のギターで複数のチューニングに調整し直して使っていく場合にはオススメしたいゲージです。

    今回は弦選びに困っている方や、あまり知らない方へ参考になれば幸いの記事です。

    ダダリオ

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    もはや定番弦のダダリオです。癖無く出る音質は定番弦の中で一番良いと思っています。この弦さえ張っていればまず失敗はしないでしょう。ギタリストなら殆どの方がダダリオの良さを知ってると思うので今更こんな情報を教えられても何も得が・・・と思うかもしれませんがこれだけ大人数をリペアしてきてパッケージを開けた際に錆びているのを一度も見た事がない弦としても自分の中で高信頼の弦です。結構他メーカー製の弦は開けたら錆びている等を見る機会も多く、これらの理由からお客様用に当店で扱っている弦はこのダダリオのみになります。弦の太さもかなり多く種類があり、細かい好みのゲージも多く用意されているので選び易いでしょう。

    SIT

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    自分用のギターに使う事が多いSITです。お客様に聞いても知ってる人があまり居ない様でダダリオやアーニーボールと比べたらあまり知られてない様ですね。ダダリオと比べるとパワー感を感じる音質でフラットな感じには聞こえませんがチューニングが狂い難い事に特化されている弦で特にアーム使用のギターにはオススメです。ギターの様に複数の弦を押さえて弾く楽器は弦1本1本のチューニング精度がコードを綺麗に響かせる秘訣となる為、チューニングが安定する事がとても大事になってきます。使った事がない方でアームを使うギタリストにはぜひオススメしたい弦です。

    エリクサー

    エリクサー弦エレキギター用

    手汗に自信がある人にコーティング弦は必需品です。あまりに手汗が凄い人はむしろコーティング弦を使わないと1日で弦を駄目にして交換頻度がかなり増えて出費が増えてしまったり、レコーディングやワンマン等で長時間使用する場面では「最初の音と今現在の音が違う。」といった現象も出てきます。コーティング無しの弦では特に巻き弦の隙間に手汗が入り込んでいき音質の劣化も早い為、これらの交換頻度も考えたらエリクサー等のコーティング弦は非常に安くコスパが良いと言えます。コーティング弦は使ってないけど弦はあまり変えないという方にも音質の劣化が少なく長持ちするエリクサーを使用した方が良いでしょう。

    「エリクサーは普通の弦と手触りや音質が違う。」と感じて使わない理由の方にはアコースティックサイエンス等のコーティング弦がオススメです。「手触りも音質も普通の弦、だけどコーティング弦。」と言った音質なのでぜひチェックしてみて下さい。

    激安弦

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    消耗品である弦の出費を少しでも抑えたいとして、激安弦の中ではAshton製の弦が良い印象があります。最近では楽器屋でも全然見なくなった弦ですが、200~300円で販売されてる激安弦の中では良い品質に思いました。昔は「何でも良いから安い弦で。」とお客様から頼まれたらこちらの弦を張ってましたが、楽器屋で入手ができなくなってからは使わなくなった弦です。激安弦は3パックで600円程度とダダリオ等の1パック料金で3パック分が購入できる点は素晴らしいですがチューニングの安定性やオクターブ調整で変な位置になったりと通常の弦と異なる所もある為、あくまで練習用であり本番で使えるとは思わない方が良いでしょう。

     


     

    いかがでしたでしょうか?偏った内容ではございますが使用する弦に決まりはありません。評判等は気にせず使ってみて、自分にしっくりくる弦を選んで使っていきましょう。多くの方に悩みを聞かれる事は「弦の張りが弱いから強くしたい。」と相談を受ける事がありますが、それらは今のゲージより1段太くしてみる等を試してみると解決する場合も多くあります。上記でもありますがライトゲージが当たり前として固定概念に捕らわれない方が良いです。またいつも使ってる弦メーカーをリペア時にダダリオにした際にゲージは同じだけどこちらの方が良いとしてダダリオを気に入った方も多く居ます。人それぞれ感じるニュアンスは異なるはずですのでいろいろな弦を試す事をオススメ致します。

    読んで頂きましてありがとうございました♪

     


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  • 電源部ノイズ対策 その1

  • 2017/08/30
  • Category:
  • 普段からお世話になっておりますプロからアマまで幅広いお客様にご利用頂いて嬉しい限りです。

    共通して多くのプレイヤーの悩みになっている「ノイズ」問題です。ギター本体・エフェクターに原因があったり、自分の機材以外で問題が出ており対策不可能となる場合もあります。建物関係では使ってる家電機器にノイズが出る機器があったり、ライヴハウスの照明が近過ぎてノイズを拾っているパターン等もあります。

    日本の電気はコンセントを見ると分かりますが2端子が基本です。アンプ等の機材を持ってる人は疑問に思った事があると思いますが海外メーカーのアンプは3端子になっていて直接壁のコンセントに指す事ができません。電気はプラスマイナスがありますが、海外では電気が流れる回路とは別にアースを取って3端子になっています。日本ではアース部をマイナスに流れる様になっており、回路は交流なので発生したノイズがそのまま戻ってくる事になるのでノイズを捨てさる所が無い事からノイズに悩まされるのは当然、とオーディオ関連ではこの様な考え方の様です。

    以前も幕張メッセで行われたオーディオセミナーに参加した際に言われた事は、こうしたノイズ対策自体が行われていないのは日本だけの様です。ホット・コールド・グラウンドの構造が当たり前になっていないのは日本だけの様で、ノイズが多くて当然の国なので機器にはある程度はその対策回路が組まれているが最低限のレベルでしかない、と話されていました。

    エフェクターでも最近出て来ている大きめのパワーサプライ等には安定化回路+レギュレータ+チョークコイル+コンデンサ等で1端子毎に独立型にしているのも多くなっており、独立した回路だとノイズが出易いエフェクターを使っていても別の回路にノイズが乗ってこない仕組みになります。

    ノイズの悩み相談からギター以外の分野も勉強するきっかけとなり、今回はギター本体のノイズ対策以外にも役立てるかもしれないノイズ対策方法を調べて出てきた内容を試していく事にしました。

     

    1.フェライトコア

    DSC_4407まずはお手軽にできる事から試したいと思います。

    フェライトコアというパーツで、PCのケーブル等に使われているのを見た事があると思います。ケーブルに乗ってくる高周波ノイズを打ち消すとの事です。これらはギター関係のケーブル類に付いていない事から疑問が出ました。ハイインピーダンスであるパッシブギターには有利かもしれないと思い試す事に。

    効果があるからこの様なパーツが販売されているのでは?楽器関係には不要だから使われないのでは?と試す価値がありそうです。数百円で様々な径のフェライトコイルが販売されていますのでお手軽に試せる商品です。

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    実際に使ってみました。固定する部分があるのでケーブルを固定するのにも便利ですね。正直シールドケーブルに使った感じでは効果は実感できず。電源ケーブルにも試したかったですが使っている電源ケーブルがTUNAMI V2やHigh End Hose3.5なので太すぎて入らないので試せず。工房内での音量だから分からないのか、シングルコイルPUの「ジー」というノイズが減る等を期待したのですが取り付けて変わった変化は体感できず。スタジオの大音量の環境・電源周りで試したい所ですね。

     

    2.コンデンサプラグDSC_4410分かりやすい様に仮組みしただけですので絶縁処理をして使わないとこのままの使用は感電等も考えられ危険ですのでご注意下さい。電源周りに入ってくるノイズをコンデンサが吸収するという原理でエアコンや冷蔵庫付近、ノイズ源家電のコンセントに指しておくとノイズ吸収に効果的との事です。コンデンサの値が高い程に効果が高い様ですが機器によって放電で影響が出る可能性があるとの事なので4.7uF位までが推奨の様です。部屋によっては何個か指すと良いそうで、単純構造なのでこちらも数百円のパーツ代で行えますのでお気軽に試す事ができます。工房のエアコンは200Vなので100Vラインと電源ラインが別だからか特に使ってみて効果は体感できず。特にエアコン動作中にノイズがする等のトラブルも無いので効果は分からず。恐らくオーディオやレコーディング等でエアコンを付けると音が変わる・ノイズが増えると実感している環境の方には効果がある対策方法かもしれません。

     

    3.チョークコイルDSC_4377

    こちらは大きめの家電機器、マルチエフェクター等を空けると電源周りに付いているのを見た事がある人も多いと思います。電気が磁束の中を通過する事で高周波ノイズを打ち消すパーツです。

    DSC_4378チョークコイル+コンデンサを組み合わせた回路を手持ちのタップに組んでみて試す事に。こちらは組み込み後の効果が大きくびっくりしました。ノイズがどうとか言う事よりも音質その物がハッキリとして音量がUPした様にも聴こえるのでこれだけのパーツだけで音が変わる事に驚きの効果でした。こちらも数百円のパーツ代でできるオススメ対策ですが機器の大きさによって組み込みが難しかったり使用アンペアに余裕があっても耐圧ギリギリまで電力を使う様な場所での使用はオススメできない様で、自分の環境は省電力な部分での使用に留めて使っております。ギターアンプ等での使用よりオーディオスピーカーで使った時の効果が大きく感じました。オススメです!

     

    4.整流用ダイオードDSC_4411 電源回路に交流を直流に変換する回路を組む手段として使われます。その際はブリッジダイオードを使った方が早いですね。DSC_4412ブリッジダイオードの回路は電化製品には殆ど組まれている様なので、今回の実験として自分のアンプのFender HotRodに組んでみようと中を見ると4つのダイオードで構成された同じ様な回路が組まれていますね。せっかく中を空けたのに何もしないのも勿体無いと思った事もあったので先程のチョークコイルとコンデンサをアンプ本体にも組み込んでみる事に。先程の電源タップを使っている効果もあるでしょうから重複しても大きい変化は感じなかったですが気持ちノイズは減った様にも思います。歪ませた時のニュアンスが少し綺麗になった様にも感じるので効果はある様ですね。先程の電源タップの実験結果からチョークコイルやコンデンサの影響が大きいと思いますが、工房で鳴らせるレベルの音量で音が変わったと効果が感じられるなら音量が大きくなる程に効果を大きく感じるかもしれません。今回はブリッジダイオードによる回路の実験は試せてませんが、真空管アンプ等で元々付いていない物に取り付ける事でトランス等から発するノイズ等を軽減できる様です。

     

    5.LED照明DSC_4436蛍光灯から「ジ~」とノイズが鳴っている事は知っている人も多いと思います。そのノイズをギターのPUが拾ってしまいノイズの原因となっている事も少なくありません。耳で聴こえるレベルのノイズなら間違いなく拾って影響を与えていると思っても良い位でしょう。

    そして蛍光灯よりもLEDだとノイズが減る等の話もあるので試してみる事に。その前に照明をLEDに変える効果として電気代が安くなる・耐久性が高いので蛍光灯より寿命が長い等のメリットが多い様なのでノイズに関係なくてもLED照明に交換するメリットはありますね。

    照明のノイズは蛍光灯だけでなく電力を供給する蛍光灯安定器が古くなってノイズを出している例もある様なので、心配なら照明機器を全交換が良いかもしれません。今回は実験程度だったので特にノイズが他の箇所より大きく出ている箇所の蛍光灯を交換してみました。すると今まで「ジ~」と鳴っていたノイズが嘘みたいに無くなりましたね。普通の蛍光灯より明るい上に電気代も安く耐久性もあり長寿命とすればメリットしかないのでこれは一般家庭でオススメのノイズ対策でしょう。実験用に2本しか購入しなかったのですが、効果的面なので早速追加で注文しました。

     


    いかがでしたでしょうか?使う環境によっては効果が大きい・小さいが出るかもしれませんが自分が調べて効果がありそうな内容を実際に試してみた結果をお知らせしました。ノイズにお悩みの方がとても多いので、ギター以外でもその対策ができないか?と思い、いろいろ調べて実験してみました。電気系の改造は感電等の事故も考えられますので自己責任の範囲で試してみて下さい。

    建物によってはエレベーターがあるマンションはエレベーターが動くと「電圧が下がる」や「ノイズが出る」等がある様です。テスター等で自分の部屋が安定して電力が供給されているのかチェックしてみると良いかもしれません。一般家庭環境になる程、今回行ったノイズ対策は高い効果が得られる様です。こちらの工房の建物は元々音楽スタジオとして建てられた事もあり電源周りはオーナー様の要望で良い電源環境になる様に作られている話を聞いているので実験によってあまり効果を感じなかった所もそうした理由が関係するかもしれません。

    「日本の電気は汚れている。」とオーディオ系の本等を読むと出てきて電源周りの商品を紹介する流れを見た事もあると思いますが、実際にそうした対策で音が変わるのは今回の体感で得た限りでは事実の様ですね。明らかにおかしなノイズが乗ってくる環境に居る場合は使用機器以外のノイズ対策も試してみてはいかがでしょうか?長々と読んで頂きありがとうございました♪

     


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  • フレットが飛び出る?指板痩せ現象

  • 2017/06/10
  • Category:
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    今年も夏場モードに入り楽器の状態が変化し調整に来られる方も多くなる季節です。

    結構聞かれるお客様が多かった内容でしたので今回書く事にしました「指板痩せ」のお話です。よく「いつの間にかフレットが飛び出ている・・・。」といった状態ですね。正確にはフレットが飛び出たのではなく指板が乾燥等による収縮で縮んでしまった状態でそうなります。

    特に冬場の乾燥季節は木材の水分が飛んで縮小傾向になり、こうした変化が起き易い季節でもあります。そして季節が変わり夏場になると急に湿気も増えてくる為、乾いた木材は一気にその湿気から水分を吸い、膨らんで元に戻る等の変化も起こったりします。

    指板痩せは時期的に冬場に起こる現象ですが、フレットが引っ掛かる理由から使わずにいてタイミング良い時にリペアに出そうと思ったら時間が経ってしまい、いつの間にか直っていた等のお客様も居て質問されたりする事も度々ある内容でしたのでこのタイミングでの投稿でした。

    DSC_1109-1024x576夏場の湿気が出てくる時期になれば元に戻る可能性があるとは言え、自然に直るまで我慢して毎日弾くのは大きなストレスになる事は間違い無いでしょう。

    実際に起きた場合で直すのは削るしかありません。塗装がされていないローズウッド指板やエボニー指板がなり易い現象と思っていましたが、リペアを数多くやった経験上、塗装がされたメイプル指板でも充分起きる現象と思います。

    乾燥による縮小が一番の理由だと考えておりますが、住んでいる環境が与える影響も大きいでしょう。一般的な生活をしていて仕事で外出する際はエアコンを切っているでしょうから人が居ない環境で夏場の部屋は暑い・冬場の部屋は寒い等の部屋状態でしょうし、夏場はまだ多湿なので冷房で丁度良い環境になるのでしょうが冬場は暖房で更に乾燥するので指板痩せになるケースが多く、逆の膨らみ過ぎるケースはあまりリペアで見ない事かと思います。

    大きな温度変化を与えない・大きな湿度の変化を与えないといった一定を保った環境が保管に良いとありますがとても一般家庭でその環境を維持するのは難しい事かと思います。自分が思う事は人と同じで「人が住み易い環境は楽器にも優しい環境。」と思っています。

    温度・湿度メーターも良い物は高価ですが100円ショップ等でも売っていますので目安になる程度だとしてもあると便利です。購入し部屋に置いてみて、自分の部屋環境が「乾燥部屋」か「湿気部屋」かは知っておくと便利かもしれません。乾燥傾向であれば加湿器を付けておく・多湿傾向であれば乾燥機を付けておく等をするだけでも楽器に優しい環境に変わる事でしょう。DSC_3810湿度は40~50%が丁度良いと言われています。この様な形で値を見て適切な状態になる様に環境を調整すると良いでしょう。温度については人それぞれの感覚かと思いますが厚くもなく寒くもなく、具体的には20℃~25℃程度を一定で保てたら良いかと思います。結果的に楽器の良い状態の維持には手間隙を惜しまないという事でしょう。

    中には製作されたばかりの安定していない材だから等の理由で変化し易い材状態だったりするギター・ベースもあります。ギタークラフトの製作では木材はその気候にあった環境で数年放置した物を使うのが好ましい為、海外等から輸入して間もない材で作ると狂いが出やすい状態で完成してしまうと言ってもいいでしょう。シーズニングがちゃんとできている木材で作られているか?ですね。

    どうしても日本は木材的に都合が悪い環境の様で、家具等のジャンルでも同じ様に日本に輸入されると状態に狂いが出る等のトラブルも多い様です。狂いが出易い環境に住んでいますので、狂いが出てもしょうがない環境に居るという意識はあると良いかもしれません。シーズニング等の問題はあるとはいえ木材で作られている以上は狂いを避けられませんので、別の発想としては木材以外で作る他無い事かもしれませんね。


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  • レゾリング

  • 2017/03/04
  • Category:
  • DSC_3160 レゾリングという商品をご存知でしょうか?

    主にドラムで使われる事が多いパーツですが、下にレゾリングを敷いて上に本体を乗せる事で無駄に出る低域をスッキリさせタイトで抜けの良い音質にしてくれる便利グッズです。

    アンプの下に敷いても良い効果を発揮しますのでオススメです。価格も手頃で激変するサウンドになりますのでぜひお試し下さいませ。DSC_3161ベースアンプ等では床に伝う低音をカットし聴き取り易い音質になり、部屋を伝う振動も減らせられますので防音目的にも適しています。ギターアンプでもかなり歪ませた状態で音色を抜けさせる状態にもできたりとコレだけで高い音質向上効果が得られます。オーディスピーカーのインシュレーター代わりに使っても良いでしょう。アンプに使用で4個購入としても非常にお手頃価格ですのでぜひお試し下さい♪

     

    アマゾン レゾリング

    https://www.amazon.co.jp/Pearl-RRG-35-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%AC%E3%82%BE%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/B00840YZRW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1488619521&sr=8-1&keywords=%E3%83%AC%E3%82%BE%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0


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  • NAMM show 2017 その3

  • 2017/01/29
  • Category:
  • DSC_2683 NAMM showの会場とは別に近くで「ヴィンテージギターショウ」が開催されていました。アメリカの企業・個人も含むヴィンテージ楽器オンリーの売買イベントだそうです。DSC_2684

    かなり広い空間に各ブースがヴィンテージギター・ベースを並べ販売しているイベントです。こちらはNAMMと違って個人店の様なブースが多い印象です。DSC_2685

    まず驚くのが値段です。日本で購入する金額とはかなり大きく違う物もあり大変リーズナブル。この金額設定を見てしまうと輸送費・関税等が後から乗るにしても価格的に日本と大きく変わる物も・・・。ただし問題は新たにワシントン条約に加わったローズウッドの問題。購入はできても日本国内には持ち込めない恐れがあります。ギターの指板にローズウッドが使われている事が多いので、実際にOKかどうなのかは詳しく確認してみないと分かりませんが・・・。

    ここでは50年代・60~70年代Fender・Gibsonのギターベースが多くありました。あまりに多くあるのでヴィンテージの希少感が薄れてしまい珍しく感じなくなってしまいました・・・笑DSC_2771 ロサンゼルスの楽器屋として有名なギターセンターへ。

    普通の楽器屋ですがここでもヴィンテージギターフロアがあったりして面白いです。アメリカは日本程の楽器屋が多くはない様です。日本製のギターはあまり置いてません。海外の人いわく日本製にかなり高い評価を持っており、日本人は何故に凄く良い国産が入手できるのにUSA製に手を出してくるの?むしろ自分らが日本製欲しいよ!となる位まで日本製が欲しいそうな。DSC_2764 ヴィンテージレスポールも売ってました。59年製になります。日本で大体はケースに入ってて展示のみの売る目的でない場合が殆どだと思いますが具体的に値段が付いて売られているのは初めて見ました。状態がよくないのかヴィンテージレスポールにしては随分安い金額です。頑張ったら何とか購入できそうな金額範囲内だと夢が出てきますね。DSC_2782

    近場にはMIがあったりとロスでは音楽的に栄えてる地域みたいですね。DSC_2760NAMMだけでなくその他のイベントや観光もしてアメリカ終了!

    かなり充実した日々となりました。NAMM会員になった事で毎年NAMMは行くつもりです。こうした世界を肌で感じるイベントはとても良い刺激になります。今回の体験でまたより今後のビジョンも鮮明に固まってきました。来年もまた来ます!


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  • NAMM show 2017 その2

  • 2017/01/27
  • Category:
  • DSC_2610 NAMMshowにて凄いのはやはり世界的なアーティストが同じ空間に普通に居る事ではないでしょうか。

    NAMMの3日目はかなり有名なアーティストのイベントが多くあり、各ブースでデモ演やサイン会が開催されていました。DSC_2615

    中にはスティーヴィー・ワンダーがお客さんとして各ブースの新作機材を試し歩き回る場面に遭遇。SPに厳重なセキュリティで囲まれながら周りには大勢の観客で各ブースを回り歌ったり弾いたりしていました。DSC_2666歩き回れば多くの世界的アーティストに遭遇しますので、しばらく居るとこれが普通になってくるのが凄い環境です。さすが世界的イベントのNAMM Showです。イベントスケジュールを把握していなかったので非常にびっくりしました。3日がアーティストが多い様ですね。

    機材だけでなく有名アーティストのオンパレードにも良い体験ができました♪

    その3へ続く。


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  • NAMM show 2017 その1

  • 2017/01/26
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  • DSC_2877楽器業界世界最大のイベント、「NAMM show」に当店も参加してきました。

    NAMM Showとはアメリカのアナハイムにて関係者のみが入れる世界の楽器関係業者が集って出展される世界最大のイベントになります。当店も入場条件をクリアし、関係者登録が通り今年から参加できる事となりました。楽器業界のオリンピックです。

    DSC_2438場所はディズニーランドがあるすぐ近くのアナハイムコンベンションセンターにて4日間行われます。会場も非常に広く、ブースの数はなんと約8000店舗も出店され壮大なイベントです。もちろん英語なんて話せませんが、話せないから行くのを諦めるなんてできません。それ程行く事に大きな価値があるのがNAMMShowなのです。各業界の新製品が一斉に出てきますので業界の情報最先端のイベントです。

    DSC_2461 今回FenderはなんとBUYER等の扱いがある関係者のみしか入れないブースとなっていました。(関係者からの紹介で入ったゲスト扱いの方は入場不可)

    Fenderが日本代理店から遠のき、高級ブランド化する予想もいよいよ濃厚となりました。入場者でも売買関係の方しか入場させないというかなり強気に出ています。更に驚きなのが隣のブースにて同じ広さ位のブースを抑えてて商談ルームにしている辺りも非常にFenderが業界の力を持っているか伺えます。中では世界数多くの業者と流通のやり取りをしている様子が見えました。DSC_2469Fender内のブースは非常に豪華です。広いブース内には新製品からマスタービルダー・ヴィンテージレリック等とても充実しています。どの様なギターが展示されていたかはNAMM滞在中のツイッターをご覧下さいませ。DSC_2457 DSC_2572 ギターだけでなくアンプやエフェクターも各ブースが出展されています。

    恐らくですが有名メーカーであれば全て出展されているでしょう。そしてアメリカは自由の国と言われているだけあって、楽器関係の日本と違う所は自分でギターやアンプを繋いで弾いてOKという文化です。びっくりしましたが、許可は要らず普通に手に取って弾いてOKなので置いてある物は弾き放題です。自分もかなり弾いてきました。

    またアメリカは気候が良く空気が乾燥していますので特にアコギ等の箱物はかなり音が良いです。エレキの部門も電源は120Vという事もあり音の張りや立ち上がりも日本で弾く同じアンプでも全然音が違います。そんな意味ではアメリカで弾くと音が良くなる事でしょう。

    アンプの出展ブースではいろんなブースで中の回路も見せて展示されていたりもしていました。DSC_2541 DSC_2589そんな中には木材を出展するブースもあり、ジャンルはとにかく楽器に関わる全てのジャンルが出展されています。

    アメリカは良い木材が豊富と言われるだけあって日本じゃ「希少・入手困難」と言われる材もここでは普通にたくさん置いてあり珍しくもありません。日本で買うより質も段違いに良く値段もかなりリーズナブル。そこは本当にびっくりしました。良い材はどうしても業界の力が強いFender・Gibson・PRSが買い占めてしまう話もありますがまだまだ入手できる術は残っている様です。今回は英語は話せないですが頑張って営業していき、1社からは日本人スタッフの連絡先を教えて頂き今後はかなり良い材の供給ルートが確保できる環境になりそうです。自分も材を買って帰りました。

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    NAMMでは情報でしか見られないギターも出展されてきます。中でも一番驚いたのがSOMNIUM Guitarにて。なんと指板・PU・ボディが外せる仕様で、自分のオリジナルの組み合わせを簡単に付け替えする事ができる凄いギターです。指板で材の種類やスケールの変更、PUのレイアウト、ボディは2種類しか置いてませんでしたが今後種類が増えていく事でしょう。DSC_2554セイモアダンカンのブースではダンカン本人が巻いて見せている豪華なブースです。英語が話せないのが本当に惜しいと悔しい思いをしました。なんとこのブースでは実際にダンカン本人が巻いたPUを何かの条件で参加すればその場でプレゼントしていた様です。「撮影等も勝手にどうぞ」な感覚で撮りまくられていました。自分も巻いている所を動画でフルに取りました。意外に簡単に巻いていくのですが、そこにノウハウがある事でしょう。巻いた事がある人なら分かると思うのですが巻くコイルは非常に細いので切れ易く巻くだけでも難しい作業です。ダンカン氏は簡単に切れる事もなく巻き付きに偏りが無く均等に巻いていく姿は非常にプロフェッショナルを感じました。

    その2へ続く


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  • オヤイデ TUNAMI V2 GPX-R 導入

  • 2017/01/09
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  • dsc_23492017年は飛躍の年、として工房で使っている機材達をハイエンドな物にドンドン換えていき、「よりプロが使うに相応しい環境」に改良していくという年内目標を立てました。12月からやっていますのでフライングですけどね・・・笑

    スピーカーで毎日長時間音楽を聴いているので性能には拘りたい所です。その為スピーカーには以前EveAudioのスピーカーを新たに導入したのもありますね。そしてそのEVEを動かす電源ケーブルも今回TUNAMI v2 GPX-Rに交換し更なる音質UPをする事となりました。

    最初に使ってみた時はやはりエイジングが必要なのか、レンジは狭く小さくまとまってる感で「なんじゃこりゃ・・・普通のケーブルの方が音良いのでは?」と思う様な音でしたが、工房に居る時はスピーカーを1日10~12時間位聴いていますがどんどん音が良くなっていきますね。5日間駆動させての感想ですが交換した直後の硬く広がりが無いサウンドからレンジが広くなって高域の煌びやかさと伸び・低域の輪郭のあるドッシリ感といい良い感じにエイジングが効いて良くなってきてる感じが伺えます。

    EVEスピーカーがかなり性能が良いのでしょうか、以前のONKYO製スピーカーの電源ケーブル交換程までの急激な変化が起こった様には感じませんけど全体的にイコライジングがされてもう一段上のサウンドになったとも言えますね。元のスピーカーが良い物だと+α位でしょうか。聴く人にもよるかもしれませんがこの+αの効果が聴いてて耳に馴染んでくると効果が大きく感じますね。試しに普通のケーブルに戻して聴いてみると音の回りが削ぎ落とされた様に聴こえました。

    音を大きくしていくと交換前より良くなった部分がよく見えてきます。楽器の数が多い曲等は聴いてて各楽器の音が見えやすくなってて感動しました。特にクラシック等のLive音源等は音を大きくして聴くとその場に居る様な感覚になり凄いなと思いました。ヴァイオリンやピアノの強弱タッチ、ホールの空気感・観客の拍手音がその場に居るみたいで凄く良いですね。曲に楽器の数が少なくなるとより楽器の味がよく分かる事かと思います。

    電源ケーブルはお値段が高額な事もあり手が出し難い分野かと思いますが、ギターのシールドケーブルを交換したら音が変わったと分かるのと一緒で電源ケーブルも同じです。電気で動く物は電気の質で音が急変しますので、スタジオ等の大きな音を出せる環境にてギターアンプ等にて一度使ってみて効果が分かると標準で使ってるケーブルがどれだけ良くない物なのかが分かる事かと思います。逆を言うと大きな音を出せる環境でない方には大きな変化を望むのは厳しいと思います。変わりますけど数万円の効果は感じない、と言うより出せない事かと思います。環境がある方にはぜひお試し下さいませ。期待は裏切らない事でしょう。