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  • Fender customshop テレキャスター 配線直し
  • 2023/05/08
  • Category:

  • フェンダーカスタムショップ製テレキャスターの配線直しです。

    今回はお客様持ち込みのヴィンテージポット・セレクターに交換です。

    ヴィンテージパーツは使える状態なのであれば使った方が良いです。
    ただし古い物なので大半は状態が悪い物です。ガリなども普通に出ていると考えて良いでしょう。音が出ない等も全然有り得ます。

    古い年代製のパーツは金属の質が違う様で、ペグやブリッジ等にも同じ事が言えますが明らかに音が柔らかいです。

    自分の予想ですが当時は金属の質が良いが生成の質が悪く不純物が多く混じる事で、強度の面は弱く伝導率が悪い事が結果として音を柔らかくしている物と思われます。
    音はあくまで結果論なので、素材の質が良ければ音も良くなる訳ではありません。
    逆に今は生成技術も上がり不純物も少ない事から音がクリアで硬い傾向になる事と思います。

    50年代~60年代製の電装パーツも入手できる世の中ですが、大金や価値が付くジャンルには必ずと言って良い程にニセモノが存在します。
    その上で動作するのかも分からない古いパーツなので、そうしたリスクもある事から基本的に気軽に手を出す分野ではありません。

    交換してみてパーツは特に問題無く音が出せました。

    音が柔らかくなり、よりローファイ感が増して現代のギターにある硬さが薄れてヴィンテージ傾向に寄った音となりました。

    セレクターやボリュームは音の信号が通るので、当然ながら音質に影響を与えます。

    タイト過ぎる・音が硬い等のギターはこうしたパーツで音に柔らかさを与えて自然なサウンド傾向に寄せていったりできます。

    ありがとうございました♪


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