タグ別アーカイブ: Western Electric

    DSC_0336
  • 電源周り改造 まとめ

  • 2018/02/12
  • Category:




  • オーディオやアンプの音を良くしたい!として電源部の改造も昔からいろいろな方法を試した内容を紹介してきましたがこれにて試した結果の終着点が固まってきたかと思いますので散らばった内容を今回はまとめた記事になります。結構遠回りだったのかもしれませんがオーディオでも楽器系アンプでも200Vを導入してダウントランス等で100Vに落として機器を動作させた方が音が良くなる近道とは思いますが、一般の100V環境でも対応できそうな音質UP方法を今まで試してきました。200Vを導入した後でもこれらで改造した事は役に立つと思います。



     

    電源プラグ系

    DSC_0319数千円で購入できる低価格帯からプラグ1個7~8000円もするプラグも買っては付けて沢山試しましたが、その中で特に良かったマリンコ8215です。医療用プラグとして販売されている中でお手頃なお値段でお勧めプラグです。オヤイデ等の有名メーカーからロジウムメッキや金メッキ等のプラグも購入して使って試してみましたが、雑味を整理されてキラキラとした艶やかなサウンドを好む際はロジウムメッキや金メッキ系を、フラット系でパーツの味付けが加わるのを嫌う際は非メッキ系が良いと思いました。

    プラグの付け替えだけを試してみてはケーブルの交換や下記にあるケース交換と比べると大きく差が出ない様にも思いましたが、オーディオスピーカーのプラグ交換・テレビのプラグの交換時は大きい変化が起きました。オーディオ系のスピーカーを動作させる箇所の交換によっては効果が大きくなるかもしれません。もしくは効果を実感しない場合はこちらにお金を掛けるよりはまず先にケーブルやケースに予算を掛けた方が良いかもしれません。最初はまずホスピタルグレード以上の物から試してみると良いでしょう。有名なメーカーだから、と選ぶよりは低価格だからよくない物とは思わずに値段を問わず自分の音の好みの指向を把握してパーツをチョイスした方が良いでしょう。

    テレビのプラグ交換は音の変化だけでなく映像面の変化もありました。自分が使っているテレビはTOSHIBA製レグザ58型ですが、地味にテレビは音が良いのでプラグ交換の変化がオーディオスピーカーの交換よりも変化が分かり易いので交換にハマりました。テレビで試したプラグの数はまだ少ないですが、オーディオ面で優秀だから映像面でも優秀か?と言うと違う効果が出てくるのでまたセレクトが難しいですね。現在も悩み中です。

     

    ケース

    DSC_0335こちらは使ってみて驚きました。最初は何でも良いからとプラスチックのケースから始まりましたが、後からお勧めされケースだけ交換して重厚ケースにしてみましたが音の分離や押し出し感もかなり良く変わります。音質に関してプラスチックケースのメリットは価格が安いのみ、重厚ケースを使う事が絶対にお勧めです。一度使うとプラスチックケースには戻れません。なんでこれだけでこんなに音が変わるのか、びっくりです。



     

    壁コンセント

    DSC_1043こちらも通常で付いている物よりランクが高い音質になります。パナソニック製WN1512Kです。当店の建物自体が元々音楽スタジオなので電装周りが良い環境な事もあり、工房の壁コンセントをこちらに交換した際は大きな変化を感じなかったのですが、自宅マンションの壁コンセントをこちらに交換した際はテレビの起動が早くなる事や発色も良くなった事、PCの起動が早くなったりと明らかに音質以外にも違いが見られました。
    また建物ができて一回も交換されていないで数十年も経っている様でしたら酸化して端子自体が錆びたりしてくすんでいる状態だと電気の流れにロスが発生していると思います。タバコ等の喫煙者が以前に住んでいて、ヤニで端子が汚れていると劣化による通電に悪影響が出ている可能性もあります。それらも含め新品にする事でも電気が以前よりもよく流れる事による変化もある事でしょう。そうした意味でも劣化により音が悪くなっている場合がありますので交換すると音が良く変わる状況があると言えます。恐らく壊れない限りは賃貸マンション等の壁コンセントは交換されないと思いますので築年数が長い物件程、交換で大きな変化なる可能性があると思います。

     

    スピーカーケーブル

    DSC_1044

    スピーカーへ繋ぐケーブルも音を決める要素です。スピーカーケーブルはm単価がお手頃価格の物が多く、沢山のケーブルを使って試しましたが一番しっくりきて使っていたのはベルデン8470でした。8470に出会った際は意外と1m数千円超えなケーブルよりも良いと思いました。モガミ等もお手頃価格の割りに侮れない良いケーブルだったりもしますので数百円レベルでも良いケーブルは割とある様に思います。ギターケーブルも使ってみたり、電源ケーブルもスピーカーケーブルとして無理やり繋いで試してみた感想としては楽器等の用途で鳴らした時に感じる音質の変化がスピーカーの音にも似た影響が与えられる事が分かりました。使う際はギターのシールドケーブルと一緒で無駄にケーブルが長いともっさりとした音質になるので適度に長さを調整した方が正確な音質が把握できるでしょう。

    これらも好きな人の心を燻ると言うのか、配線界の伝説的存在になっているWE(Western Electric)が究極な扱いをされていますね。ギターやベースの内部配線材に使った印象として昔の音に近づけていく改造には良い配線とは言えるかもしれませんが現代音楽との使用用途が違う音になる為、メディアの宣伝的なざっくりとした「これさえ付ければ最高の音に!」みたいにはならないと思います。当時のヴィンテージ音にどこまで再現できるか?と改造の用途があり、その理由で選択するなら正解だと思います。

    今回はギターベースには使った事はあったウエスタンエレクトリック配線もオーディオのスピーカーケーブルには使った事がなかったので試してみる事にしました。ギター・ベースにはプレイヤーの音の好みがあるので楽器関係には賛否両論分かれる配線材と印象がありますが、オーディオ界では割と好評の様で選択する人が多い配線材の印象があります。m単価が非常に高いケーブルなのでスピーカーケーブルの長い箇所に使う配線材としてはなかなか勇気の要る価格でしたが使ってみて良い印象を受けました。再生能力が高いと言うのか、コンプではないですが楽器の音が平均的に整って全体通して大分楽器の音が聴き取り易くなりますね。大きくドカンと音が変わる印象ではないですが細かく音を整理してくれてアンサンブルの楽器の音を全部聴こえ易い様にしてくれた音になる印象があります。これは購入し使ってみて後悔は無い音になりましたね。音量を小さくすると引っ込む感じがこのケーブルに変えてあまり感じなくなり小さい音量でも良いサウンドで曲を楽しめる部分も驚きました。





     

    トロイダルコイル+コンデンサ

    DSC_4377こちらは機器内に仕込むパーツです。磁石に銅線が巻かれただけのパーツですが外部に影響が出ない仕様でノイズ等の高周波を通り難くするとされています。こちらにコンデンサを組み合わせる事でノイズを効率良く吸収するという仕組みです。使用する機器のアンペア数等に気を付けて余裕を持った使用をする等の制限はありますがノイズ対策として優秀な仕様です。

    こちらを仕様するとSN非の向上、音質のクリア感やパワー感は増しますね。単純にノイズ成分が減る事で実音への邪魔が減り、実音により電力を注げるといった事でしょう。音質とまた別の機器の動作が安定する様にも思います。実際にこの仕様にするまではアンプ等のスイッチをONにしたりOFFにしたりするとPCモニターの画面が途切れてまた点く等が発生していたのですが、こちらのトロイダルコイル+コンデンサを仕込んだ後だとONやOFFにしても一切画面が途切れなくなりました。電気の流れに安定させる影響は出ている様です。

     

    電源ケーブル

    DSC_4825電源ケーブルには様々なメーカーや種類があります。こちらも音質に大きく影響を与える他、使用面では太い・硬い等で取り回しが辛いケーブルもあったりと使用点でも考えさせられます。

    最初はベルデン19364を使っていましたがオヤイデTUNAMI等を始め沢山のメーカーを交換しては使ってまた交換して・・・と繰り返してきましたがプラグで得た体感と似ていて、元の音から綺麗に鳴り過ぎてしまい元の音から大きく変わる傾向にある様に思いました。ケーブルの味付けと言えば良いのでしょうか、かなり煌びやかになる物もあり高価な割りに「低音が出ない煌びやか過ぎてカリカリとした音」とも言える物の中にはありました。大きく音が変わる物は組み合わせるプラグやプリアンプ等で調整してバランスを取る必要がありそうです。名前は忘れてしまったのですが灰色の安い電源ケーブルも地味に音が良かったです。

    TUNAMI等のハイエンドケーブルは現代のアンサンブル内の楽器が多い音楽、ラウド系等のダウンチューニング音楽や激歪みサウンドにはこうしたケーブルが雑身や低域をすっきりと整えてくれるので音楽ジャンル的にマッチするジャンルもあります。いろいろ使いましたが結果的に今は一周してまたベルデン19364に戻っています。





     

    電源トランス

    DSC_1024日本の家庭の電気等にはノイズが多いとされ、世界で唯一?アース処理が最初からできていない国です(日本は2P端子だが他の国はアースが増設された3P端子が基本)。電圧も低い事からSN比もあまり良くない様です。その為「電気が汚れている。」と表現されますが、上記で行った対策はそれらのノイズ対策をパーツを組み合わせてカットする事でSN比を良くし、音質を良くする方法ですが早い話がトランス式電源を用いる事です。電磁誘導作用により発生する電圧によりノイズが通らない状態で電気だけを送れる機器、と思えば良いでしょう。音質的には音像を綺麗に整えてくれる様な、音の輪郭感の向上や分離も良くなる印象があります。200Vでこれらのトランス式電源を動作するともっと良くなる様なので、電気工事をして部屋に200Vを引いて機器を動作させた方が一番の音質UPの近道だと思います。

     

    まとめ

    沢山のパーツを付け足しては音を聴いてチェックしてみてを繰り返し、結果としては自分の好みの音に寄せていく様なパーツ選びをする事が正解と思いました。用途により寄せていく志向に合わせてパーツをセレクトしていくと良いでしょう。パーツの値段が高いから良い物、という事は関係無いと思います。どうしてもネットのレビュー等では意見が分かれている事とその内容は使用環境等の組み合わせ例が皆同じで無い事からネットの情報では正しい情報が得られないのが現状で、実際に自分で使って試すしかなさそうです。実際に使ってみると大きな変化に気が付くのですがYoutube等のアップされた映像比較等も正直変化があまりよく分からない動画が多いと思いますので誤解を招いていると思います。最初は高額なパーツを選ぶ必要はなくて、予算1万円からでも充分に始められます。入口としてはマリンコ+1512+重厚ケース+19364から始めてみてはいかがでしょうか?


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    dsc_2085
  • Western Electric 配線交換

  • 2016/12/10
  • Category:
  • dsc_2084 最近は知人からウエスタンエレクトリック配線材を端材で大量に頂いた事もあり、自分のギターの配線に使って試してみてその魅力に取り付かれております。以前のブログでもあった様にシングルコイルPUのギターには高域が出過ぎてマッチしない様に感じましたが、その辺りを上手くトーンで調整する使い方に変える事で幅広い音色に対応ができる音質レンジ幅の広さを実感するとあくまで使い方が今まで通りの使い方ではなくなっただけで、使いこなせさえすれば良いギターになるんだなと思いました。

    しかしその辺りのバランスを変えず今よりレベルアップする年代の配線は無いのかな?と尋ねた所、「じゃあこの配線が丁度良いかもしれない。」との事でまた余っている端材を頂いた↑の配線です。年代は不明だそうで太さは24GAの物、中はブラックエナメルです。dsc_2085今回も自分のギター、桜花にて配線を換えてみます。

    今回のウエスタンエレクトリック配線は年代が不明なのですが中身はブラックエナメルで24GAと細いので取り扱い注意です。細い単線は角度を付けて曲げてしまうと折れ易いので気を付けて配線していきます。

    特に問題も無く交換完了。音質は確かに50年代の配線と比べ突き抜ける様な高域ではないですね。シングルPUの良さを程好くレベルアップさせている感じです。高域がキツく出てこないのでバランスも変わらないですし、年代でこんなに音って変わるのも驚きですね。低音の出方も意外と柔らかさがあり「単線の音」ってイメージではありませんね。巻き弦の表現力も明快です。モタリがなくレスポンスが良いですね。これは違和感無く全帯域が良い感じになったと思います。



    dsc_2105さすがにギター本体の性能もありますので、ギター1本変えただけではまだ正確な判断は付き難い為、今度は自分のもう1本ハムバッカーのギターの配線を同じく交換する事にしました。

    交換後は先程の印象と変わりませんね。バランスを変える事無くレンジの広がり、低域を損なう事なくハイは痛くない。全帯域が豊かですね。低域が減ってハイが伸びてる様な音にならないのがGoodです。これならシングルPUでもハムでも、ギターを選ばず良い音にしてくれそうです♪

    今回は端材での実験だったので、これは自分でもこの配線欲しいなと思い、年代等の情報が無いのでいろいろ調べてみた所、プロケーブルさん所に販売がありました。恐らくこれと同じ物でしょう。

    ウェスタンエレクトリック WE 24GA (非メッキ、ブラックエナメル)

    意外に安い事にびっくりです。「業者さんはご遠慮ください」とありますが自分は業者扱いになってしまうのか・・・???それは分かりませんが物が無くなってしまう前に仕入れたい所です。いずれにしろ現在は作られていない配線なので無くなれば終了の配線材です。値段が高騰しても人気があるのはこうして使って実験していくとドンドンその良さが分かっていきますね。


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    dsc_2073
  • Western Electric 配線&Dilectronコンデンサ交換

  • 2016/11/28
  • Category:
  • dsc_2071 dsc_2072 オーディオ好きの知人に久しぶりに会った際、アンプやスピーカーの改造に使ったWestern Electric配線の端材が大量に余っているとの事で頂きました。取り付けた後に写真撮り忘れに気が付きましたがDilectronのコンデンサも頂き、どうせなら自分のギターに付けて検証する事にしました。

    Western Electricの配線は昔所持していたFenderストラトに使ってみた事があります。その時は50年代のブラックエナメル配線材ですね。当時は「雑身が無くなったけど綺麗に出過ぎる・高域が硬く抜けが良くなり過ぎて逆に扱い難くなった。」が使ってみての感想です。考えて使わないと逆効果にもなりうる(それだけ音質効果が高い配線材)ので、使う用途も何でも取り付ければ音が良くなるとは言い難い配線材かもしれません。改めて「今なら違う発見ができるかも?」と思い、自分のギターで実験してみる事にしました。



    dsc_2073オリジナルギター、Rainyを使っての実験です。

    Western Electric ブラックエナメル

    最初はブラックエナメル(恐らく1950年代製)の物に交換。昔ストラトの配線を交換した感じそのままの印象を受けました。製造年代により音が変わるので全てがそうとは言い切れませんがこの配線は恐らくシングルPUには合わないかもしれませんね。シングルPUの良さを更に突き上げた様に感じますが、程好い所を飛び越えてしまうと言うのかそこでバランスを崩しています。少し音に柔らかさが欲しい所ですね。この音の変化具合だとマイルドな音質の物に合う気がします。

    意外だったのはDilectronコンデンサ。配線を交換してる途中で「どうせなら貰ったこのコンデンサも変えちゃうか・・・。」と、オレンジドロップ→Dilectron 0.05mf/100Vに交換しました。交換して最初の印象はトーンってこんなに重宝する物だったのね!と思いました。かなり高域が出てる事もあってトーンでどうにかするしかないサウンドになったので、トーンで調整する事が必須なサウンドなのでいろいろとトーンをイジり回すのですが自然に落ちる高域・輪郭を損なわずに高域が落ちるのでトーンを減らしていくとブーミー気味になる事も無くかなり使い易いです。セラミック=硬い音と言われていますがそんな事も無く自然な変化で好きな音ですね。こうして思った事はトーンを使って幅広い音色が出せる事を改めて実感するとギターの使う用途の可能性がかなり広がったなと思いました。配線交換後の一発目の印象はあまり自分では良く思わなかったのですが、トーンの値をいろいろと試す事でかなり好きなサウンドになりました。結局は好みと使い方次第ですね。

    Western Electric 錫メッキ

    貰った際は30~40年代の物、正確には年代不明との事ですがブラックエナメルでなく錫メッキ仕様です。こちらに交換してみるとブラックエナメルの変化と違いこちらの方が全体的に自然な印象を受けますね。先程のブラックエナメルの物の音をイメージしていたらまた違う音の印象です。さっぱりとしてるが冷たくならず抜け良過ぎでもなく硬過ぎる印象も無く、これは変にクセも無く乾いた感じで自分好みの音がします。これは売ってたらまとめ買いしたいですね。そう言う意味ではバランスが良いですが先程のじゃじゃ馬な音をトーン調整でどうにかする楽器の面白みが減りましたけど・・・笑。逆にトーン調整して音色調整の幅が狭くなったかなぁとも思いました。先程の音が意外にも気に入ってしまったので地味に感じてしまいましたが、これは万人受けする音じゃないかな?と思います。

    ギターの交換として無難なのはこの錫メッキでしょうか、恐らくこちらの配線は失敗する事無く音が良くなる事でしょう。Western Electricと言っても年代により配線の種類が沢山あるので何ともですが今回のブラックエナメルの物は抜けが良くないコモリがちな音の物に使うとレンジが広がってバランスが取れるんじゃないかと思いました。レスポール等のハムバッカーPUギターに使うと良いかもしれません。シングルコイルPUだと用途を考えないと難しいかなとも思います。配線だけでこんなに音が変わるんだなぁと改めて実感しましたが、一度Western Electricという配線材の音を知っておくのも面白いかもしれません。新たなギターの発見ができるかもしれません。


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