Gibson製ES-335の配線直し・セットアップです。

値段が高くてもギブソン製はかなり荒い作りの物がある為、その典型例みたいな症状なのですが配線関係にガリがある為に交換作業です。

当然ながらFホールがあるギターはゴミが入って電装系にダメージを与える為、ホコリ等には気を付ける必要がありますが今回の場合は土？コンパウンド？の様な物が電装周りにかなり付着しています。

恐らくこれは自然的な汚れではなく製作時の木屑や塗装の磨き汚れやコンパウンド汚れかと思いますが、内部にそれらが大量に溜まっている様です。ポットのナットが噛むギザギザ部分にまでそれらが付着していますから、相当な汚れ状態かもしれません。

電装パーツを取り出し、エアシューターで内部を吹きますが物凄い白煙が上がりました。
と言っても空気圧だけでは内部の汚れを完全には取り切れていないと思いますので、残った汚れが悪さをする事も考えられます。

完成後にゴミが入ってしまうのはしょうがないのですが、製造時になるべく汚れが入らない様に養生するのをしていなかった個体かと思います。

電装を交換し仕上げる事ができました。こうした箱物は目に見えない所に汚れが残っていたりする事から電装に悪さをする事が度々あるかもしれません。
新品だから・新しい年代製だから大丈夫ともなりませんのでお気をつけましょう。

ありがとうございました♪

～今回のリペアプラン～

・セットアップ・・・3500円

・配線直し・・・6000円～

・箱物配線・・・4500円～

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