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  • Gibson レスポールカスタム フレットすり合わせ&ナット溝切り調整
  • 2023/10/04
  • Category:
  • ギブソン製レスポールカスタムのフレットすり合わせ・ナット溝切り調整です。

    かなりネック状態が悪く、ネックはウネりが出て音詰まりが出ています。

    またナットは交換してある?のか、溝高がかなり高い状態です。

    フレットすり合わせを行い、ナット溝高調整を行う事で問題無く弾き易い状態に仕上げる事ができました。

    長年使われた楽器はどうしても状態が悪くなっていきます。
    ネックも常に真っ直ぐな状態をずっとキープできる訳ではありません。

    人間でも近年は「スマホ等によるストレートネック患者が多い」と単語を目にする人も多いと思いますが、人間でも今までに無かった姿勢を続けるだけで簡単に骨格が変形する様に、ギターも似た様に更に強い弦張力を掛けているので基本は順反りに動いていく事が前提となります。

    弦も1本1本張力が違うので引っ張りバランスが整っておりませんので、そこにプラスして木材はどの箇所も同じ強度ではありません。
    土台全体の木材強度が安定していない+負荷の力が均等では無い+弦張力の負荷が強過ぎるのでネックに歪みが出てきても当然です。

    と言っても古い物は既に変形した後の物も多いので、そうした個体は状態にもよりますが削ってウネリを整え修正して使用できる状態にする事は可能です。
    ウネリが酷い物は削って直す余裕が無くなるという事なので、買い直しを推奨する様な状態になってしまいます。
    日頃から弦を緩めて湿度を安定させた環境で保管していないと楽器は長持ちしないと思います。

    ありがとうございました♪


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