カテゴリー別アーカイブ: エピソード

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  • レゾリング

  • 2017/03/04
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  • DSC_3160 レゾリングという商品をご存知でしょうか?

    主にドラムで使われる事が多いパーツですが、下にレゾリングを敷いて上に本体を乗せる事で無駄に出る低域をスッキリさせタイトで抜けの良い音質にしてくれる便利グッズです。

    アンプの下に敷いても良い効果を発揮しますのでオススメです。価格も手頃で激変するサウンドになりますのでぜひお試し下さいませ。DSC_3161ベースアンプ等では床に伝う低音をカットし聴き取り易い音質になり、部屋を伝う振動も減らせられますので防音目的にも適しています。ギターアンプでもかなり歪ませた状態で音色を抜けさせる状態にもできたりとコレだけで高い音質向上効果が得られます。オーディスピーカーのインシュレーター代わりに使っても良いでしょう。アンプに使用で4個購入としても非常にお手頃価格ですのでぜひお試し下さい♪

     

    アマゾン レゾリング

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  • NAMM show 2017 その3

  • 2017/01/29
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  • DSC_2683 NAMM showの会場とは別に近くで「ヴィンテージギターショウ」が開催されていました。アメリカの企業・個人も含むヴィンテージ楽器オンリーの売買イベントだそうです。DSC_2684

    かなり広い空間に各ブースがヴィンテージギター・ベースを並べ販売しているイベントです。こちらはNAMMと違って個人店の様なブースが多い印象です。DSC_2685

    まず驚くのが値段です。日本で購入する金額とはかなり大きく違う物もあり大変リーズナブル。この金額設定を見てしまうと輸送費・関税等が後から乗るにしても価格的に日本と大きく変わる物も・・・。ただし問題は新たにワシントン条約に加わったローズウッドの問題。購入はできても日本国内には持ち込めない恐れがあります。ギターの指板にローズウッドが使われている事が多いので、実際にOKかどうなのかは詳しく確認してみないと分かりませんが・・・。

    ここでは50年代・60~70年代Fender・Gibsonのギターベースが多くありました。あまりに多くあるのでヴィンテージの希少感が薄れてしまい珍しく感じなくなってしまいました・・・笑DSC_2771 ロサンゼルスの楽器屋として有名なギターセンターへ。

    普通の楽器屋ですがここでもヴィンテージギターフロアがあったりして面白いです。アメリカは日本程の楽器屋が多くはない様です。日本製のギターはあまり置いてません。海外の人いわく日本製にかなり高い評価を持っており、日本人は何故に凄く良い国産が入手できるのにUSA製に手を出してくるの?むしろ自分らが日本製欲しいよ!となる位まで日本製が欲しいそうな。DSC_2764 ヴィンテージレスポールも売ってました。59年製になります。日本で大体はケースに入ってて展示のみの売る目的でない場合が殆どだと思いますが具体的に値段が付いて売られているのは初めて見ました。状態がよくないのかヴィンテージレスポールにしては随分安い金額です。頑張ったら何とか購入できそうな金額範囲内だと夢が出てきますね。DSC_2782

    近場にはMIがあったりとロスでは音楽的に栄えてる地域みたいですね。DSC_2760NAMMだけでなくその他のイベントや観光もしてアメリカ終了!

    かなり充実した日々となりました。NAMM会員になった事で毎年NAMMは行くつもりです。こうした世界を肌で感じるイベントはとても良い刺激になります。今回の体験でまたより今後のビジョンも鮮明に固まってきました。来年もまた来ます!


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  • NAMM show 2017 その2

  • 2017/01/27
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  • DSC_2610 NAMMshowにて凄いのはやはり世界的なアーティストが同じ空間に普通に居る事ではないでしょうか。

    NAMMの3日目はかなり有名なアーティストのイベントが多くあり、各ブースでデモ演やサイン会が開催されていました。DSC_2615

    中にはスティーヴィー・ワンダーがお客さんとして各ブースの新作機材を試し歩き回る場面に遭遇。SPに厳重なセキュリティで囲まれながら周りには大勢の観客で各ブースを回り歌ったり弾いたりしていました。DSC_2666歩き回れば多くの世界的アーティストに遭遇しますので、しばらく居るとこれが普通になってくるのが凄い環境です。さすが世界的イベントのNAMM Showです。イベントスケジュールを把握していなかったので非常にびっくりしました。3日がアーティストが多い様ですね。

    機材だけでなく有名アーティストのオンパレードにも良い体験ができました♪

    その3へ続く。


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  • NAMM show 2017 その1

  • 2017/01/26
  • Category:
  • DSC_2877楽器業界世界最大のイベント、「NAMM show」に当店も参加してきました。

    NAMM Showとはアメリカのアナハイムにて関係者のみが入れる世界の楽器関係業者が集って出展される世界最大のイベントになります。当店も入場条件をクリアし、関係者登録が通り今年から参加できる事となりました。楽器業界のオリンピックです。

    DSC_2438場所はディズニーランドがあるすぐ近くのアナハイムコンベンションセンターにて4日間行われます。会場も非常に広く、ブースの数はなんと約8000店舗も出店され壮大なイベントです。もちろん英語なんて話せませんが、話せないから行くのを諦めるなんてできません。それ程行く事に大きな価値があるのがNAMMShowなのです。各業界の新製品が一斉に出てきますので業界の情報最先端のイベントです。

    DSC_2461 今回FenderはなんとBUYER等の扱いがある関係者のみしか入れないブースとなっていました。(関係者からの紹介で入ったゲスト扱いの方は入場不可)

    Fenderが日本代理店から遠のき、高級ブランド化する予想もいよいよ濃厚となりました。入場者でも売買関係の方しか入場させないというかなり強気に出ています。更に驚きなのが隣のブースにて同じ広さ位のブースを抑えてて商談ルームにしている辺りも非常にFenderが業界の力を持っているか伺えます。中では世界数多くの業者と流通のやり取りをしている様子が見えました。DSC_2469Fender内のブースは非常に豪華です。広いブース内には新製品からマスタービルダー・ヴィンテージレリック等とても充実しています。どの様なギターが展示されていたかはNAMM滞在中のツイッターをご覧下さいませ。DSC_2457 DSC_2572 ギターだけでなくアンプやエフェクターも各ブースが出展されています。

    恐らくですが有名メーカーであれば全て出展されているでしょう。そしてアメリカは自由の国と言われているだけあって、楽器関係の日本と違う所は自分でギターやアンプを繋いで弾いてOKという文化です。びっくりしましたが、許可は要らず普通に手に取って弾いてOKなので置いてある物は弾き放題です。自分もかなり弾いてきました。

    またアメリカは気候が良く空気が乾燥していますので特にアコギ等の箱物はかなり音が良いです。エレキの部門も電源は120Vという事もあり音の張りや立ち上がりも日本で弾く同じアンプでも全然音が違います。そんな意味ではアメリカで弾くと音が良くなる事でしょう。

    アンプの出展ブースではいろんなブースで中の回路も見せて展示されていたりもしていました。DSC_2541 DSC_2589そんな中には木材を出展するブースもあり、ジャンルはとにかく楽器に関わる全てのジャンルが出展されています。

    アメリカは良い木材が豊富と言われるだけあって日本じゃ「希少・入手困難」と言われる材もここでは普通にたくさん置いてあり珍しくもありません。日本で買うより質も段違いに良く値段もかなりリーズナブル。そこは本当にびっくりしました。良い材はどうしても業界の力が強いFender・Gibson・PRSが買い占めてしまう話もありますがまだまだ入手できる術は残っている様です。今回は英語は話せないですが頑張って営業していき、1社からは日本人スタッフの連絡先を教えて頂き今後はかなり良い材の供給ルートが確保できる環境になりそうです。自分も材を買って帰りました。

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    NAMMでは情報でしか見られないギターも出展されてきます。中でも一番驚いたのがSOMNIUM Guitarにて。なんと指板・PU・ボディが外せる仕様で、自分のオリジナルの組み合わせを簡単に付け替えする事ができる凄いギターです。指板で材の種類やスケールの変更、PUのレイアウト、ボディは2種類しか置いてませんでしたが今後種類が増えていく事でしょう。DSC_2554セイモアダンカンのブースではダンカン本人が巻いて見せている豪華なブースです。英語が話せないのが本当に惜しいと悔しい思いをしました。なんとこのブースでは実際にダンカン本人が巻いたPUを何かの条件で参加すればその場でプレゼントしていた様です。「撮影等も勝手にどうぞ」な感覚で撮りまくられていました。自分も巻いている所を動画でフルに取りました。意外に簡単に巻いていくのですが、そこにノウハウがある事でしょう。巻いた事がある人なら分かると思うのですが巻くコイルは非常に細いので切れ易く巻くだけでも難しい作業です。ダンカン氏は簡単に切れる事もなく巻き付きに偏りが無く均等に巻いていく姿は非常にプロフェッショナルを感じました。

    その2へ続く


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  • オヤイデ TUNAMI V2 GPX-R 導入

  • 2017/01/09
  • Category:
  • dsc_23492017年は飛躍の年、として工房で使っている機材達をハイエンドな物にドンドン換えていき、「よりプロが使うに相応しい環境」に改良していくという年内目標を立てました。12月からやっていますのでフライングですけどね・・・笑

    スピーカーで毎日長時間音楽を聴いているので性能には拘りたい所です。その為スピーカーには以前EveAudioのスピーカーを新たに導入したのもありますね。そしてそのEVEを動かす電源ケーブルも今回TUNAMI v2 GPX-Rに交換し更なる音質UPをする事となりました。

    最初に使ってみた時はやはりエイジングが必要なのか、レンジは狭く小さくまとまってる感で「なんじゃこりゃ・・・普通のケーブルの方が音良いのでは?」と思う様な音でしたが、工房に居る時はスピーカーを1日10~12時間位聴いていますがどんどん音が良くなっていきますね。5日間駆動させての感想ですが交換した直後の硬く広がりが無いサウンドからレンジが広くなって高域の煌びやかさと伸び・低域の輪郭のあるドッシリ感といい良い感じにエイジングが効いて良くなってきてる感じが伺えます。

    EVEスピーカーがかなり性能が良いのでしょうか、以前のONKYO製スピーカーの電源ケーブル交換程までの急激な変化が起こった様には感じませんけど全体的にイコライジングがされてもう一段上のサウンドになったとも言えますね。元のスピーカーが良い物だと+α位でしょうか。聴く人にもよるかもしれませんがこの+αの効果が聴いてて耳に馴染んでくると効果が大きく感じますね。試しに普通のケーブルに戻して聴いてみると音の回りが削ぎ落とされた様に聴こえました。

    音を大きくしていくと交換前より良くなった部分がよく見えてきます。楽器の数が多い曲等は聴いてて各楽器の音が見えやすくなってて感動しました。特にクラシック等のLive音源等は音を大きくして聴くとその場に居る様な感覚になり凄いなと思いました。ヴァイオリンやピアノの強弱タッチ、ホールの空気感・観客の拍手音がその場に居るみたいで凄く良いですね。曲に楽器の数が少なくなるとより楽器の味がよく分かる事かと思います。

    電源ケーブルはお値段が高額な事もあり手が出し難い分野かと思いますが、ギターのシールドケーブルを交換したら音が変わったと分かるのと一緒で電源ケーブルも同じです。電気で動く物は電気の質で音が急変しますので、スタジオ等の大きな音を出せる環境にてギターアンプ等にて一度使ってみて効果が分かると標準で使ってるケーブルがどれだけ良くない物なのかが分かる事かと思います。逆を言うと大きな音を出せる環境でない方には大きな変化を望むのは厳しいと思います。変わりますけど数万円の効果は感じない、と言うより出せない事かと思います。環境がある方にはぜひお試し下さいませ。期待は裏切らない事でしょう。


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  • Fender HotRod deluxe 真空管アンプ導入&モデファイ

  • 2017/01/04
  • Category:
  • img_20161230_214431_021

    工房のアンプとして新たにFender HotRod deluxeを導入しました。40Wのオールチューブアンプです。クリーンな音はFenderらしくて綺麗な響きですね。歪みも良い感じ。お店で弾いてみて即買いしてしまいました。

    実際に工房に届いて音をチェックしてみるとかなり音がデカイですね。思っていた以上に音量が出るのでこのままだとかなり使い難いです。という事で最初はアッテネーターを自作し音量を下げるモデファイを行いました。

    続けて音を出して細かくチェックしていくと低音が出過ぎている印象を受けました。Bassは0~1でも良い位になってしまうのでどうしたものかと調べてみると同じ様な意見をされる方が多いみたいですね。その他でもリバーブがもう少しコントロールし易くならないかな?等が感じられました。

    と言う事で購入されたばかりなのですが早速アンプをモデファイする事となりました。幸い名機アンプなだけにモデファイ情報は調べると沢山出てきますので、その記事内容を参考に自分も手を加えていく事にしました。

    dsc_2324定番改造としてはリバーブの抵抗を外す・低域をカットする様にパーツの値を変える等が定番の様です。自分もとりあえずは簡単にできるリバーブ・低域をカットするモデファイを行いました。

    リバーブは抵抗器を外すだけでOKとの事でとても簡単ですね。低域カットモデファイは低域を減らす為として影響を与えているコンデンサの値・抵抗器の値を違う物と交換しました。dsc_2330ついでとしてスピーカーケーブルの交換・電源ケーブルの交換を行いました。スピーカーケーブルは定番のベルデン8470、電源ケーブルはAcrolinkの7N-P4040FにプラグをORBのHP-HBLを使用しています。img_20161230_220132_717改良点としてはそこまでガッツリとしたモデファイではありませんでしたが大分低域が良くなりました。出過ぎて違和感のある低音がすっきりとしてて良い感じです。電源ケーブルの効果だと思いますが少しハイファイな感じもプラスされてる印象で、全体として程好く綺麗になり過ぎずに低域をクリアに出力してる事で緩和されているかとも思います。低域が出過ぎてるアンプの影響が無くなりギター本体の性能がかなり見え易くなり満足です。でもまだやってないモデファイがあるので、また気になり始めたらそこも改良するかもしれません。

    本日から改良されたFender HotRodが工房の音出し用で使う事ができますので宜しくお願いします!


    dsc_2182
  • EveAudio SC204 スタジオモニタースピーカー導入

  • 2016/12/14
  • Category:
  • dsc_2182自分への誕生日プレゼントとして新たに工房へ導入しましたスピーカー、EveAudioのSC204を購入しました♪

    元々は工房地下のCPRスタジオで使われている上位機種のSC207を聴いててかなり音が良いなと思っていたので、イヴオーディオのスピーカーが欲しいなと探していたタイミングでこのSC204見つけ購入しました。

    早速今まで使っていたスピーカーと入れ替えで音出し。その瞬間から桁違いの音質に驚きました。今まで使っていたスピーカーはいろいろとかなりカスタムしていたのに音質を全てにおいて上回っており感動すらしました。しかも新品なのでエイジングもありますからまだまだ実力を発揮していない事も考えると鳴らしていけばこれよりもっと音が良くなると思うと凄いですね。プロスタジオ用モニタースピーカーと言われるメーカーだけあってその凄さを体感しました。

    かなり楽器の分離が良いので、低音はハッキリ力強く輪郭もあり邪魔になる様なモヤけもありません。高域はスッキリと痛くなく聴こえるのでエイジングしていくと伸びも良くなっていくでしょう。まず聴いた上でストレスになる所はありません。リボンツイーターとウーファーの音質バランスがかなり良いのかもしれませんね。今まで聴こえてなかった所まで聴こえてきており、楽器の表現力やヴォーカルに「うっすらこんなエフェクトが掛かっていたのか。」等、今まで聴いてて気が付かなかったかなり細かな所まで見える様になり文字通り感動しました。

    今まで使っていた電源ケーブルが1本しかないので、1つのユニットだけ違うケーブルを使っていると片方だけ音が変わるのを気にして電源ケーブルは付いていた物を両方に使用。それでもこの音質なので良い電源ケーブルにしたらもっと良くなる事でしょう。

    買って良かった!そんなスピーカーです♪しかも料金もかなりリーズナブルなのでオススメスピーカーです♪

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    ws000000
  • スタジオラグにて記載記事

  • 2016/11/19
  • Category:
  • ws000000この度初めてお世話になります京都の音楽スタジオ、スタジオラグ様からのご依頼でスタジオラグ webマガジンに記事を書いてほしいとの要望を受け、今回「まだFコードで消耗してるの?ギターリペアでこんなに弾きやすくなる!」を書かせて頂きました。

    スタジオラグ様のWeb記事にも新ジャンルとして「専門的なリペア記事」を追加するとの事で今回縁がありました。これからも定期的に記事を書かせて頂きます。ブログにも記載している内容をアップはしていますが、ブログ内容とは違い専門用語等で内容の意味が難しく把握できない人がなるべく少なくなる様にスタジオラグ様宛の記事は更に分かり易い様に噛み砕いて修正し投稿しております。

    Fコードが弾けないのはギターの状態が良くない事が原因かも?という内容です。真面目な人程、弾けない事は自分の実力不足だと思いがちなのに待った!を伝える記事内容になっております。

    こちらの方も宜しくお願い致します!


    o0480085411672343689
  • どうにかする事もまたリペア

  • 2016/10/23
  • Category:
  • リペアにはいろいろなパターンがあり、「リペア=決まったやり方」がある訳ではありません。

    ・予算に合わせて問題がある所だけを直す。

    ・全ての原因を直して100%の状態になる様に直す。

    が基本の二通りですね。その為、お客様の依頼内容の都合によってはリペア手法が変わっていきます。

    そして中には「これでは無理」と言う状態になっているギター・ベースもあります。

    「多くのリペアショップで断られた。」や「直すなら高級ギターが1本買える位の金額を言われ諦めた。」等、中には考えられない位の状態が悪いギターベースが来た場合、どの様に判断して直すのか?と決める必要が出てきます。

    直すのは非常に大変だけど、このやり方でなら直せる等、発想を転換する機会が必要になる場面も出てきます。

    今回はそんな過去にあった経験の中で大掛かりだったリペアを一部紹介します。ts3a2694hgfh

    それはお店を始めて間もない頃、「トラスロッドが折れている」という事で、いろいろなリペアショップを回ったが断られたりあまりにも高額な修理費でとても頼めないので困っているとの事で当店に来店されました。

    確認してみると確かにトラスロッドは抵抗を感じず、ただただ中の棒が伸びていくだけで反りの変化がありません。o0480085411664159053

    そして何よりの問題は弦を張っていない状態でもこれは弓矢かな?って表現してもいい位、物凄い順反りでした。世界で一番反っております!と言っていいのでは?と思う位、常識を遥かに超えた順反り状態でした。もちろんこれに弦を張れば更に順反りになるのでまず弾く事を絶望する順反りです。目視の段階でこれでは使い物にならないと判断ができる程、弦を張れば下手すれば弦高が2桁近くに達するのでは?という状態です。

    トラスロッドが折れているなら指板を剥がしてトラスロッドを入れ直して直せる考えに至りますが、これだけ順反りが酷いとストレート出しに削るにしても無理がある状態です。ロッドを入れ直して、ロッドを限界まで回した所でストレートになるのか?と思う状態だし、プラスで削って真っ直ぐにできた所で弦を張った後の調整は?削った事で強度も下がるので将来的にまた順反りに困るのでは?と言うよりこの物凄い順反りなら削る修正の場合だと指板は確実に無くなるし、トラスロッドが埋まってるラインにまで達するだろうと、多くの所で断られた理由は考える程納得してしまう状態でした。

    この時にダメ元でヒーター修正をやってみたのですが、ヒーター修正は熱と水分を利用し木材を膨張変形させクランプによりストレート修正の力を加えた状態で材に変形を加えて状態を矯正し直すもので、少しは良くなったと思えば数日様子を見てると結局元に戻ったり、意味はありませんでした。中には直る物もあるそうですが、リペアショップでヒーター修正が妙に安い理由もこの時納得しました。ヒーターによるリペアは直ればラッキーというレベルでしょう。

    ネックがこの状態ではまずこのネックを直して使うのはとても無理、と判断しお客様と相談して決めていきます。

    Fender等のボルトオンネックの誕生は生産効率もありますがネックに致命的な問題が起こればネックを交換できる事を理由に作ったと言われています。スルーネックの場合だとネック(ボディ中心までを含む)を交換する形となります。こちらの型はボディトップにトップ材を張ってるタイプなので、リペアはまずそのまま交換なら高額なリペアですね。

    お客様の予算の兼ね合い等もあり、なるべく安く直したいとの事で新しくネックを作ってボルトオンのベースとして作り直す事となりました。

    フォレストっぽいヘッドシェイプ・24フレットエボニー指板。インレイ無し・指板幅を大きめにとのオーダーとネック材はメイプルと指板はセレクトさせて大きさに合わせて作る事となりました。

    p1000017-2トラスロッドが効かない理由は指板を剥がしてみるとロッドのエンド側、T字の溶接部が取れて真っ二つになっておりここで引っ掛かっていないからロッドが効かない状態・回せば中心の棒だけを引っ張って出てくるという状態でした。ロッド自体はただの鉄の棒なのでこれが折れるのは物理的に不可能ですので折れたパターンは聞いた事が無いので有り得ないと思いますが、今回の様な溶接部が外れるパターンは初めてでした。トラスロッド製造時のトラブルの様ですね。o0800045011632922797

    状態の酷い元のネックを切って外し、ネックもボディも製作途中の写真ですがネックを作り寸法を合わせてポケットを掘ります。

    o0800045011632922799

    セットネックやスルーネックもネックに致命的な問題が起きれば直すのが難しい、または高額なリペアが必要になりますがそれは通常の考えられるリペアをした場合で、リーズナブルな金額で直すならボルトオンにしてしまうのも手です。場合によっては今は何かしらでFenderタイプのネックなら単体で簡単に購入できますから、そのネックに合わせてザグリを掘って取り付ければリペア料金も抑えられます。

    o0480085411672343689ネックグリップは好みもあるので、実際に触らせながら好みの仕様で仕上げて完成です!

    直す事もそうなのですが、無理なものは無理と判断する事も大事です。無理なら別の方法で考えると。

    幸い楽器は「作れる物」ですので、無理に直してずっと心配が残る様な仕上がりになるならイチから作った方が安心だし料金も手頃に済む事も多くあります。そのアドバイスもリペアでは行えますので、一人で悩まずにまずは相談してみましょう。

    長々と読んで頂きありがとうございました♪


     

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    ギターリペア工房 Draw a New Sound

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    dsc_1504
  • 初心者に陥りやすいトラブル? モーリス アコースティックギター 調整&ナット溝調整&弦高サドル調整

  • 2016/10/12
  • Category:
  • dsc_1504中古で買われたモーリスのアコースティックギターのナット溝調整&サドルの弦高調整でした。

    今回はお客様のご協力もあり、あまりに状態が良くなった事に感激したので自分の様な初心者にギター選びの参考の記事になる様に書いてほしい!との要望ので書かせて頂きました。

    躓き易い最初のギター選び

    ギターを初めて弾く決心をした際、まずは本体の購入ですね。周りに詳しい人が居なければ当然情報はゼロ、今はネットがあり調べれば情報が出てきますが知らない状態からのスタートです。まず専門用語は意味が分からないので、調べた所で何を買ったら良いの~?となる事かと思います。

    分からなければ実際に楽器屋に行き店員から話を聞くのもオススメです。今はかなりの低価格帯でも弾く分に問題がある固体は少なくなりました。昔は「安物=問題有り」の物が多く本当に大変な時期で、安い物はかなりの順反りネック・弾き難いので弦高を低くすると音が詰まる位の荒いフレット精度と、弾くに耐えない状態の物が多かったです。調整等の精度は初期段階では甘い物が今でも多いとは思いますが、しっかりと調整してやれば使えるレベルになる物は多いです。今はその辺りがかなり良くなってきているので、お店の人がオススメしてくるのであれば安心して購入して良いかとは思います。新品で購入すれば保障もありますから問題があっても一安心です。エレキは調整で簡単にどうにかできますが、アコギの場合は以下のお話の様にリペアが絡んでくる場合があります。

    必ずしも新品を買う必要はありませんが、今回は最初の一本で中古を買われた事で選択の敷居が高かったですね。お店に置いてある中古で一番安い物を買ったとの事で購入されました。初めて買ったギターをチューニングしていざ音出し!音が鳴りました!までは良いのですが、物によっては「このギター、コードって本当に押さえられるの・・・?」と不安になる状態の物もあります。誰でも最初はコードをいきなりは押さえられませんが、明らかに無理じゃないか?と思える位の弾き難さです。疑問に思い、後日売り場に出てる数十万円のギターを握ってみると明らかに自分のギターと比べて圧倒的にコードが押さえ易い!これなら弾けるだろうと思うギターだけど・・・なぜ!?同じ形のギターなのに?とお客様は悩み、どうしても買ったギターでは弾ける気がしないとの事で修理で解決するのか?とリペアショップをネットで調べ、当店にお越しになりました。

    Fコードが押さえられないのはギターのせいかも?

    アコギに関してはエレキと比べ標準の弦高が高い物です。またナット高も大量生産物はあまり攻めて調整はされてないのが多い印象です(ナット溝の高さが高い)。その上アコギはボディの表板(トップ材)が薄い為、長い年月で使っていると必ずと言っても良いでしょう、表板が弦の力で持ち上がって膨らんでいき、弦高が上がっていきます。

    なら頑丈に作れば良いのに!と思ってしまいますが、この表板こそアコギのサウンドを決める大事な部分なのです。強度を優先すると確かに丈夫に作れますが振動が減り鳴りが落ちます。強度重視で作ると音質面で良くありません。その兼ね合いで表板は強度と音の両立がとても難しく、多くのクラフトマンが自分の考えを表板の補強材(ブレーシング)製作に表現します。

    中古のアコギを選ぶ際はネックの反り等の状態の他、アコギはこのトップの浮き具合に注意下さい。ネックが順反り・ナット溝高が高い・トップが浮いて弦高が高くなっている・・・と、アコギでこの状態が重なると弦のゲージもエレキと比べ太いのでギターを弾ける人でも厳しい位の弾き難さになってしまいます。

    よく初心者が「Fコードで挫折した」と言われる言葉、まずは自分のせいだと思わないでギターの状態を疑って下さい。上記で述べた様に低価格帯でも比較的に良い物は増えましたがやはり良くない状態の物も中にはあります。エレキは調整次第でどうにかできますが、アコギはご自身で調整できる点は少ないので、弾き難い物をどうにか自分の手で良くする事はできない事でしょう。

    リペアでこんなに弾き易くなる!?

    前置きが長くなりましたが、自分でも触ってみると弦高が高過ぎてFコードを押さえるのがキツくてとても弾ける状態ではありませんでした。今自分が初心者だったら諦めるかもしれない弾き難さです。順反り過ぎたネックを調整、高いナットの溝高を削って調整、トップ浮きでそれでもまだ弦高が高いのでサドルを削って弦高を下げるリペアを行いました。

    順反り状態は単純に弾き難いです。弦高が全体で上がるので、アコギの場合だと弦が太いので張力も強く、初期状態で弦高が高めだと致命的な弾き難さになります。ナット高が高いという事は主にローポジションの弦高が高い為、アコギのメインであるコード弾きに弾き難い原因となります。力を入れないと押さえられない状態・弦とフレットの距離が増えるので押さえた時にチョーキング状態になり音程が上がる等のトラブルが起きます。弦高についてはメーカー出荷時の設定がある為、何とも言えませんが各リペアをして最終的に弦高の理由で弾き難い場合はサドルを削って弦高を下げる必要があります。

    状態が悪いギターを無理に弾き続ける事で起こるトラブルはむしろ人間側に起きます。それは「弾き難いギターを弾く手癖が付いてしまう事」です。主に強く押さえて弾く癖が取れなくなっている人が多いでしょう。押さえたら音程が上がる人・フレットに余計な磨耗を与え減りが早い人・手に余計な力が入ってるから早いフレーズが弾けない人(指が上手く動かせない人)がそうですね。

    リペアは無事に完了しました。今まで弾き難いけど何とか頑張って弾いていて、それでもFコードを1音1音全て鳴らす事ができなかったと言われてたお客様がリペア後にギターを渡した1発目でFコード全ての音を出した事にお客様自身も驚き絶賛されました。

    こうして思う事は、初心者の方は「弾けない→挫折」をする前に一度ギターに問題があるのでは?と疑ってみて下さい。自分のせいだと思わないで下さい。みんな弾けてるのになんで自分は弾けないのか?と疑って下さい。ギターを弾くのは練習すれば誰でも弾ける楽器ですので、管楽器等と比べたら音を出す事は楽勝の部類です。なので自分がおかしい?と思わずにまずは相談し、弾き難い原因を見つけリペアして弾き易くしましょう。

    完成後の写真、撮り忘れてましたね・・・。

    ありがとうございました♪

     


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