• DSC_2917
  • FenderJapan jazzbass フレットすり合わせ
  • 2017/03/02
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  • DSC_2914 FenderJAPAN製ジャズベースのフレットすり合わせです。

    全体的フレットラインのウネリ・ハイ起き気味による音詰まりが発生している状態です。

    ベースは強い弦張力ですので、弦の張りっ放しでネックが反り易く、尚且つジョイント部分から折れ曲がる反りのハイ起きが発生し易い楽器です。ジョイント部のネックグリップに削られ始める部分は強度が急に下がる部分の為、ここが曲がる起点になり、反り曲がってしまうとロッド調整では直せない反りになります。これがハイ起きと言われる状態ですね。

    ベースはネック内に補強材を仕込むメーカーがどんどん増えてくる理由も「ベースは弦の張力が強く、ネック自体も細い形状なので構造上曲がり易い。」と理解が深まってきている事からと思います。中にはネック全体の補強材+ハイポジションにハイ起き防止補強材を更に仕込むメーカーもあり、どれだけベースのネックが曲がり易いものかご理解できるかと思います。「Fenderは反り易い」と言う人も増えてきましたが理由は補強材が入っていない事から反り易いです。今の工場では入れているのかまでは不明ですが、補強材が入ってる・入ってないでは音が変わりますのでこれが駄目だという判断はNGです。補強材が入っているとネックの強度が上がりますのでミドルが硬くタイトな音質になる傾向になります。豊かな柔らかい低音が好きな人には向いてない音質かもしれません。強度の面には優れますが音質面にも影響が出てきます。どちらの音質が良いかはその人の好みですが、補強材が入っていないベースを使っていく場合は強度の面の関係を使うプレイヤー側が構造を理解し使っていく配慮が必要です。DSC_2917すり合わせし音詰まりも無くなりとても良い状態になりました!

    ベースは弾いた時の弦振動も大きく、ギターもそうですが弦高を低くする程フレット状態の良し悪しが大きく出てきます。弾き易さ・音質を求める場合はすり合わせする事もオススメです。タイトでハッキリとした低音の出るベースに仕上がりました。

    ありがとうございました♪


    ~今回のリペアプラン~

    ・弦交換・・・1000円

    ・調整・・・2000円

    ・フレットすり合わせ・・・8000円


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    ギターリペア工房 Draw a New Sound

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