- 弦のおすすめ
- 2017/10/02
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皆様は弦に拘りはありますでしょうか?弦を選ぶ際は使ってみて自分が良いと思う弦を使う事が一番良い選択方法です。メーカーで選んだり、その中から好みの太さを見つけていく流れです。メーカーによっては同じ太さでも触ってる感触や張りの強さが違って感じる事もありますので、実際に使って確認するのが確実です。
現在のギターは製造時にライトゲージ10-46・エクストラライトゲージ09-42に合わせてナット溝が切られている事が多く、49以上のミディアムゲージからはナット溝に弦が入らない場合が出てきて溝を広げる必要が出てきます。現在はライトゲージが主流ですがそれが当たり前という決まりはありません。また現代音楽はチューニングを下げる曲が多く出てきており、7弦ギター等を使わない場合はドロップチューニングに対応させる場合に太い弦の使用が必須になってきます。レギュラー&ドロップチューニングも両方できるギターはネックの反り等も変わるので使うチューニングの専用で調整した方が結果的に良い状態として仕上がりますが、10-52程度のゲージだとレギュラーチューニングにも張りが強すぎない程度で使え、ある程度のドロップチューニングにも対応できる太さがあり1本のギターで複数のチューニングに調整し直して使っていく場合にはオススメしたいゲージです。
今回は弦選びに困っている方や、あまり知らない方へ参考になれば幸いの記事です。
ダダリオ
もはや定番弦のダダリオです。癖無く出る音質は定番弦の中で一番良いと思っています。この弦さえ張っていればまず失敗はしないでしょう。ギタリストなら殆どの方がダダリオの良さを知ってると思うので今更こんな情報を教えられても何も得が・・・と思うかもしれませんがこれだけ大人数をリペアしてきてパッケージを開けた際に錆びているのを一度も見た事がない弦としても自分の中で高信頼の弦です。結構他メーカー製の弦は開けたら錆びている等を見る機会も多く、これらの理由からお客様用に当店で扱っている弦はこのダダリオのみになります。弦の太さもかなり多く種類があり、細かい好みのゲージも多く用意されているので選び易いでしょう。
SIT
自分用のギターに使う事が多いSITです。お客様に聞いても知ってる人があまり居ない様でダダリオやアーニーボールと比べたらあまり知られてない様ですね。ダダリオと比べるとパワー感を感じる音質でフラットな感じには聞こえませんがチューニングが狂い難い事に特化されている弦で特にアーム使用のギターにはオススメです。ギターの様に複数の弦を押さえて弾く楽器は弦1本1本のチューニング精度がコードを綺麗に響かせる秘訣となる為、チューニングが安定する事がとても大事になってきます。使った事がない方でアームを使うギタリストにはぜひオススメしたい弦です。
エリクサー
手汗に自信がある人にコーティング弦は必需品です。あまりに手汗が凄い人はむしろコーティング弦を使わないと1日で弦を駄目にして交換頻度がかなり増えて出費が増えてしまったり、レコーディングやワンマン等で長時間使用する場面では「最初の音と今現在の音が違う。」といった現象も出てきます。コーティング無しの弦では特に巻き弦の隙間に手汗が入り込んでいき音質の劣化も早い為、これらの交換頻度も考えたらエリクサー等のコーティング弦は非常に安くコスパが良いと言えます。コーティング弦は使ってないけど弦はあまり変えないという方にも音質の劣化が少なく長持ちするエリクサーを使用した方が良いでしょう。
「エリクサーは普通の弦と手触りや音質が違う。」と感じて使わない理由の方にはアコースティックサイエンス等のコーティング弦がオススメです。「手触りも音質も普通の弦、だけどコーティング弦。」と言った音質なのでぜひチェックしてみて下さい。
激安弦
消耗品である弦の出費を少しでも抑えたいとして、激安弦の中ではAshton製の弦が良い印象があります。最近では楽器屋でも全然見なくなった弦ですが、200~300円で販売されてる激安弦の中では良い品質に思いました。昔は「何でも良いから安い弦で。」とお客様から頼まれたらこちらの弦を張ってましたが、楽器屋で入手ができなくなってからは使わなくなった弦です。激安弦は3パックで600円程度とダダリオ等の1パック料金で3パック分が購入できる点は素晴らしいですがチューニングの安定性やオクターブ調整で変な位置になったりと通常の弦と異なる所もある為、あくまで練習用であり本番で使えるとは思わない方が良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?偏った内容ではございますが使用する弦に決まりはありません。評判等は気にせず使ってみて、自分にしっくりくる弦を選んで使っていきましょう。多くの方に悩みを聞かれる事は「弦の張りが弱いから強くしたい。」と相談を受ける事がありますが、それらは今のゲージより1段太くしてみる等を試してみると解決する場合も多くあります。上記でもありますがライトゲージが当たり前として固定概念に捕らわれない方が良いです。またいつも使ってる弦メーカーをリペア時にダダリオにした際にゲージは同じだけどこちらの方が良いとしてダダリオを気に入った方も多く居ます。人それぞれ感じるニュアンスは異なるはずですのでいろいろな弦を試す事をオススメ致します。
読んで頂きましてありがとうございました♪
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