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  • 電源部ノイズ対策 その4
  • 2017/10/10
  • Category:
  • 電源部ノイズ対策 その2からの発展です。

    あれから作ったノイズフィルターを作り変え、エフェクター用のパワーサプライとして作り変えました。DSC_4892 今回特殊な事はオーディオ系の電源部安定回路も参考に用いてパワーサプライを作ってみました。相変わらずパーツ点数が多いので重いです。電源回路もいろんな製作関連本から海外の基盤サイトまで調べて勉強しましたが、エフェクター関係に捕らわれずオーディオ関係の回路も流用できるのでは?と考え、組み合わせてみては試してみる事になりました。

    独立アイソレート型にした方がエフェクターを沢山繋げるパワーサプライの使い方として有利だと思うのですが中のパーツが大きいのでそれぞれ独立して同じ基盤を複数収めるには中々サイズ的に無理がある為、アイソレート型は次回作にしたいと思います。

    LEDが有るだけで音質に影響が与えられる記事を読んで、光る=電力を消費するので確かに音に関する以外の無駄は取り付けない方が良いのかも?と思い今回はLED無しの状態です。LED単体で付けた時・付けてない時の音質変化はまだ試した事はありませんが、ワウペダルにLEDが付いていないのもその理由があるそうです。目で見て動作しているのか見だだけで分からないのはちょっと今までのエフェクターになかった事もあり違和感はありますけどね・・・。DSC_4891音質比較用として恐らく自作エフェクターをしてる人は持ってるであろう本から作ったサプライマン、黒歴史状態になってますがこのサプライマンと切り替えてどう歪みエフェクターのサウンドが変化するのか比べてみました。サプライマンは本の製作内容と異なりノイズ対策用のコンデンサとチョークコイルが新たに入ってアレンジされています。

    音質としては今回作ったパワーサプライの方が回路の規模も大きい分か、歪みも綺麗なサウンドですね。ノイズも少ないですしカッティングやブラッシングも1音1音タイトで分離が良く綺麗に出てきます。ただ今回の比較で改めてサプライマンの音質も良い事が分かり、SN比や音の分離感は今回作ったパワーサプライより劣るにしても音色として成立してるので、これはこれで今回作ったパワーサプライよりマイルドな感じに聴こえるのでこの歪みが好みの人には好きになる音質かと思いました。

    それにしても入力される電源部分だけで結構音質が変わるものですね。あれこれと実験している価値があるものです。自分がエフェクターをあまり繋がないプレイヤーだったのであまり気になっていなかったのですが、これが数十台繋がっているボードの中で一気に電力が使われる環境によるチェックもまた違った音色の結果が得られるかもしれません。

    エフェクターの音質、特に歪みは多数の種類がありますがそれはプレイヤーの好みで選んで良いと思います。何が良いかはバンドアンサンブルの混ざりもありますが好きな歪みが出るエフェクターを見つけるまでは実際に自分の環境で使ってみて探す事が一番です。MOD(モデファイ)等はその後で「もっと歪みの量が増えたら良いな。」等や「低音はもう少しカットされてほしい。」等、使った上で考えてみると良いでしょう。今自分がやっている製作事はそうして自分の音質がある程度形になって機材も十分に用意できているプレイヤーに向けて「もっと今の音質が良くできないか?でもこれ以上は何が改善できるんだ?」と悩んでいる人に向けての製品開発です。特に電源周りの改善は効果が高く、オーディオ関連ではかなりうるさい分野の割りにはエフェクター関連ではあまり意識されていないのか発展途上に見えるので遣り甲斐がある分野です。どんな歪み系・空間系を組み合わせても素材(各エフェクター)は関係無く良い音質になる様にとして、電気で動作する関係でその大元の改善がかなり大事な様に考えています。伝われば良いですが炊飯器みたいに同じ米を使っても炊く機械が良い物に変わるだけで全然違う美味しいご飯ができる様な、そんなパワーサプライが作れると良いですね。

    どうしてもプレイヤー側が考えた事と製作サイド側が考えた内容はギャップが起き易いもの、まずはプロの方にお渡しして使ってみた感想を元に次回作に反映させていきます。なので使ってみた方々は遠慮無く辛口コメントをお願いします!笑


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