タグ別アーカイブ: ナット角

    DSC_1654
  • ブリッジ弦の角度 ナットの弦角度

  • 2015/07/01
  • Category:
  • ベースだとよく分かると思いますが、弦のテンションがちゃんとブリッジとナットにどれ位の力が掛かっているか?で音に違いが出てきます。



    ブリッジサドルの角度

    DSC_1654

    Fender等でネックポケットにシムが入ったベース等はシムを取ったりするとそのままでの状態では角度が浅くなり弦高が高くなります。そのままブリッジで弦高調整するとサドルを大きく下げないといけない状態の物も多く、ブリッジ底面にサドルがベタ付けになってやっと希望の弦高まで低くできる等の物も中には沢山あります。

    この様なベースを触らないと試す機会がないかもしれませんが、サドルに弦の角度があまり付いておらず、適切なテンションがサドルにあまり掛かっていないと弦がサドル溝から落ちたりする場合があり、音がボヨボヨと張りの無いルーズな感じになります。角度がサドルにちゃんとかかっていると、タイトな音程感な音質が出てきます。ブリッジの弦を通る穴からサドルへの角度が真っ直ぐに近い場合はあまりサドルに力が掛かっておりませんので、音も柔らかい方向へシフトしていきます。裏通しを好むベーシストも多いと思いますが、サドルへのテンションが上がり音程感が良くなる事からこの傾向になっていると思います。

    勿論これらの音質は好みで合わせて問題ありません。ルーズな音程感のベースは低域が福与かですし、音程感のカッチリとした音質は音の形が見え易いですが打ち込みの様な無機質な音質に近づいていきます。どちらを好むか調整で合わせてみると良いでしょう。



    ナットの角度

    DSC_1250

    ナットはジャズべース等のヘッドでは3弦鳴りが気になる物も多くあります。

    1・2弦はテンションピンが付いてるので大丈夫、4弦はナットからペグの距離が短いので角度が付く。3弦だけペグ位置によりナットからペグへ向かう角度が真っ直ぐに近くなり、ナットへ掛かるテンションが不足し音がビビリ気味だったり他の弦と比べ柔らかい音質になりバランスが悪い様な印象になります。上記のサドウスキーの様な全ての弦の角度を統一する事もまた全体の弦の音質バランスを整える意味でも最適な構造です。特にベースは張力が強い為、ヘッドが起き上がる「ヘッド起き」が発生し易く、テンションが緩くなる3弦はこの原因によりもっとビビリが気になる固体も多く存在します。通常のベースでもそうですがジャズベース等のヘッドは3弦は多く巻く等して弦の角度を増やして巻く方が良いでしょう。現在のFender製品も3弦のみにテンションを増やす為の引っ掛けるバーが付いたモデルが多くなり、パーツ単体でそのワッシャーが販売されていますね。

    テンションピン・テンションバー

    またナットにテンションを与える為にテンションピンやバーを付ける等で弦の張りが変わった!等があります。

    太い弦等はナットにテンションピンやバーをただ付けただけでは弦が綺麗に折れ曲がらないのでナット溝内で起き上がる形になりローポジションでの弦高が高くなります。なのでテンションピンやバーを付けて弦の張力が変わった!と感じる事は正しいのですがそれはローポジション側の弦高が上がって弦高を上げた様な状態になるからそう感じる状態です。増設後に正しくナット溝の調整をして元の状態の高さに調整するとテンション感はさほど変わった印象にはなりません。音質は上記の理由で変わるかもしれませんが弦の張力を増やしたい目的の場合は弦の太さを上げる方法が好ましいです。



    まとめ

    ヘッドの形状によってはペグの位置やテンションピンが付く弦でナットにかかるテンションのバラツキがある場合があります。テンションピンがある弦だけ張りのある音がする等と感じるベースもあるかと思います。ジャズべース等もプロベーシストの方で3・4弦だけ鳴りが気になるからと裏通しブリッジに変えて3・4弦だけを裏通しで使ってる人も居たりします。または弦のゲージを上げたりダダリオのバランスドテンション弦等を使う人も多いです。4弦のEをしっかり出力するには105では細いですからね。

    テンションバー等を付けて全弦ナットにかかるテンションを均等にする事で上記の内容で各弦の角度が揃い音がバランス良く出てきたり、ベースがまだ「未完成の楽器」と言われるだけあってまだまだ改善できる所があるので細かい所を研究する必要がありますね。良いベースは見えない部分でメーカーの技術力が発揮されてる印象だと思います。現代は低い音程が欲しく4弦より5弦が使われる場目もかなり多くなりました。5弦ベースは4弦ベースよりもバランスが悪くなりますので、その改良がメーカーの技術として問われる部分です。

    まだ完全な完成が見えないベースだからこそ、各メーカーが開発に力を入れて新しい要素がドンドン出てくるのもベースの面白い所ですね。



    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線  田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    http://dns-guitar.jp/




    IMG_20150629_112401
  • フロイドローズのテンションバー

  • 2015/06/29
  • Category:
  • IMG_20150629_114256

    フロイドローズが付いてるギターには殆どテンションバーが付いています(昔のギターには付いてない場合もあります)。



    テンションバー、フロイドローズの場合は役割が変わるのをご存知でしょうか?

     

    確かにパーツ名が「テンションバー」なので、弦の張りを調整するのかな?と思いそうですね。

    が、別の意味があってフロイドローズにはテンションバーが付属しています。

    写真で説明しますと…

    IMG_20150629_112422平行段ヘッドにフロイドローズのロックナットとテンションバーのギターです。

    テンションバーを外しますと…

    IMG_20150629_112401

    見たら分かりますね。

    平行段ヘッドの場合はナットから大きく弦が起き上がります。

    角度付きヘッドの場合、ヘッドの角度がキツいとあまり起き上がりませんが、普通の角度位ならやや起き上がります。

    フロイドローズに付属してるテンションバーって、ナットに弦を押し付けて浮かせない為に付いてる物なんです。

    これがないと、ナットをロックした際にチューニングが上がります(起き上がってる弦を押し付ける、チョーキングしてる様な状態になる為)。無い場合はチューニングがとても面倒になります。

    またテンションバーを締めてったらテンションが強くなる!とはフロイドローズの場合だとナットでロックするので関係ないですね…

    ナットに弦が乗る角度で調整して付いてる重要パーツなので、下手に触らない方が良いです。



    付いてるパーツも仕様によって別の使い方になる。ギターも細かい所を見ると面白いですよね。

    また「フロイドローズのギターはフロイドローズの音がする」とよく言われますが、フローティング状態でナットをロックしてしまえば弦振動はどれも共通した同じ仕様になってしまいます。

    なので似た音が出てしまうのが「フロイドローズの音」と感じるのかと思います。正しい言葉かもしれません。

    ですが音はこれだけでは決まりません。

    音の要素として弦振動の割合が大きいかもしれませんが、ちゃんとその他のパーツや木材も音に影響しますので、フロイドローズが載ってるからこの音だ!と決めつけてはいけませんね…

    しっかり弾いてみると、ちゃんとそのギターの良さ、他のギターと違う部分に気が付くと思います。


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar





BLOG CATEGORY

ARCHIVE