- 自作のノイズフィルター付き電源タップの効果が凄かった。 TDKノイズフィルター RSAN-2020
- 2024/07/07
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皆様もノイズ対策で悩んでいる人は多いと思います。
結論としては無駄なので辞めて下さい。
かなりざっくりと言いましたが、大体は効果の低い所から対策するよりも効果が高い所から対策した方がお金も掛からず効果が高くなります。
メディアは所詮「商売で都合が良い事を言っている」に過ぎません。
あなた達にウソは言っていませんがかなり遠回りする情報を与えています。
その方がお金になり、尚且つ解決はしないから延々と新たな商品が売れ続けるからです。
世の中はB層向けビジネスで溢れています。今回は過去のブログでも紹介したTDKのノイズフィルターを使用し電源タップの使用レビューです。
まず最初に工房用に製作してみました。
単純に加工する手間が嫌だったので、大きなケースで尚且つ安く済ませる為に中古でETAの電源ラックを購入しました。
非メッキで小規模ですがノイズフィルターを搭載したモデルです。こちらの中身を外してスペースを確保し、TDKのノイズフィルターを電源の大本に接続。
各端子には独立した(ディスクリート回路の様な)コンデンサ2個+チョークコイルで回路を組んでみました。
元から付いているノイズフィルターも付けています。使用環境は電源トランス→115V出力にこの電源ラックを接続→PCやスピーカーを駆動といった状態です。
スピーカーからの音は非常に良い変化となりました。
「音が澄む・霧が晴れる・膜が取れる」と言ったありきたりな表現でしかありませんが良くなっているのは事実です。
楽器の分離が非常に良くなり、明らかに何かプリアンプの様な音を変える機器が接続されたかの様な音質変化が起きます。
実際に音を変える装置は存在せず、電源の状態が変わっただけです。
これだけでも音に与える影響が物凄いと分かってもらえるはずです。この変化を得て、すぐに自宅用にも製作するパーツを注文しました。
加工は単純ですが大変です。
金属ケースなので簡単には削れませんので手間が掛かります。
金属ケースで使用するメリットとしてギターでもお馴染みのシールド効果が発生できる事や、エフェクターでも同じくケース重量があると音が良くなります。
こちらもETAで行った事と同じ回路となります。
自宅は200Vでダウントランス→115Vにこの電源タップを接続→PCとスピーカーを駆動している状態です。
むしろ自宅で音をチェックした方が効果がより分かりました。
ノイズ対策レベルでは工房よりも自宅の方が弱いので、その弱い環境で使用した方が恩恵が感じられます。
これは音を聴いてから製作した苦労が報われる程の効果で、これらノイズフィルター回路は自宅の機器に増やしていきたいと思うレベルです。
特にノイズ源として繋がっている機器(例えば冷蔵庫・エアコン等)には相当効果が高くなると思います。
冷蔵庫には過去のブログで紹介しましたノイズフィルターを使用しておりますがエアコン等も接続した方が良さそうです。
冷蔵庫にノイズフィルターを接続しただけでも部屋が静かになる事や、冷蔵庫から発している電〇波の様な感覚が無くなった事に驚きました。電〇波の体感が分かり易い確認方法は電子レンジを使用する事でしょう。
使用中に身体が近いと、その部位がビリビリ痺れる様な感覚がしてきます。
この感覚の大小で機器から発している電〇波を感じ取れると思います。
もしくはブレーカーや分電盤に頭を近づけてみると分かると思います。そしてこのノイズフィルターに接続しているPCがそうだと思いますがPCから出る電〇波の影響も関係するのか動作音が静かに変化した(いつもより部屋が静か)事や身体が軽くなりました。
PCは使用している時に自分と距離が近くなるので、この体感は間違い無く気のせいでは無いです。
モニター等を見ていて目が疲れ難くなり、これは工房と自宅どちらもそうでした。音を良くする・部屋内を健康的な環境にする意味でも製作した意味が充分にあります。
効果が非常に良かったので次の予定としては工房の電源トランスへTDKノイズフィルターの接続(ケースに入る形で)、効果が感じられる様であれば自宅のトランスにも同じく製作します。
TDKノイズフィルターは20Aの使用限度と容量が大きく、250Vまで対応しているので100~200Vのどちらも使用可能と便利です。「ノイズ対策は電源から」は本当にその通りで、たった数万円で物凄い効果を得られますので是非とも真似してみて下さい。
言ってる意味がよく分かると思います。工房でもメイン電源ではない所、アダプタを多く使用する環境にはファーマンとFX-AUDIOのノイズフィルターを使用する事で変化した事はリスナーなら見ている事と思いますがファーマン自体にも同じ回路を組みました。TDKノイズフィルターは単純に入らないので電源端子をディスクリート化(同じくコンデンサ2個+チョークコイル)しています。
アダプタがノイズの源になる事でファーマン等のノイズフィルターが内臓された電源タップの使用も対策としてかなり効果が高くなります。
通常の安物電源タップではノイズ対策回路も無ければアースが無い・ケーブルにアースが無い・端子も2ピンなので接続していると電源ケーブル自体がノイズ機器になってしまう様子です。
とりあえずアダプタが密集している箇所はファーマン等の電源タップを使用するだけでも効果があります。そして回路を組んでの使用ですが正直音に変化は分かりません。
もちろんメインの電源ラインで無いからというのもありますが、各アダプタ全てにFX-AUDIOのノイズフィルターを使用・ファーマン等の電源タップを使用した時の効果から大きく変化した様には感じませんでした。
安物電源タップで多くのアダプタを駆動させていた環境から良くした際は明らかに音も良くなるレベルでしたが、この辺りが対策できた辺りからの変化は微々たる物でしょう。ただ僅かながらアダプタで駆動している機器の動作音が静かになった様子な事と、機器から出る電〇波は減っている様に感じます。
ファーマンの改造自体は簡単だったのでやった価値はあったと思います。
ただし端のコンセントには裏パネルに引っ掛かる突起があるので増設したパーツに干渉しない様な加工が必要です。ファーマンは24時間稼働している箇所に使用するので、安全装置としてヒューズを増設しました。
何かしらトラブルが起きてもヒューズが切れてファーマンの通電動作が止まる程度で終えます。
大きなアンペアを使用する訳では無いので問題無いと思いますが、何が起こるのか分からない事と備えがあれば安全なので改造の際はこうした回路を組む事をお勧めします。読んで頂きありがとうございました♪
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