ネックジョイントビス
- 2015/06/10
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ボルトオンのギター・ベースはネックをボディにビス止めしてる構造です。
結構多いのが「ボディにジョイントビスが噛んでいる」。
それってどんな事?
と言うのも言葉で説明は分かり難いかもしれないので、機会があれば手持ちのボルトオンギター・ベースでネジを1本外してみて下さい。
どうでしたか?
ビスが半分位の長さまで出てきたらスポって抜け外せたか、完全にビスが最後まで出てくるまで緩めないと外せないか。
ボディに噛んでいるとビス自体は完全に出てくるまで外せないです。
これで何が変わるのか?と言うと、噛んでるか噛んでないかでビスの働きが変わります。
噛んでない場合はネックにしかビスが噛まないので、ボディ側はガバガバです。これが普通の状態です。
ビスを締めていくと分かるのですが、ボディに噛んでないので最後はネックをボディに引き寄せる働きになるのです。
う~ん…この言葉だけで伝わりそうな気がしません…
ボディに噛んでいると、ビス自体はボディに噛んでいるのでネック側に「ビスが突き出てくるだけ」な働きになります。
問題と言うのも、ネックとボディの隙間が浮かない状態でならボディに噛んでいても良い様に感じますが、ビスで固定すると言うよりはビス山はネックに噛むけど突き出たビスに引っ掛けてるのと同じ働きかもしれません。
面白い事に噛んでる穴を広げてビスがボディに噛まない状態にする。ネックがボディに引き寄せる働きがある状態にすると音に変化が起きます。
ネックがボディに密着しようとする働きが働いてるのか働いてないのかの違いですが、働いている方が音が良いと感じています。
リペアの際は多くのボディに噛んでいる状態のギター・ベースに出会い、穴を広げ直し組み込むとなんか締まりが無くハッキリとしない音がバリっとハッキリして鳴る様に変化したりする実感を毎回してきました。
デジマート実験の動画が一番分かりやすい説明かもしれません。これと似た様な感覚です。
音に関する事はそんな感じで、後はネックを外した後で再度取り付ける際にボディに噛んでる状態は付け難いです。少し浮いたり位置が変わってネジ山の元の位置に填まらないとグズリの原因にもなりますからね。
ビスを付ける際もネジ山に合わせて取り付けるのが基本ですが、ボディに噛んでいると、ボディのネジ山に噛んでなおかつネックのネジ穴に噛む必要があるので、取り付けの際に神経使わないとグズらせるトラブルになってくるかもしれません。
このルーズな音もまた音色!と言ってしまうとそれまでなんですが・・・
ジョイントビスの緩め具合で音色を変化させれたり、普通のストラトでも同じ事ができるので面白い所です。
ネジの締め具合で音が変わる、とても奥が深いですね・・・





