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  • FenderJapan テレキャスターシンライン 調整&ナット溝調整
  • 2016/06/25
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  • DSC_0657FenderJapan、テレキャスターシンラインの調整&ナット溝調整です。

    ネックが大きく順反りし弦高はバラバラ、ナット溝の高さがバラバラで高さも高め。かなり弾き難い状態でした。

    テレキャスターの初期仕様はブリッジサドルが3点によりオクターブが片方の弦が合わせられない問題があり、どうしてもきっちりと合わせたコードの響きが出せません。そこにナット溝が高く弦を押さえたらシャープする・ネックが反って音程がズレる等の問題が重なるとチューニングが狂ってる様な響きになるので初期仕様テレキャスターは良い状態で弾くに越したことはありません。

    各所調整しナット溝も切り直し仕上げました。初期状態は弾き難く音も良くないとお客様も不満がある状態でしたがリペア後はかなり良くなったと喜んで頂き嬉しく思います。弾き易さは格段に良くなりました。

    FenderJapanはコストの問題で細かい所に良くない箇所があったりしますが、物自体は良いのでそれらを直す事でかなり良いギターになります。自分も昔は改造してましたが使ってました。FenderJapanも入門用として価格も手頃で良い音が出せるブランドでしたが無くなってしまい残念な所です。調べるとFenderJapanのブランドは無くなりましたが本家Fenderから日本製シリーズとしてFender Japan Exclusive seriesが販売されています。

    テレキャスターは音量の小さいメロウなフロントPU、元気で乾いたリアPUで構成されまず音量差が気になります。フロントの音量に合わせてリアPUを下げるのがスタンダードですが、それだとリアPUがオイシイ位置に合わせられないので悩ましい所です。フロント単体ではあまり使わないとの事で、音量差よりはよく使うポジションで良い音が出せる様にお客様に弾かせつつ好みの音が出る位置を探りながら調整し仕上げました。

    ありがとうございました♪