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  • コンポーネントギター MJT 組み込み
  • 2021/11/02
  • Category:

  • コンポーネントギターのネックとボディの組み込みです。

    元の状態は不明ですがお客様の方で加工がされている箇所があり、見た目は気になるが問題が無い箇所や難点がある箇所は修正しつつ組み込み致しました。

    ワーモスやMJT、ミュージクラフト等といった定番のコンポーネントブランドを組み合わせてオリジナルギターを製作する方も増えてきております。

    増えてきてる理由も単純に「安くて良い楽器が作れるから」です。

    楽器の値段が高い理由としてメーカーへの「利益」がありますが、ワーモスでオーダーするかMJT等の市販パーツで作ってしまうなら組み立てるパーツ代は大体14~15万円程度で揃います。
    これと同じ品質でも人件費の計算・関わる業者や会社への利益を考えると元値が約3倍以上になる事も普通に起こります。
    あくまでざっくりな話ですが、コンポーネントブランドのギターで組み込めば30~50万円クラスの楽器を予算20万円程度で作る事が可能です。

    ブランド価値が付いたハイブランドメーカーにはどうしても低価格で販売する事が難しく、近年は年々価格を上げていく傾向になっているのでよりコンポーネントメーカーがコストパフォーマンスにより優れている結果になっています。

    ネット用語の「原価厨」という言葉がありますが、そうした意味で話している人は言葉が悪く申し訳ございませんが無知で書いてるだけですので気にしないでほしいのですがコストを削って良い物を手に入れようとするのであれば自分で安く済む行動してその手段を自分で実行する必要があります。
    要は「文句があるなら自分でリスク取ってやるしかない」って話なんですね。
    メーカー製品はそうした意味では品質と値段を比べて割高なのはこうした理由で事実なのですが、そこにはメーカーの利益や保証が付いている事が理由です。
    安く良い物を手に入れるのであれば普通は付いてるサービスを削る手段しかありません。

    当然そこには多少なりともリスクもある(海外から届く木材なので急な変形が起こり状態が悪くなる事も考えられる等)ので、安く済ませるにはこうしたメーカーが行っている保証等を自分でカットしていくリスクを行っていく事になります。
    もちろんトラブルが起きれば自分で問い合わせたりと対処するしかありません。
    成功すればコストが安く、最初から自分が求めた仕様で作ってるので一生物の楽器を手にする事ができます。

    どうしてもメーカー製品は「売れる仕様」を作るので、自分好みの木材で作られた楽器・自分の好きな色・自分の好きなパーツが付いた楽器が市販品で販売している事は殆ど無いと思います。
    買った後で改造費等を考えると更に費用が掛かるのでそうした理由から最初から自分好みの仕様で作る事で改造する費用やパーツ費を抑え、自分好みの木材で作られ好みの色を塗られた楽器を手にする事がこうしたコンポーネントブランドを利用する事で可能になるので、そうした手段を選ぶ人が増えていくのも時代の変化です。

    そして更に音が良いとくれば手間暇掛けてでもコンポーネントギターを作る人が年々増えるのも納得です。
    気を付けるべきと言える所はカタログには無い変わった仕様をオーダーしない(作り慣れてない?事をさせるとクオリティが下がる印象)、海外から来るので届いたら様子見期間で長い期間を置きたい(ネックが安定しない可能性がある)所かと思います。

    ありがとうございました♪

    ~今回のリペアプラン~

    ・コンポーネントギター組み込み・・・40000円~


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