月別アーカイブ: 2023年5月

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  • James tyler variax セットアップ・配線確認

  • 2023/05/31
  • Category:

  • ジェームスタイラー製ヴァリアックスの配線確認・セットアップです。

    トーンを絞ると音がかなり小さくなる症状です。

    こうした特殊な構造の物は修理ができない為、壊れてしまったらメーカー対応か買い替えになります。

    または回路をスルーしてパッシブ化して使う事は可能です。

    中を空けてみるとトーンポットが緩んで壁に当たっており、ザグリ内にはノイズ対策用の塗料が塗られている事でトーンのホット部と壁アース部分とショートしている様でした。

    結果として緩みを直しただけで直りました。
    基盤は特殊なパーツ構成によりポット等も独自パーツで交換不可なパーツ仕様です。

    セットアップする事で弾き易い状態に仕上げる事ができました。

    ありがとうございました♪


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

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  • MOON JJ-4 セットアップ

  • 2023/05/30
  • Category:

  • ムーン製JJ-4のセットアップです。

    大きく順反りし弾き難い状態です。調整する事で弾き易い状態に仕上げる事ができました。

    非常に音質が良く、かなりの当たり個体ですね。

    昔のムーン製は非常に良く、私も何度か話をした事がありますが買わずに後悔したベースがムーン製のベースでした。
    こちらの材は違いますが当時のウォルナットで作られたベースはとても音が良く、中古でもそこまで高く無い事から手が出し易いのでお勧めしています。

    こうした良い物を売っているにも買い手側の知識が乏しく廃れていったとも言えます。
    後にワーモス製品で組み込みをやる様に変化し(ムーニーロゴと言われる所から)経費削減を狙って変化してきた辺りから変わったと言われるのも分かりますが本来はこうして良い物を世に出していたメーカーが売れて主流になるべきでした。
    ムーニー期がダメではなくて、昔の方が凄く良かったというだけです。ムーニー期でも良い物も多いのが魅力でもあります。

    恐らくこうした道を辿ったブランドは楽器に限らず沢山あると思います。
    勉強して知識を付け、本当に良い物を買いましょう。良いメーカーが生き残れなくなります。
    マーケティングに踊らされて対して良い物でも無い買い物を繰り返していたら世の中良くなりません。

    ありがとうございました♪


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  • PRS Custom22 ポット交換

  • 2023/05/29
  • Category:

  • PRS製カスタム22のボリュームポット交換です。

    ガリが大きく音が出ない状態です。

    ポットは消耗品ですのでガリが出始めたタイミングで交換した方が良いパーツです。

    特にギターはボリュームによる音色コントロール、セレクターで切り替えを多用するので消耗がそれだけ大きいパーツになります。

    基本的に洗浄剤では直りませんので、どこかのタイミングで交換が必要です。
    大体は大事なタイミングに限ってトラブルが起きます。

    今回はポットの交換のみですが、ポットを新品に交換する事で音に問題が無い状態に仕上げる事ができました。

    ありがとうございました♪


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  • エピフォン サンダーバード セットアップ

  • 2023/05/28
  • Category:

  • エピフォン製サンダーバードのセットアップです。

    昔のサンダーバードとは違いモダンタイプPUに変更された現代モデルです。

    大きく順反りしている上に最初からトラスロッドが限界状態、弦高が非常に高く弾き難い状態です。

    トラスロッドが限界で順反りを直す事ができませんので可能な所までしか弦高を調整する事ができません。

    順反りの場合、弦高が高くて弾き難い上に中間フレット(10~12フレット辺りから)から音詰まりが発生してきます。
    それだけトラスロッドが限界・反り調整が行えない事は楽器にとって致命的です。

    ベースはローフレットを使用する事が多いので、この状態の場合ハイポジションの音詰まりはこの際考えないセッティング(ハイポジを弾かない場合は)でローポジション辺りだけ使用する仕様で考えると良いでしょう。
    妥協した調整になりますが、この状態の場合だとしょうがないです。

    難がある状態ですが弾けるレベルまで調整は行えました。

    ありがとうございました♪


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  • トラスロッドの余り量を確認するついでに自分のネック状態を確認しよう

  • 2023/05/27
  • Category:

  • 前回の動画やブログ記事も参考にして下さい。


    ブログ記事

    トラスロッドの余り量確認方法

    ~まずはネック反りの初期状態を確認する~



    今回もYoutube動画を元にした記事になります。今回の動画は自分の7弦ギターを元にトラスロッドの余り量を確認する方法を説明しております。

    誤解が無い様に最初にお伝えしますが、この7弦ギターの状態が良過ぎるので誤解が起こるかもしれませんが「この状態が普通」と思わないで下さい。

    ネックの状態を確認する為にまずは弦をダルダルに緩め、トラスロッドを完全に緩めた状態が現在の反り状態です。
    これを無負荷状態とします。

    この状態にしてチェックすると分かりますが多くの楽器はネック自体が結構順反りしています。

    この状態から弦を張ると更に順反りする訳で、これを真っ直ぐにする為にトラスロッドを多く回す事となります。
    つまりは調整後には余裕が少ないという状態になる、こうした楽器が世の中に多い事を知って下さい。

    それにプラスしてトラスロッドの効きが良いか?悪いのか?でも限界度合いが変わってきます。

    ~どれだけネックに強度があるのか?~

    ここからのチェックとして、弦を張ったらどれだけ反るのか?をチェックします。

    当たり前の事ですが弦張力は非常に強い力の為、弦を張れば順反る事は想定されておりおかしい事ではありません。
    つまりは弦張力にネック強度が負けて順反りする事自体はおかしくありません。当然の結果です。

    この順反り具合が極端に大きい場合、ネック強度が弱いと判断できます。

    この状態からトラスロッドを回して逆反りの力を発生させていき、ネックをストレートに調整していきます。
    多くの方が誤解していますがトラスロッドは逆反りさせる機構であって補強目的の力は発生できません。
    補強の場合はトラスロッド近くに溝を掘って補強材を仕込みネック強度を上げる加工が必要になります。

    この状態で分かる通りで最初の調整でトラスロッドがある程度は回さて調整されます。
    ネック強度にもよるので全て同じにはなりませんが通常のメイプルネックだとギターで2~3割、ベースでは4~5割位は使われる事もあります。
    新品のこの時点でトラスロッドの余り量が減っている事を知って下さい。

    「新品=トラスロッドの余り量が100%」ではありません。

    その後は木材の変形で大体は順反りします。その修正でトラスロッドを使うので結構簡単にトラスロッドの余り量は残り2~3割になっている事も全然有り得ます。

    こうした事を知り、トラスロッドの余り量が100%に近いのであれば万が一逆反りが起こると困るので弦を張りっぱなしにしておく理屈が成立します。

    上記の理由から大体は元のネックが順反りしていて更にロッドにも余裕が少ない物が多いので、昔から弦は緩めた方が良いと発信している訳です。
    逆反る事はラッキーです。逆反りしたら喜んだ方が良いです。
    順反りしていた物が逆反りしたのでしたら元の真っ直ぐな状態に近づいた事、良い状態に戻ったという事です。

    多くの楽器は上記の状態の物が多いので、逆反りさせる様に努力し管理していくと言っても間違いはありません。


    ~トラスロッドの効き具合を知る~

    無負荷状態で反り具合を確認した後は実際に限界まで回して確認してみましょう。

    この効き具合が重要で、余り量が多くてもロッドを回しても全然動かないなら限界状態と変わりません。

    ロッドの余り量も大切ですが効き具合も大事です。この辺りは実際に回して確認しないと分かりません。

    そしてメーカーにより全然効かない物も多く、少しの順反りも致命傷になる事も少なくありません。
    そもそもが上記の理由でロッドの余り量が少ない事が多い訳で、新品で購入した物で順反りした楽器を調整しただけでロッドが限界になったパターンが年々増えてきているのが現実です。

    特に特別な事も無く、普通に溝を掘ってしっかりと形に合った埋め木を作って接着すればちゃんとロッドが良く効くネックが作られます。

    効かない理由はこの辺りが非常に雑に作られている事。
    ましてや工場はNCルーター(自動機械生成)なのでこの辺りの設定数値が酷いのか、ロッドを仕込む人達が下手くそ過ぎるのか理由は分かりませんが効きが悪い物が多いのは事実です。

    日本製はロッドの効きが良い物が多いので、長持ちすると判断しても良いでしょう。
    ただし例外はありますが、この場でメーカー名の表記ができないので過去のブログ記事を読んで勉強して下さい。

    ~ネックの反り調整~

    動画でも「カチカチ」と言っておりますが、説明が難しくカチカチとしか言えません。

    よく「はがき1枚分」とか言われますが、適当過ぎる言葉です。
    はがき1枚なんて当てになりません。はがき1枚分はただの順反り状態です。

    カチカチの音で判断します。もちろんこれにはフレット状態が良い条件もありますので楽器により変わります。

    カチカチの音が大きい場合は隙間が大きい、カチカチの音が小さい場合は隙間が狭いという事。調整具合は好みの問題です。

    動画の7弦ギターはトラスロッドのナットが完全に緩んだ状態でレギュラーチューニングし僅かに順反った程度(反り調整がOKレベルな状態)です。
    こうしたチェックを踏まえ、弦を張ってこうした状態のギターと分かった場合に限り「弦は張りっぱなしで良い」と言えます。
    誤解が無い様に何度も言いますがこうした状態が良い楽器はかなり特例です。


    ~状態を知ったら~

    恐らく大半のギターは順反りしていて、調整後はロッドに余裕が少ないと知る事でしょう。

    知れば対策ができます。弦を緩めて保管しましょう。

    余りにも余裕が少ない場合は逆反りさせる努力をしないと、これから順反りする事が危険で将来長持ちしないネックとなるので湿度を上げて保管してみる等を試して下さい。
    時間は掛かるかもしれませんが、直る可能性もあります。

    チェックした恩恵として経験ができ今後にも活かせる事、自分の楽器状態を知る事、私が言ってる事を理解できる事になります。

    私のYoutubeは「信じて下さい!お願いします!」というスタンスではやっていません。
    答えは自分で試して確認して下さい。
    文句を言うのは自分で行動し試して確認してみた時に初めて発生する権利です。
    試して確認した事が無い人に文句を言う権利はありません。
    行動し確認すれば、自分が言っている事を理解できるはずです。

    最後に余談ですがYoutubeでも上げている「叩いて音を良くする方法」にて「トラスロッドの当たり具合が叩いて変わるだけなのでは?」や「トラスロッドの入っている所だから叩き音が違うのでは?」という、これも分かり易い自分で試していない人達のコメントがありますが…。はい、自分の楽器を使ってチェックして下さい。
    トラスロッドが入っていない部分でも鳴りが違う所がありますし、ボディ等も自分で叩いて確認して下さい。
    自分で確認もしていないのにコメントでアレコレ言うのは辞めにしましょう。

    読んで頂いてありがとうございました♪


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  • Gibson SGベース セットアップ

  • 2023/05/26
  • Category:

  • ギブソン製SGベースのセットアップです。

    かなり大きく順反りしており弾き難い状態です。

    調整する事で弾き易い状態に仕上げる事ができました。

    ギブソン製のベースはとても良くできていて、音色に関してはバンドアンサンブルに特化したサウンドが特徴です。
    これが売れてないとすれば本当に世の中の人達が良い物を分かっていないと思います。

    シンプルに低音に寄った無駄の無い音が出てくるので、バンドの中で他の楽器を邪魔せず大事な所だけが鳴ったベースサウンドを出してくれます。

    仕様としてもフロントPUがネックにかなり寄ったベースも珍しく、このポジションで音を拾うととても心地が良い低音を勝手に出してくれるので美味しいPUポジションと言えます。ギブソンはここに早くから気が付いていた事に敬意を持てます。

    プレべ等にSGベースの様なフロントPUを増設したら非常に良いベースができると思いますが、利益優先でなく楽器のセンスがあるメーカーが出てきてほしいです。

    ありがとうございました♪


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  • gibson ES-レスポール 配線直し&セットアップ

  • 2023/05/25
  • Category:

  • ギブソン製ES-レスポールの配線直しです。

    レスポールと同じ電装仕様ですが今回は1Vo1To仕様に配線変更です。

    特に特殊な配線という訳ではございませんが音質の良さを考える場合としてパーツは少ない方が抵抗が少なく音が良い結果に繋がります。
    2つのPUにそれぞれのボリューム・トーンの掛け具合等を調整し切り替える人も居ますが、シンプルにフルテンで触らない人も居ます。
    自分の使い方に楽器を合わせる事で音の良さやパーツ仕様は変わってきますので、これらは改造して合わせる事も可能です。

    調整してみるとトラスロッドが限界状態、その状態からやや順反り気味ですが弾く上では何とか合格レベルでしょう。

    ありがとうございました♪


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  • tom anderson TheClassic セットアップ

  • 2023/05/24
  • Category:

  • トムアンダーソン製TheClassicのセットアップです。

    逆反りして音詰まりしている状態です。調整する事で弾き易く問題が無い状態に仕上がりました。

    ハイエンド楽器らしい弾き易いモデルです。
    PU切り替えがレバースイッチではなくミニスイッチとなっており、それぞれが独立しているのでストラトよりも音色が多いギターとなりますが切り替えが演奏中に難しいモデルなので人を選ぶ仕様とも言えます。

    トムアンダーソンのPUも素直な物から癖ある物までモデルは様々な為、弾いて買わないと思っていたのと違うギャップがある事もあります。

    主にPUスイッチで苦労するギターと思いますがこの辺りも慣れだと思います。
    ただミニスイッチはレバースイッチに比べ壊れ易い事と思いますので多用する人は考え所かもしれません。

    ありがとうございました♪


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  • マーチン OOO-28 弦高調整

  • 2023/05/23
  • Category:

  • マーチン製OOO-28の弦高調整です。

    アコギの弦高は決まっておらず、メーカーによっても設定弦高は様々です。

    何を基準にするのか?でも標準は難しいですが大体のメーカーは2.5~3mmの範囲かと思います。

    しかしここからネックの反り変形・トップ浮きで弦高が高くなる為、長く使っていると弾き難くなってきます。

    有名メーカーだから反らない、状態が悪くならないと思っている人が多く居られますが全然そんな事はありませんのでご注意下さい。

    サドルを削り弾き易い状態に仕上げる事ができました。

    ありがとうございました♪


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