• dsc_2073
  • Western Electric 配線&Dilectronコンデンサ交換
  • 2016/11/28
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  • dsc_2071 dsc_2072 オーディオ好きの知人に久しぶりに会った際、アンプやスピーカーの改造に使ったWestern Electric配線の端材が大量に余っているとの事で頂きました。取り付けた後に写真撮り忘れに気が付きましたがDilectronのコンデンサも頂き、どうせなら自分のギターに付けて検証する事にしました。

    Western Electricの配線は昔所持していたFenderストラトに使ってみた事があります。その時は50年代のブラックエナメル配線材ですね。当時は「雑身が無くなったけど綺麗に出過ぎる・高域が硬く抜けが良くなり過ぎて逆に扱い難くなった。」が使ってみての感想です。考えて使わないと逆効果にもなりうる(それだけ音質効果が高い配線材)ので、使う用途も何でも取り付ければ音が良くなるとは言い難い配線材かもしれません。改めて「今なら違う発見ができるかも?」と思い、自分のギターで実験してみる事にしました。

    dsc_2073オリジナルギター、Rainyを使っての実験です。

    Western Electric ブラックエナメル

    最初はブラックエナメル(恐らく1950年代製)の物に交換。昔ストラトの配線を交換した感じそのままの印象を受けました。製造年代により音が変わるので全てがそうとは言い切れませんがこの配線は恐らくシングルPUには合わないかもしれませんね。シングルPUの良さを更に突き上げた様に感じますが、程好い所を飛び越えてしまうと言うのかそこでバランスを崩しています。少し音に柔らかさが欲しい所ですね。この音の変化具合だとマイルドな音質の物に合う気がします。

    意外だったのはDilectronコンデンサ。配線を交換してる途中で「どうせなら貰ったこのコンデンサも変えちゃうか・・・。」と、オレンジドロップ→Dilectron 0.05mf/100Vに交換しました。交換して最初の印象はトーンってこんなに重宝する物だったのね!と思いました。かなり高域が出てる事もあってトーンでどうにかするしかないサウンドになったので、トーンで調整する事が必須なサウンドなのでいろいろとトーンをイジり回すのですが自然に落ちる高域・輪郭を損なわずに高域が落ちるのでトーンを減らしていくとブーミー気味になる事も無くかなり使い易いです。セラミック=硬い音と言われていますがそんな事も無く自然な変化で好きな音ですね。こうして思った事はトーンを使って幅広い音色が出せる事を改めて実感するとギターの使う用途の可能性がかなり広がったなと思いました。配線交換後の一発目の印象はあまり自分では良く思わなかったのですが、トーンの値をいろいろと試す事でかなり好きなサウンドになりました。結局は好みと使い方次第ですね。

    Western Electric 錫メッキ

    貰った際は30~40年代の物、正確には年代不明との事ですがブラックエナメルでなく錫メッキ仕様です。こちらに交換してみるとブラックエナメルの変化と違いこちらの方が全体的に自然な印象を受けますね。先程のブラックエナメルの物の音をイメージしていたらまた違う音の印象です。さっぱりとしてるが冷たくならず抜け良過ぎでもなく硬過ぎる印象も無く、これは変にクセも無く乾いた感じで自分好みの音がします。これは売ってたらまとめ買いしたいですね。そう言う意味ではバランスが良いですが先程のじゃじゃ馬な音をトーン調整でどうにかする楽器の面白みが減りましたけど・・・笑。逆にトーン調整して音色調整の幅が狭くなったかなぁとも思いました。先程の音が意外にも気に入ってしまったので地味に感じてしまいましたが、これは万人受けする音じゃないかな?と思います。

    ギターの交換として無難なのはこの錫メッキでしょうか、恐らくこちらの配線は失敗する事無く音が良くなる事でしょう。Western Electricと言っても年代により配線の種類が沢山あるので何ともですが今回のブラックエナメルの物は抜けが良くないコモリがちな音の物に使うとレンジが広がってバランスが取れるんじゃないかと思いました。レスポール等のハムバッカーPUギターに使うと良いかもしれません。シングルコイルPUだと用途を考えないと難しいかなとも思います。配線だけでこんなに音が変わるんだなぁと改めて実感しましたが、一度Western Electricという配線材の音を知っておくのも面白いかもしれません。新たなギターの発見ができるかもしれません。