月別アーカイブ: 2015年8月

    DSC_2506
  • Ibanez prestige PU交換&調整

  • 2015/08/10
  • Category:
  • DSC_2500DSC_2501Ibanez prestigeのPU交換です!

    お客様から抜けが悪く音を変えたい!との事でPUを3つ持ち込みPU交換と調整を依頼されました。

    Ibanez特有の薄いネック、ボディは薄く軽い事もありプレイアビリティが高いギターですね♪

    ネックもこんな薄いのに意外に強度がありますね。話によれば昔は薄いネックにすると強度の問題で反りトラブルが多かったそうで、自分も古い型のRG使ってた頃は反りに悩んでました…今は改善として薄いネックでも中には補強材が入っているそうです。

    DSC_2503

    Ibanez系のHSHは5wayでハーフトーン時にハムがシングルに変わるのが採用されてます。

    DSC_2504

    PU全交換です!

    DSC_2506

    お客様の持ち込みPU、フロントにDimarzioのairnorton、センターは不明、リアにDimarzioのToneZoneです!

    DSC_2507調整です!

    Dimarzio系はPUのキャラクター個性が強いのが多い印象で、その音が用途に合っていたり自分好みにマッチすればとても使える優秀なPUだと思っています。

    リペアでもPU交換の定番はダンカンですが、ディマジオも年々交換される人が増えてきましたね♪

    今回のエアノートンはフロントに良さげなサウンドです♪聴いてる分にはミドルが出てるのかフロントのモヤっとした感じが無く好きな音です♪このギターだとマホガニーボディの影響か、ややローが膨らむのでバランスが良いサウンドに少しローが足された感じになりました。タップしてシングル的に使うと良い感じかな?とも思いました。膨らむ少しのローが気になる様でしたらEQでカットですね。

    センターはメーカー不明ですが、クリーン系。音としてはカラっとしたシングルPU!ってそのままの音ですが、他の二つがハムなので音量が釣り合いません。物としては良さげです♪ストラトのフロントに使ってみたいです♪音量差でセンターには使い所が難しいかもしれません。

    リアのトーンゾーンはクセの強いサウンド。硬く力強く、歪ませ専用って感じです。時間の関係もあって全てクリーン音のチェックのみでしたが、歪ませた音も凄い個性が出てきそうです。歪み音も聴いてみたかったですね…

    DSC_2508

    完了しました♪

    Ibanezは昔RGを使ってた時期があり、薄いネックでローがあまり出ずカットされた様な音が印象に残っていたのですが、このギターはマホガニーボディと組み合わせバランスを取ってる様な印象です。この薄く独自のアーチ形状も音に関係してるかもしれないですね。

    ありがとうございました!


  • Musicman StingRay PU交換&調整

  • 2015/08/07
  • Category:
  • DSC_2492

    DSC_2493

    Musicman StingRayのPU交換&調整の当日仕上げでした♪

    StingRay、初期状態だと使い難いのでしょうか改造される方も多いベースですね。

    自分も昔はStingRayを使っていて、PUを変えたりプリアンプのコンデンサを交換、値を変えたりして使ってました。

    DSC_2494

    ダンカンのSMB-4Dです!お客様の要望によりシリーズ配線で交換です!

    DSC_2495

    交換完了♪

    DSC_2496

    調整です!

    ダンカンPU、改めて優秀と分かりますね♪

    ギターと比べ、ベースは交換用として売られてるPUが少ないので、交換するにもPUの選択肢が少ないです。

    一番手に入り易いダンカンPUですが、定番になる理由も分かりますね。

    安くて良い音です♪

    IMG_20150807_073909

    完了しました!

    StingRay、この見た目が良いんですよね♪

    自分がStingRay買ったキッカケはBECKの平良君の影響です(笑)

    ありがとうございました!


    DSC_2491
  • ESP AMAZE-5 ジャック交換&調整

  • 2015/08/07
  • Category:
  • DSC_2491バンドやっていた頃にお世話になっておりましたex-soarr、現在はF.e.sの暁人さんからESP AMAZEのジャック交換&調整の当日仕上げです!

    ジャックが不良で、位置により音のパワーが落ちるポイントがあり交換にて対処。

    パーツは消耗品ですから、おかしくなればパーツを交換した方がトラブルを防げます。

    またかなり音が良いベースでビックリです♪作りもESPなので良く、調整でも低い弦高まで攻められるのも作りの良さがないと難しいです。

    バッチリ調整しワンマンは大丈夫そうですね♪

    ありがとうございました!


     

    f.e.s

    http://fes-online.jp/top.html


    vhviyu
  • 弦は緩める?緩めない?

  • 2015/08/06
  • Category:




  • 質問される内容に多く寄せられるのが「弦は弾き終わったら緩めた方が良い?」との内容です。

    昔から「緩めた方が良い」と言う人も居れば「緩めない方が良い」と言う人まで、その答えは何?と疑問に思っている人も多いと思います。

    そして未だにハッキリと「これが正しい!」と言いきれる人も現れません。とても不思議に思います。

    そうした内容をYoutubeにてお話しております。ブログを読みつつYoutube動画のお話を聞きながら読まれると非常に理解が深まる内容と思いますので最後までご視聴を宜しくお願いします。





    ネックは構造上、どうしても強度が安定しておりません。

    ネット情報も昔からいい加減な情報が未だに信じられて広まっており間違った知識が多く蔓延しております。

    「ネックは弦を張った事を想定してバランスが取れる様に製造されている。」等、本当にギタークラフトマンが言った言葉なのでしょうか…。

    物理的に問題になる箇所、それに伴う対策等はYoutube動画にてお話しております。

    弦の力はとても強く、とてつもない力が薄いネックに掛かります。

    木材は端から端まで「同じ強度ではありません」。

    そんな素材に強い弦張力を掛けたら、しかも弦は全て太さが違い張力が違う、これが綺麗に反ると考える事がおかしい事と分かるでしょう。





    トラスロッドが限界に近い状態になっている事が多くあるパターンです。

    余裕が無い状態なので緩めた方が良いパターン・ネック剛性が高く弦の張力で全く反りが変わらないのであれば張りっぱなしでも良いと考えるパターンとネック状態により考え方が変わっていきます。





    音質に大事な部分はネックです。

    ネックがダメになり、新しいネックに交換すると音質が大きく変わります。

    そんな大事なネックをマメな手間暇を掛けて長い間使っていきましょう。

    ギター=ネックが本体です。

    だから大事に反らない様に使っていかないといけません。





    これは人によって様々な意見があり、答えがハッキリと出ておらず「どっちが正しいんだ!?」と、分からない部分ですよね…。

    緩めるって人は「弦の張力が常にネックに与えられると反ってしまうから」等。

    緩めないって人は「ネックは弦を張った状態で釣り合いが取れてるから」等。

     

    これに関しては「正解がない」事なんです。理由は「ギター本体の状態によりどっちも正しくなる」事です。

    トラスロッドの余り量が100%近くなら逆反りすると困るので張りっぱなしで良いし、しかしそんな状態が良い楽器は殆ど無いのが現状で、殆どの楽器は順反りしてトラスロッドの余り量が少ないので「緩めないとダメ」に該当する物が多い。

    自分の根拠としてはこれだけ数多くのリペアを行い、お客様と対面でお話をしながら引き受けている事もありお客様が今までどの様に使い続けてこの様な状態になったのか?と多くのデータがあった上でのお話になります。





    自分は緩める派です。緩めないとダメだと思います。

    これはリペアを仕事にしていての経験を元に思っている事なのですが、ネックの順反りが大きい・ハイ起きしてる・ネジれてる楽器を持ち込む方は聞いてみると殆どの方が弦を弾き終わった後は緩めていないとの事でした。

    張りっぱなしで常に張力が掛かってる事によりネックが順反るケースが多いと判断しています。

    そもそもネックは強い張力を掛ける構造なのに対して、特別な加工をしている訳ではありません。

    ネック内に補強材を入れているメーカーも全体的には少数です。張力に負けて反るのはハッキリ言ったら「当たり前」の事です。

    弦張力、この内容を書く際に具体的な弦のゲージの正確な弦テンションって何kg?と調べるキッカケができました。

    調べるとダダリオがバランステンション弦について公表してました。

    IMG_20150804_115220

    IMG_20150804_144351





    そのままスクリーンショットですが…

    ただこれはバランステンション弦のデータなので、通常の弦やメーカー毎にゲージが異なるのでテンション(kg)が異なります。参考程度に。通常の弦は各弦でkgにバラツキが出る様ですが、普通の弦の正確な表が見つけられず…

    通常の10-46は45kg前後、ベースの表はバランステンション弦50-120でミディアムゲージとなっていて、太さが違うので通常の45-105とどれ程変わるのかは不明です…。とりあえず80~90kgといった所でしょうか。これだけの力が細いネックにずっと掛かっていると考えたら…反るのも当然には思います。

    ですが実際に弦を張りっぱなしで大丈夫な物も中には存在します。なので緩めなくて良いって言う人はそのギターを所持してると思います。
    実際に常連のお客様が定期的にメインギターを持ち込んでくれて、弦は張りっぱなしだそうですが、その度に調整をしてチェックしますが反りの変化が全くありません。

    弦を張った状態で放置していて、順反っていくギターは緩めた方が良いでしょう。多くの楽器がこのパターンです。

    張ったままで反ったり状態が変化しないならそのままでも良いかと思います。木材の強度が高いのでしょう。

    補強材が入ったネックは強度が高いので、張りっぱなしで大丈夫な可能性が高いと思いますが確実との保証はありません。

    弦を緩めておく事でデメリットが発生しなくなる結果になるので、緩めておくのが無難です。

    また順反り過ぎてトラスロッドをかなり締めてるギターベースは弦を緩めるとトラスロッドが逆反りに動く力だけがネックに残ります。この場合、ネックに逆反りに対する力が働いており、それにより逆反りに動いてくれたらと順反り分に締めていた分を緩めて取り戻せる!といった考え方もあります。





    あまり例がないですが「逆反りに動くネック」も存在します。

    学生時代にはたくさんのギターベースを作りましたが、1本だけ緩めて置いてると逆反りに動いていく癖があるギターがありました。今はもう所持してませんが、そのギターは弦を緩めてると逆反りしていくので弦を張りっぱなしにしていましたが、逆反る事はなくなり張りっぱなしを基本に使ってました。

    自分は作るばかりであまり弾かないので、保管してるギターベースの弦は張力が無くなる程ダルダルに緩めて置いてます。上記にある1本以外はそれによりネック状態が変化するか?逆反るのか?と言われると変化しないので、本当にギター本体による事だと思います。

    学生時代は弦を緩め忘れてしまい、数ヶ月後に気が付いたギターベースもありました。ギターは反っていませんでしたがベースは順反りしていました。張力のデータですとベースはギターより倍位の張力なので、経験に基づく考えですがベースは張力が大きいので緩める方が絶対に良いと思います。
    アコギも必ず緩めて下さい。ボディのトップ材は薄いので、張りっぱなしだと持ち上がっていきます。






    ギター・ベースの本体に合わせ、緩める?緩めない?は持ち主の判断になるかと思います。

    毎日弾いてる様なら「今日は何か弾き難いぞ?」と分かると思います。弾き難くなった感覚だと順反りしてる可能性があります。逆に「弦高が低くなった気がする。」等は逆反りの可能性があります。

    張りっぱなしで弾き難くなる感覚になるなら緩めて保管する、弦高が低くなっていく様なら弦を張っておく等、この言葉だけでは誤解を産むかもしれないので、ご自身で判断が難しい場合はリペアショップに持ち込み診断してもらう事も大事です。

    お客様の中には「全てのギターが逆反る」と言う方もいて、湿度計の設置をオススメした所かなり部屋の湿度が高い事が分かった例もありました。部屋の湿度が高いせいで材が湿気を吸い膨らんで逆反りに動く様でした。

    その逆もあり、エアコンをガンガンな部屋にずっと置いてるってお客様もいて、乾燥で材の水分が飛び順反りに動く様です。確か乾燥で指板が割れたギターも持ち込みされてましたね…こちらは弦を緩める緩めないとは少し違いますが。

     

    緩める!緩めない!はその楽器に合わせて行う手段だと思います。毎日触れてチェックしてみて下さい。木材ですから環境により変化が起きます。それを見極め、そのギターをどう保管していくか判断しましょう。

    間違ってもネット情報を信じてはいけません。

    理由は「この人の楽器と私の楽器は違う物だから」です。

    自分の楽器のトラスロッドを実際に動かしてみて余り量を確認し、現在はトラスロッドの余り量が多いのか少ないのか?で判断して下さい。


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar





    DSC_2484
  • Lilytail 製作 その9

  • 2015/08/06
  • Category:
  • DSC_2485

    ネックは時間を掛けてある程度形ができてきたので次は指板整形、その後はフレット打ちですね♪

    今回、いつもだとフレットは国産のミディアム(214)を使ってますが、最近周りで評判が良いジェスカーフレットを使ってみます♪DSC_2484

    ボディ材は接着を終え、製作に入れる状態。

    バック材のホワイトアッシュにはボディ形状を決めた後にホロウザグリを掘って軽量化します。

    いよいよボディ編、楽しみです♪

     


    DSC_2475
  • Lilytail 製作 その8

  • 2015/08/05
  • Category:
  • DSC_2474

    ボディ材の製材です!

    長い板の状態で購入し、ボディサイズに切って長い間寝かせてました。

    ボディを貼り合わせるにしても厚みが合わないのでプレーナー。

    機械があれば本当に便利です。今まで厚み出しはルーターでやってましたからね…

    DSC_2475

    接着面出しはサンダーにて。

    楽チンです♪これも今まではルーターでやってましたからね…DSC_2476

    接着です♪DSC_2479

    トップ材はパドゥクを使用する事になり、トップ材も接着。

    バック材のホワイトアッシュ、バランスの良いサウンドですが重たいのでギターの弦では鳴らし難い。

    なのでホロウボディにして軽量化させ、上手い具合に鳴りを稼げる様にします。DSC_2480

    シーズニング中のネック、少し削っては寝かせを繰り返し形もネックらしくなってきました♪

    そろそろ指板整形しフレット打ちですね!

     


    DSC_2472
  • 新店舗準備 その25

  • 2015/08/03
  • Category:
  • DSC_2467 壁紙を購入し、貼り付けました♪

    これがメチャメチャ難しく、内装屋って凄いんだなぁと理解しました…

    とても一人でやるには色々な面で難しいので、せめて2人でやった方が良いですね。DSC_2472防音部屋の壁には木材で作りましたよ感な壁紙をセレクト(笑)

    これにて壁紙貼りは完成です♪

    残りは防音部屋内をどこまでやって完成とするか?ですね…

     


    DSC_2461
  • Lilytail 製作 その7

  • 2015/08/03
  • Category:
  • DSC_2434

    ネックは少し削る→放置を繰り返し、時間を掛けて作っていきます。

    まだまだ荒削り段階、この先もまだ時間を置いていきます。DSC_2461ボディに使うバック材のホワイトアッシュ。

    ストラトサイズでキツキツなサイズですね…

    時間を見つけて加工していきます!

     


  • FenderJapan ジャズべース フレットすり合わせ

  • 2015/08/03
  • Category:
  • DSC_2452 DSC_2440

    FenderJapanジャズべースのフレットすり合わせです!

    新品の様な状態で中古に並んでた所を見つけ、購入された様です。

    弦高を下げると音が詰まるとの事で相談を受け、すり合わせで直す事になりました。DSC_2454

    フレット自体は減りが殆ど無いですがハイ起きと元の状態から大きく順反り、そして大変なのは弦を張ると大きく順反りしネジレてしまう癖のあるネックです。

    すり合わせでストレートを出しても弦を張るとハイ起きする様に順反ってネジれてしまい、指定の弦高(2mm~1.5mm)では音詰まりを発生させる為、その状態を考慮しすり合わせます。

    弦張力だけで大きく反ってしまうので、トラスロッドを限界まで締めてやっと通常の状態に調整ができる状態です。DSC_2455

    すり合わせチェック後は丸め磨き完了!DSC_2456

    無事に指定の弦高で音が詰まらない状態で弾ける様になりました♪DSC_2460完成です♪

    FenderJapanのジャズべースは音が良く価格も安いです。

    状態は値段相応な個体もあったりしますが、サウンド面では値段以上の物を持っています。自分もバンドやってる時は改造したジャズべをメインで使ってました。ジャズべはけいおんがやってなかったら購入してなかったのかもしれませんが…(笑)

    ありがとうございました♪

     


    DSC_2451
  • Crews maniac sound ジャズべタイプ 電気系交換

  • 2015/08/03
  • Category:
  • DSC_2448 DSC_2447

    Crewsmaniacsoundのジャズべタイプです♪

    オーダーだそうです♪

    今回はお客様の要望により指定のポットを持ち込んで交換&その他流用で配線直しです!

     

    お客様からのパーツ持ち込みは受け付けしておりますが、当店で購入されてないパーツを使っての組み込みは完成後にトラブルが出ても保証対象外になりますので、リペアをお考えの方で持ち込みパーツを使う予定の方は信頼ある所から購入して下さいませ。

    お客様自信でネットの安いお店で買い、持ち込んで付けるのがお客様の大半なのですが、パーツが破損している・チェックすると通常状態と異なる状態による返品対応が何度も起きている為、当店で扱っていないパーツまでの対応保証ができなくなりました。

    DSC_2449

    配線直しです!DSC_2450

    お客様の要望で配線だけ変える事になりました♪DSC_2451完成です!

    パッシブ5弦ってアリですよね♪

    アクティブが大半を占める5弦ベースですが、パッシブも弾いてみると新しい発見があると思います。

    ありがとうございました!