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  • YAMAHA SG-25T フレットすり合わせ&電気系パーツオール交換
  • 2016/07/20
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    YAMAHA SG-25Tのフレットすり合わせ&電気系パーツのオール交換になります。

    状態があまり良くなく、ネックは大きく順反りしてハイ起きしておりハイポジションで音詰まりが起きています。DSC_0828 DSC_0827

    今回PUはお客様持ち込みでダンカンSH-1・SH-4に交換です。元々ダンカンカスタムショップ製が付いてるのですが音が気に入らないとの事で交換させる事になりました。

    今回は特殊配線としてお客様の要望として、セレクターが5Wayでフロントハム・フロントタップ+センターシングル・フロントハム+リアハム・センターシングル+リアタップ・リアハムという配線で組む事になりました。DSC_0831

    ハイ起きも削って直し完成です!

    弦の張りっぱなしが良くない理由として、弦はギターでもライトゲージで約46kg(ダダリオより)も張力が掛かるのでそれが常に加わっているとネックも順反っていくという言い分なのですが、順反るだけでなくハイポジションで曲がってしまう「ハイ起き」という現象がおきます。ハイ起きはネックジョイント部のネックグリップが始まる部分から極端に強度が落ちる部分から曲がる現象になります。この辺りを基点にネックが曲がるのですが、弦の張りっぱなしでこの曲がりが大きくなって形が付いてしまうとネックのラインが「V」の様になる為、ネックの10~12フレット辺りから先を押さえるとハイポジションに弦がぶつかりビビリや詰まりが出始めます。これはロッドの調整で直らないのでリペアが必要になってきます。ベース等は張力が強い事からハイ起きがし易く、メーカーでもハイ起き対策として指板のハイポジションを削り落としていたりすり合わせで削り落としていたりします。DSC_0847

    完成しました!!DSC_0848PU交換前のサウンドもチェックしてれば良かったですが・・・

    ダンカンPU自体も値段が手頃で入手もし易い良いPUメーカーです。フロントのSH-1は定番ヴィンテージモデルPUですがクリーンの音が良い感じです。特に何をしなくても良い音が出ますね。ダンカンPUが載ってるギターの大半はフロントにSH-1が載ってるでしょう。ESP等でSH-1/SH-4の組み合わせは定番ですね。

    SH-4も歪ませてから本領を発揮するタイプのPUで、主張が強い訳でなく良い感じにアンサンブルにマッチし抜けてくるPUでダンカンでも定番なPUな位置にあるでしょう。人気PUですね。単体で弾くとウォームな感じですがしっかりミドルが出てるのでアンサンブルの中で本領発揮するタイプです。

    マイルドな音質が欲しいとの事でお客様が言っていましたが、ご希望通りな感じになったのではないでしょうか。

    ありがとうございました♪