• PXL_20250218_102139152
  • クルミラ加工実験① ギターシールドケーブルのプラグをクルミラ加工
  • 2025/03/22
  • Category:
  • PXL_20250313_110911744

    以前のYoutubeにてクルミラ加工商品が音に良い影響を及ぼす事が分かった事と思います。

    今回は実験を協力してほしい観点から話が始まり、ギターシールドケーブル・電源ケーブルのプラグ(アース付き)・オーディオケーブルの実験に協力してもらう形となりました。
    これらも動画にて実験をアップしていきます。

    まずはギターシールドケーブルはYoutubeに上げた通りです。

    【クルミラで音質向上実験①】ケーブルのプラグをクルミラ加工したらギターサウンドはどの様に変化するのか?プラグのみでも音良くなる? ギタークラフトマン&ギターリペアマンの話 Vol.687



    今回は工房でも使用しているmogami 2497で実験します。

    プラグにフルテック製FP-703を使用したケーブルになります。

    まずはギターとチューナーを繋ぐ4mを製作し、プラグのみクルミラ加工されたFP-703を用意し同じ物で実験します。

    正確には使用し続けた中古品と新品との比較でもあるので注意下さい。
    中古2497は工房での室内使用のみのケーブルですので、ケーブル本体の消耗はあまり無いものと考えギター側に挿す片方のプラグのみ消耗しているものとお考え下さい。

    ※今回の実験に製作したクルミラ加工プラグ付き2497のブレークイン時間は殆どしてない状態から撮影をスタートしております。

    ~クリーン~

    ●加工前・・・今回の基準となる音。音が煌びやかで雑味も出てくる。

    ●クルミラ加工・・・音にコンプレッサーが掛かった様な音にまとまり感が出てくる。雑味が減りコードの形も見え易くなるが楽器特有の雑味が減り「生楽器っぽさ」が減る。「音がクリアになった」とも言える。アルペジオの抜けも良く、特に単音で弾いた時の音のパワー感が強くなる。

    ~アンプ歪み~

    ●加工前・・・基準の音。

    ●クルミラ加工・・・雑味が減るのでコードの音の形が見え易い。以前行った電源プラグに挿して使用する改質コンセント程の音変化はしない。ただプラグ2個だけでここまで音が変わるのは凄い。大きくは変わらないが音質の微調整に向いていると言える。
    Gainで歪んでいるというよりブースター等でVolumeを上げて入力している様な歪みの質感になります。

    ~エフェクター歪み+アンプ歪み~

    ●加工前・・・基準の音。ハウリングしまくりで音の形も汚い。

    ●クルミラ加工・・・加工前の音と比べ非常に音がクリアになる。音もまとまる様になり、音が暴れず綺麗に鳴ってくれる。特にセンターからフロントに掛けての音の潰れ具合の際に綺麗に鳴ってくれるのは凄い効果。

    ~ダウンチューニングギター(ドロップB)~

    ●加工前・・・元々がハイゲイン用のギターなので深い歪みでも綺麗に鳴らせられる。

    ●クルミラ加工・・・音の「ザラザラ感・チリチリ感」が無くなり綺麗に音が聴こえる様になる。この実験で分かる事として深い歪み時は元の音を潰さずに出せる事が分かる。

    ~まとめ~

    まずプラグのみのクルミラ加工だけでここまで音質を変化させる事自体が凄い事に驚きます。
    確かにインパクトは低いかもしれませんが、動画で分かるレベルの変化をプラグ2個のみで行えているので数が増えれば大きな効果となっていきます。

    クルミラ加工されたパーツを楽器や機材に加えた際の効果として「元の音が強くなる」印象があります。

    これによりギターからの信号がクリアで強くなり、エフェクターやアンプの歪みエフェクトに負け難くなる(音が潰れ難くなる)事から歪み量が下がった感じになります。
    アンプやエフェクターのセッティングは変えていないので、この辺りが説明でよく分かるかと思います。

    クルミラ加工されたパーツの恩恵は今の所では憶測ですが「歪み量が多くなる・機材が多くなる程に効果を発揮する」と思います。

    機材が多くなればそれだけギターの信号が弱まり、ノイズに弱く出てくる音もぐちゃぐちゃしてくるので結局は上手く制御するか機材の数を減らす事になるはずです。
    この辺りの心配が緩和され、元の音が強いので音の付け足しが用意になり音作り面で足し算がし易くなるはずです。

    今回の様なクルミラ加工されたプラグ2個だけではその範囲を全て賄うのは難しいと思うので、使用する機材に応じて増やしていく事でロスを防ぎアンプまで強い信号を送る事が可能になるはずです。

    例えばギターからエフェクターまでにクルミラ加工プラグが付いたケーブルが接続されている場合、使用しているエフェクターが6個程度とすると恐らくクルミラ効果だけでは最後辺りで信号が潰れてくると思います。
    3個辺りからクルミラ加工プラグを付いたケーブルを増設したり、エフェクター出口からアンプまでのケーブルをクルミラ加工プラグが付いたケーブルを使用する等してロスした分を補う様な箇所にクルミラ加工パーツを入れると信号ロスを減らす事ができる事でしょう。

    エフェクターを多数使用しているプレイヤー、マルチエフェクター等のデジタル機器にクルミラ加工パーツは音質劣化を防ぐパーツとして重宝するでしょう。

    ありがとうございました。


    First of all, it is amazing that the sound quality can be changed so much just by processing Kurumira plugs alone.
    It is true that the impact may be low, but the level of change shown in the video can be achieved with only two plugs, so if the number of plugs is increased, the effect will be significant.

    The effect of adding Kurumilla-processed parts to instruments and equipment gives the impression of “strengthening the original sound.

    This makes the signal from the guitar clearer and stronger, and makes it harder to be defeated by the distortion effects of the effects pedals and amp (the sound is less mangled), resulting in a lower distortion level.
    We have not changed the settings of the amp or effectors, so you can better understand this area in the explanation.

    The benefit of the Kurumilla processed parts is a guess at this point, but I think “the more equipment you have, the more effective it will be.

    The more equipment you have, the weaker the guitar’s signal becomes, the more vulnerable it is to noise, and the more messed up the sound becomes, so in the end you will either have to control it better or reduce the number of equipment.
    This is not a problem, and since the original sound is strong, it will be easier to add to the original sound, and it will be easier to add to the original sound.

    It is difficult to cover the entire range with only two plugs processed with Kurumira, so it should be possible to send a strong signal to the amplifier without loss by increasing the number of plugs depending on the equipment to be used.

    For example, if a cable with a Kurumilla-processed plug is connected from a guitar to an effector, and if there are about 6 effectors in use, the Kurumilla effect alone will probably destroy the signal around the end.
    If you add cables with Kurumira processed plugs from around 3 effectors, or use cables with Kurumira processed plugs from the effector outlet to the amplifier, you can reduce signal loss by adding Kurumira processed parts at the points where the loss is compensated for.

    Kurumira processed parts will be useful for players who use many effectors and digital devices such as multi-effectors to prevent sound quality degradation.

    Thank you very much.


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar




BLOG CATEGORY

ARCHIVE