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  • オーディオの音質は電源で激変する!音を良くするための電源改善ガイド
  • 2025/10/02
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  • 「もっと良い音で音楽を楽しみたい!」

    オーディオにこだわり始めると、誰もがそう思いますよね。
    スピーカーやアンプを買い替えるのはもちろん効果的ですが、実はもっと身近で、かつ劇的な音質向上を期待できるポイントがあります。
    それが「電源」です。

    オーディオ機器はすべて電気で動いています。
    その大元である電源の質が、最終的に耳に届く音の質を大きく左右するのです。
    例えるなら、どんなに腕の良いシェフ(アンプ)が、最高級の食材(音源)を調理するとしても、使う水(電気)が汚れていては、本当に美味しい料理は作れないのと同じです。

    この記事では、なぜ電源が重要なのかという基本から、初心者でも試せる簡単な対策、さらには上級者向けの本格的な改善方法まで、あなたのオーディオライフを一段上のレベルに引き上げるための「電源周りの改良」について、詳しく解説していきます。

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    なぜ電源が音質に影響するの?ノイズという大敵

    家庭用のコンセントに流れている電気は、一見クリーンに見えますが、実は様々なノイズに汚染されています。
    同じ電源ラインに接続されている冷蔵庫やエアコン、パソコン、ルーターといった家電製品が、このノイズの主な発生源です。

    この電源ノイズがオーディオ機器に侵入すると、以下のような悪影響を及ぼします。

    ●S/N比の悪化: 音の静けさ(Signal to Noise ratio)が悪くなり、微細な音のニュアンスがノイズに埋もれて聴こえなくなります。

    ●歪みの増加: 音が濁ったり、ざらついた質感になったりします。

    ●ダイナミックレンジの低下: 音の強弱の幅が狭くなり、音楽の躍動感が失われます。

    つまり、電源環境を改善するということは、この「ノイズ」をいかに減らし、クリーンで安定した電気をオーディオ機器に供給するか、ということに他なりません。

    STEP1: まずは基本から!壁コンセントと電源ケーブルの見直し
    電源対策の第一歩は、オーディオ機器に最も近い「入口」部分の見直しです。コストを抑えつつ、確かな効果を実感しやすいポイントでもあります。

    ★壁コンセントの「質」と「極性」
    普段あまり意識することのない壁のコンセントですが、ここが音の入口として非常に重要です。

    ★コンセントの質: 一般的な住宅に使われているコンセントは、音質を考慮して作られていません。
    これをオーディオグレードの製品に交換するだけで、音の解像度や力強さが向上します。素材(リン青銅、ベリリウム銅など)やメッキ(金、ロジウムなど)によっても音が変化するため、交換する楽しみもあります。
    ※コンセントの交換は電気工事士の資格が必要です。必ず専門業者に依頼してください。

    ★ポイント★メッキにより音質が変化する為、素材の音で決めても良いです。
    私の体感として非メッキは癖が無くフラット、銀メッキは高域に音が寄る、金メッキは映像が綺麗になる、銅メッキは低域寄りになる印象です。

    ★極性の確認: コンセントの穴はよく見ると左右で長さが違います。
    長い方がコールド(アース側)、短い方がホット(非接地側)です。
    オーディオ機器の電源プラグもこれに合わせて正しく接続することで、機器の性能を最大限に引き出すことができます。検電ドライバーなどを使えば、簡単に確認できます。

    ★ポイント★工事により、この極性が逆に繋げられている事も非常に多いです。
    どちらに繋げても音は出ますが、ノイズの大小で違いが出てきます。

    ★電源ケーブルの交換
    オーディオ機器に付属している黒いビニールの電源ケーブル。これでも音は出ますが、いわば仮の姿です。
    これをオーディオ用に設計された電源ケーブルに交換することで、音質は劇的に向上します。

    ●導体の材質と太さ: より多くの電気をスムーズに流せる太いケーブルや、純度の高い銅(OFC: 無酸素銅など)を使ったケーブルは、音のエネルギー感や情報量を増やしてくれます。

    ●シールド構造: 外部からのノイズの飛び込みを防ぐシールドが施されたケーブルは、S/N比を向上させ、クリアで見通しの良いサウンドに貢献します。

    ★ポイント★まずはシールド加工されたケーブルに交換がお勧めです。電源ケーブルは内部にアルミテープや銅テープで内部配線を保護された作りになっていないケーブルがあり、それらはノイズに弱くなります。
    値段が高額でなくてもそこそこの太さとシールド加工があるベルデン19364から使用してみる事をお勧めします。

    まずはアンプやCDプレーヤーなど、音の心臓部となる機器から試してみるのがおすすめです。ケーブル一本で音が変わる「オーディオの不思議」を、ぜひ体感してみてください。

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    STEP2: ノイズ対策を本格化!電源タップとクリーン電源
    個別のケーブルを交換したら、次は電源をまとめる「大元」に目を向けてみましょう。
    より積極的なノイズ対策で、システム全体のサウンドを底上げします。

    ●オーディオ用電源タップ(パワーディストリビューター)
    複数の機器へ電力を分配する電源タップは、電源対策の司令塔とも言える重要なアイテムです。ホームセンターで売っているOAタップと、オーディオ用とでは全く構造が異なります。

    ・剛性の高い筐体: 振動を抑え込み、音の濁りを排除します。

    ・高品質な内部配線とコンセント: 内部で発生する音質劣化を最小限に食い止めます。

    ・ノイズフィルター: 家庭内の電源に乗ったノイズを効果的に除去するフィルターを内蔵したモデルもあります。
    ただし、フィルターは音のエネルギー感を削いでしまう場合もあるため、フィルターのON/OFFが可能な製品や、ノンフィルターの製品も人気があります。

    ★ポイント★電源タップはその大きさや重さでも音が変わります。

    ・クリーン電源装置
    電源対策の決定版とも言えるのが、「クリーン電源」と呼ばれる装置です。壁コンセントから受け取った電気を、内部で「浄化」あるいは「再生成」して、理想的な電気をオーディオ機器に供給します。

    ・アイソレーショントランス: 入力側と出力側を電気的に分離することで、電源ラインに乗ってくるノイズを遮断します。クリアで静かなサウンドステージが特徴です。

    ★ポイント★電源トランスを使いステップアップ(100V→115V等)にする事でも音が良くクリアに寄ります。
    大体の機器は世界で販売する事も考えて240V耐圧になってるモデルも多いので問題無く使用できる物が多いですが必ず確認して繋げて下さい。

    ・パワーコンディショナー/リジェネレーター: 入力されたAC電源を一度DCに変換し、改めて綺麗な正弦波のAC電源を「再生成」する装置です。
    ノイズの除去はもちろん、電圧の安定化も行えるため、最も効果の高い電源対策と言えます。音の安定感、静けさ、躍動感が劇的に向上します。

    導入にはコストがかかりますが、その効果は絶大。一度体験すると元には戻れない、と言われるほどの変化をもたらしてくれます。

    STEP3: 究極の領域へ!マイ柱とアース工事
    ここからは、住環境にも手を入れる究極の電源対策です。簡単には導入できませんが、オーディオを極める上でのゴールの一つと言えるでしょう。

    ●マイ柱(専用電柱)
    自宅のオーディオシステムのためだけに、電柱(トランス)を立ててしまうという究極の方法です。他の家庭で使われる家電製品からのノイズ汚染を完全にシャットアウトし、最もクリーンな電源を手に入れることができます。

    ●アース工事
    アースは、機器の基準となる電位(0V)を安定させ、ノイズを大地に逃がすための重要な役割を担います。オーディオ専用のアースを地面に打ち込むことで、S/N比が大きく改善され、音場の広がりや奥行き感が格段に向上します。
    ただし、不適切なアース工事は「アースループ」という新たなノイズ源を生む原因にもなるため、専門知識を持った業者への依頼が必須です。

    ★ポイント★オーディオで音を良くしたいならまずこのアース工事は当たり前に行う事となります。その他で健康面でも機器の電磁波対策が行えてメリットが大きいので数万円で行えるなら必ず行った方が良いです。

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    まとめ:良い音は、良い電源から

    電源周りの改良は、一見地味に思えるかもしれません。しかし、その効果はオーディオ機器の買い替えにも匹敵する、いや、それ以上のポテンシャルを秘めています。

    まずは壁コンセントの極性を合わせ、電源ケーブルを1本交換してみる。

    次に、システムの中心にオーディオ用電源タップを導入する。

    そして、最終的にはクリーン電源で理想の電気を手に入れる。

    このように、ご自身のシステムと予算に合わせて、できることから少しずつステップアップしていくのがおすすめです。

    「良い音は良い電源から」。この言葉を信じて、あなたのオーディオシステムの真の能力を解き放ってみませんか?きっと、今まで聴こえなかった音楽の新しい魅力に出会えるはずです。


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