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  • musicman axis セットアップ
  • 2018/10/30
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  • ミュージックマンAXISのセットアップです。

    フロイドローズ搭載のギターにはブリッジが落とし込まれるザグリが彫られていないリセス無しのタイプがあり2通りの仕様があります。問題点としてリセスが無い物と最初から考えて製作されている物は問題が起きないのですが、製造ラインが一緒なのかリセス無しのモデルの大体は弦高が高くて低くできない状態になっている事が多いです。この辺りは調整でどうにか改良するしかありません。

    またPUがスポンジを使わない仕様で音質がタイトで反応が早くなります。自分も昔は製作したギター・ベースではこの仕様を採用していました。研究としてはどの位ザグリの深さを調整するのかはパーツ音量を他のギター等で確認の上、バランスの良い高さを調整し計算して深さを彫っていたのでザグリの深さが使用するパーツにより変わるのでかなり大変な仕様になります。通常の市販モデルではその様な手間暇を行っていないと思いますので音量バランスが悪いモデルはスポンジを入れて調整する事になりますが、そうするとこの仕様を活かせなくなるので悩ましい問題です。薄い材を板として使用し高さを調整すると特徴を崩す事無く調整が可能ですが0.数ミリのシビアな厚みの板が必要になってきます。この様な経験で製作していきました事から後から分かった事で台座に使う木材で音質も変わるので面白いです。フロイドローズではアーム固定で挟む材を硬いエボニーを挟むと音が硬くなったりマホガニー等を挟むと音に柔らかさが出てきたりするので面白いです。

    直付けPUのリアは音がタイトになり過ぎて音が硬くなる傾向なので、深く歪ませる分には音が潰れず非常に優秀になりますがそうでない使い方の場合はリアPUは下を思いっきり深くザグってバスウッド等の柔らかい材で埋めた上にPUを乗せて柔らかさを増やす等の工夫をしても面白そうですね。もしくは直付けするのはフロントだけでリアはスポンジ有りきの仕様にする等、何でもサウンドのバランスを取る為に仕様は改造していった方が良いですね。

    ありがとうございました♪DSC_2221

    ~今回のリペアプラン~

    ・セットアップ・・・4000円

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    ギターリペア工房 Draw a New Sound

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