- G&L L-2000 セットアップ
- 2018/11/10
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G&LのUSAモデル、 L-2000のセットアップです。
木材の強度は個体差があり、同じ木材でも硬い部分と柔らかい部分がありますから見た目は同じでも強度が皆異なります。分かり易い確認方法は弦をチューニングした際、ベースだと4弦から1弦に向かってチューニングしていくと思いますがある程度張力が掛かっていない状態からチューニングを始めて1弦まで終えると弦張力によりネックが順反りし4弦のチューニングが大体は半音位下がっているのが普通です。この下がり具合が大きい場合はそれだけ順反りしている事になりますから下がりの幅が大きい場合は強度が弱い、逆にチューニングが変わらない場合はネック反りが動いていないので強度が高いと大まかに判断できます。
こちらの固体のネックはストレートで殆どロッドが効いていない状態でも粗反っている状態ではないのですが、ミディアムゲージ105-45弦を張るとたちまち状態が激変するという状態です。チューニングをするとかなり大きく順反りし、ロッドを限界まで回した状態ですらレギュラーチューニングで大きな順反りになる固体です。弦を外して確認するとロッドを限界まで回しているので大きく逆反り状態になるのですが、それすらも限度を超える強度不足の様です。
ここまで強度が弱いネックの固体はミディアムゲージでの調整は物理的にも厳しくなりますので、弦のゲージを落とし弦張力を落とす事で順反り具合を減らす事ができます。かなり細いゲージでも意外としっかり低音が出るので極細ゲージもあえて使う事も良いかもしれないですね。無事にネックも弾き易い状態で調整ができました。
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