楽器を乾燥させる事が良くない理由
- 2026/01/11
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ギターを愛するすべての方にとって、冬の訪れやエアコンの効いた室内は、実は「愛機の悲鳴」が聞こえてくる季節でもあります。
「なぜ乾燥がギターに良くないのか?」 「放っておくとどうなるのか?」
今回は、ギタリストが絶対に知っておくべき乾燥がもたらすリスクと、その対策法について詳しく解説します。
1. ギターは「呼吸する楽器」だから
ギターの主な材料は「木」です。木材は製品になった後も、周囲の水分を吸ったり吐いたりして、常に呼吸をしています。湿度が下がって乾燥すると、木材の中の水分が失われ、木が収縮(縮む)してしまいます。
この「縮み」が、ギターにとってさまざまなトラブルを引き起こす原因となるのです。
2. 乾燥が引き起こす「4つの恐怖」
乾燥を放置すると、以下のような深刻な症状が現れます。① ボディの割れ・ヒビ
これが最も恐ろしいダメージです。特にアコースティックギターの表面(トップ板)は薄く作られているため、木が縮む力に耐えられず、パキッと割れてしまうことがあります。修理費用も高額になりがちです。② 「バリ」が出る(フレットの突出)
指板の木が乾燥で痩せてしまう一方で、金属であるフレットは縮みません。
その結果、フレットの両端が指板から飛び出し、演奏中に手を傷つけてしまう「バリ」が発生します。③ ネックの反りと弦高の変化
乾燥によってネックが動くと順反りを起こしやすくなります。ビビり音が発生する(弦がフレットに当たる)、音が詰まるといった演奏面でのストレスに直結します。
④ ブリッジの浮き・剥がれ
ボディのトップ面が乾燥で凹む(トップ落ち)ことで、接着されているブリッジに無理な力がかかり、剥がれてしまうことがあります。3. 理想の湿度は「40%〜60%」
ギターにとって最も快適な環境は、温度20度前後、湿度40%〜60%と言われています。人間が「少し乾燥して肌がカサカサするな」と感じる環境は、ギターにとってもすでに危険信号です。
4. 今日からできる乾燥対策
大切なギターを守るために、以下のポイントを意識しましょう。湿度計を設置する: まずは「見える化」が第一歩です。
●ケースに保管する: スタンドに立てかけっぱなしにせず、ハードケースに入れて保管するのが最も安全です。
●湿度調整剤を使う: ケースの中に、湿度を一定に保つ調湿剤(Bovedaやドライクルーなど)を入れましょう。
●加湿器を活用する: 部屋全体の湿度を40%以上に保つよう心がけてください。
【注意!】 > 暖房の風が直接当たる場所には絶対に置かないでください。急激な乾燥は、数時間でギターに致命的なダメージを与えることがあります。
まとめ
ギターの乾燥対策は、いわば「愛機への健康管理」です。 少しの手間をかけるだけで、ギターの寿命はぐんと伸び、常にベストなコンディションで演奏を楽しむことができます。
もし、「最近弾きにくいな」「フレットがチクチクするな」と感じたら、まずは湿度を確認してみてくださいね。
「自分のギターの状態が不安……」という方は、チェックすべきポイントを具体的にお教えすることも可能です。今の保管環境などを教えていただけますか?
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