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  • ワーモス 5弦ジャズベース 組み込み
  • 2023/08/14
  • Category:
  • ワーモス製ネック・ボディの組み込みです。

    今回はお客様の予算関係でナット加工やすり合わせは無しの内容です。
    当然オススメはできませんし完成後のトラブルにも対応できませんがご理解頂けましたら対応可能です。

    電装はプリアンプにアギュラーのOBP-1、ノードストランド製のPUです。

    あえてOBP-1を選ぶのは特殊かと思います(恐らく多くの方はOBP-3を選ぶ)。
    正直私もアギュラープリアンプはOBP-3の印象が強くあるので、製品にも1や2が標準搭載してあるモデルも少なくデータが無いのであまり完成後の音イメージが浮かびません。

    完成後は新品という事もあり音が硬いですがそこまでハイパワーではないので現代的なハイファイサウンドという訳でもありません。

    EQが0だと音が細い為、PUはアクティブEQありきと考えた方が良いサウンドです。

    また近年は木材の強度が落ちてきている事はブログやYoutubeで皆様は知っていると思いますが、オプションで補強材を入れたこちらのメイプルネックは弦を張ると大きく反る為、5弦ベースは張力が強いので大きく反るのは当然でロッドの余裕が新品でも少なくなる事は知ってると思いますが、今回はその割合がかなり大きい事に驚きました。
    元のネック材はトラスロッドが100%余っていて殆ど反っていませんが、弦を張ると大きく順反りし調整でかなりのトラスロッドが回してあるのでロッドに余り余裕が無い状態です。

    ワーモス製作の物でも木材の強度低下を感じた事から、今後ワーモスで製作される方はネックに補強材を入れるオプションは必須にしていた方が良いでしょう。
    今回はオプションで補強材を入れていなかったらもしかすると全く反ってない新品ネックでも弦を張っただけでトラスロッドが限界状態になっていたかもしれません。
    下手するとトラスロッドを限界まで回しても足りなかったかもしれません。

    ワーモスもまたホームページが変わり以前より分かり難くなっており、トラスロッドのオプションに「グラファイトロッド」が選択できるのですが、通常のトラスロッドは素材が鉄ですがカーボン素材でできたトラスロッドが存在する?のは聞いた事が無いので、こちらがトラスロッドとプラスしてカーボン補強材を入れるオプションかと思います。

    この業界も変な独自言葉が多いので勘違いし易いのですが、「カーボンロッド」ではなく「ネック補強材」が分かり易く正しい単語と思います。
    私はそう表記してます。
    トラスロッドと混合して判断してる人も多そうで分かり難い言葉と思います。
    トラスロッドがネックの補強材になっていると勘違いしている人も多いので、誤解を招く表記は正してほしいですね。

    ベースのネック材は弦張力が強いので基本は補強材を入れた方が絶対に良いですが、木材強度の低下もある事からギターでも入れていた方が安心と思います。

    ありがとうございました♪


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