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  • 【DIYで簡単!】ギターのペグ交換方法を徹底解説!

  • 2025/11/30
  • Category:
  • 「なんだかチューニングが安定しない…」「ペグが壊れてしまった!」そんな時、ギターのペグ交換は自分でできるDIYメンテナンスの一つです。

    この記事では、初めての方でも安心して交換できるように、必要な工具から手順、注意点までを詳しく解説します。

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    【必要なペグや工具】

    1. 必要な工具と交換用ペグの選び方

    作業を始める前に、まずは必要なものを用意しましょう。

    ~必要な工具~

    ・新しいペグセット: 交換したい種類(クルーソンタイプ、ロトマチックタイプなど)のもの。

    ・プラス/マイナスドライバー: ネジのサイズに合うもの。

    ・スパナ or ソケットレンチ (主にロトマチックタイプ): ペグのブッシュ(ワッシャー)を締める際に使います。

    ・ニッパー or ストリングカッター: 弦を切るためのもの。

    ・布またはタオル: ギターのヘッドを傷つけないように下に敷きます。

    ・(必要に応じて)電動ドリル、木工用ボンド、

    ・穴埋め用の埋め木枝: 後述の「ネジ穴の位置が違う場合」に必要です。

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    ~交換用ペグの選び方~

    ★最も重要なのは、現在のギターに適合するかどうかです。

    ~チェックポイント~

    ・ペグのタイプ・・・クルーソンタイプ(裏蓋がない)・ロトマチックタイプ(裏蓋がある) など、同じタイプを選びましょう。
    ・穴のサイズ (ブッシュ径)・・・ヘッドに空いている穴の直径が、新しいペグのブッシュ(筒状の部品)の直径と合うか確認します。
    ・ネジ穴の位置・・・元のペグのネジ穴と、新しいペグのネジ穴の位置が一致するか確認しましょう。
    ・ギア比 (例: 1:15)・・・数字が大きいほど、より細かくチューニングできます(任意)。

    2. ペグ交換のステップ・バイ・ステップ

    ステップ1:弦を緩めて外す

    全ての弦を緩めます。

    ニッパーを使い、弦をカットします。

    ペグから残りの弦を引き抜きます。

    ステップ2:古いペグを取り外す

    ■ロトマチックタイプ(ナット/ブッシュで固定されているタイプ)の場合

    ヘッドの表側にあるブッシュ(ワッシャー状の部品)を、スパナやソケットレンチで回して取り外します。

    ヘッドの裏側にある、ペグを固定しているネジをドライバーで外します。

    ペグ本体をヘッドから取り外します。

    ■クルーソンタイプ(ヘッドにブッシュが打ち込まれているタイプ)の場合

    ヘッドの裏側にある、ペグを固定しているネジをドライバーで外します。

    ヘッドの表側にあるブッシュ(打ち込み式のものが多い)は新しいペグのブッシュと交換するのは大変な為、基本的にそのままにしておきます。(※新しいものに交換する場合は、ヘッドを傷つけないよう慎重に引き抜きます。)
    交換する場合、GOTOHペグ等に付属する工具で叩いて元のブッシュを抜き新しいブッシュを圧入して取付けます。

    ペグ本体をヘッドから取り外します。

    ステップ3:新しいペグを取り付ける

    新しいペグを、ヘッドの裏側の穴に差し込みます。

    ヘッドの表側から、ブッシュを差し込み、スパナで軽く締めます。(強く締めすぎるとヘッドを傷めるので注意!)

    ペグの位置を調整し、元のネジ穴(または新しい位置)に合わせて、ネジをドライバーで取り付け、固定します。

    ポイント:ペグのシャフトが一直線に並ぶように微調整しながらネジを締めましょう。

    ■ネジ穴の位置が合わない場合は?

    新しいペグと古いペグでネジ穴の位置が違う場合は、以下の作業が必要です。

    ・古いネジ穴に木工用ボンドを少量つけ、埋め木を差し込みます。

    ・ボンドが乾いたら、余分な部分をカッターなどで切り落とし、穴を埋めます。

    ・新しいペグを正しい位置に合わせ、目打ちなどで印をつけます。

    ・印をつけた位置に電動ドリルで下穴を空けてから、ネジで固定します。(下穴を空けないと木が割れる原因になります。)

    ステップ4:新しい弦を張って確認する

    新しいペグに弦を張り、巻き付けていきます。

    チューニングを行い、ペグがスムーズに回るか、チューニングが安定するかを確認して完了です!

    3. 交換時の重要チェックポイント

    ・ネジの締めすぎに注意: 特にブッシュや固定ネジを強く締めすぎると、ヘッド材を傷つけたり、ペグの動作を重くしたりする原因になります。適度な力で締めましょう。

    ・ヘッド材の保護: 作業中は必ずヘッドの下に布を敷き、工具が当たって傷つかないようにしましょう。

    ・左右の確認: ペグには左右があります。取り付ける際に、ノブ(つまみ)の回る方向が正しいか(時計回りで締まり、反時計回りで緩むのが一般的)確認しましょう。

    ペグ交換は、慣れてしまえば30分程度でできる作業です。自分でメンテナンスすることで、より一層ギターに愛着が湧くはずです。ぜひチャレンジしてみてください!


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  • 【完全ガイド】ギターのトラスロッド調整方法:ネック反りを自分で直そう!

  • 2025/11/27
  • Category:
  • トラスロッド調整はなぜ必要?

    ギターを弾いている皆さん、「なんか弾きにくいな」「特定のフレットでビビる」と感じたことはありませんか?

    その原因は、ギターのネックが反っていることかもしれません。

    ギターのネックは、弦の張力や湿度、温度の変化によって、わずかに反ってしまうことがあります。

    この反りを修正し、最適な演奏コンディションを保つために行うのが「トラスロッド(Truss Rod)」の調整です。

    トラスロッドはネックの内部に埋め込まれている金属製の棒で、これを回すことでネックの反りを修正できます。

    この記事では、トラスロッド調整に必要な知識と手順を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!

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    【トラスロッド調整に必要な物】

    ~調整前に準備するもの~

    トラスロッド調整を始める前に、以下のものを準備しましょう。

    ●トラスロッドレンチ・・・ロッドを回すための専用工具。ギター購入時に付属していることが多いです。サイズを要確認。

    ●精密ドライバーまたは六角レンチ・・・ネックカバー(ロッドカバー)を外すため。

    ●フィラーゲージ(あれば)・・・厳密な隙間(弦高/ネック反り)測定。シックネスゲージとも言う工具。

    ●定規(スケール)・・・弦高を測るために必須。主に12フレット上の弦高を測る。

    ●カポタスト・・・測定基準を作るため、1フレットに装着します。

    ●タオルやクロス・・・ギターを保護するため。

    ■調整前に知っておくべきこと(ネックの状態チェック)

    トラスロッドを調整する前に、まずはネックがどのように反っているかを確認しましょう。

    ネックの反りには主に以下の2種類があります。

    1. 順反り(じゅんぞり)
    状態: 弦の張力に負けて、ネックがお辞儀をするように「弦の張ってる側」に反っている状態。

    症状: 弦とフレットの間隔が開きすぎ、弦高が高くなる。特にネックの中央付近で弾きにくくなる。

    調整: トラスロッドを締める(時計回り)。

    2. 逆反り(ぎゃくぞり)
    状態: 主に湿度が高く木材の膨張により「弦を張ってる反対側」に反っている状態。

    症状: 弦とフレットの間隔が狭くなりすぎる。全体的に弦高が下がり「ビビリ」が発生しやすくなる。

    調整: トラスロッドを緩める(反時計回り)。

    ネック反りの確認方法(リリーフのチェック)
    カポタストを1フレットに装着します。

    右手の指で、最終フレット(またはネックとボディの接合部付近のジョイントフレット)の弦(6弦と1弦)を押さえ確認します。

    この状態で、カポと押さえているフレットの間12フレット辺りの隙間を見たり、ジョイントフレットを押さえている場合は7フレット〜9フレットあたりの弦とフレットの隙間(リリーフ)を確認します。

    ・隙間が開きすぎている → 順反り

    ・隙間がなさすぎる、または弦が完全にフレットに触れている → 逆反りまたは反りがドストレート

    ・理想的な隙間(リリーフ): 名刺1枚分〜0.3mm程度。

    ★ポイント★反り具合は自分の好みです。何が正しいか(自分的に弾き易いか?)はいろんな反りを実際に弾いて確かめて下さい。
    「反りは〇〇が正解」とは厳密にはありません。
    隙間も参考程度にして、隙間がある所から隙間が無い所までいろんな反りを調整し弾いてみて自分好みを試して下さい。

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    【トラスロッド調整方法】

    ~トラスロッド調整の具体的な手順~

    ネックの状態が確認できたら、いよいよ調整に入ります。

    ●ステップ1:ロッドの調整箇所を見つける

    トラスロッドの調整ネジ(ナット)は、主に以下の2か所のどちらかにあります。

    ・ヘッド側: ギターのヘッド(ペグがある側)にあるカバー(ロッドカバー)の下。

    ・ネックエンド側: ネックとボディの接合部(サウンドホールの縁や、エレキギターの場合はネックポケット内)。

    調整箇所を確認し、カバーがある場合は精密ドライバーなどで慎重に外しましょう。

    ●ステップ2:ロッドを回す

    絶対に一度に大きく回さないでください!

    調整は「1/8回転(45度)ずつ」が鉄則です。
    大きく回すと反りも大きく変わるので、反りの調整が難しくなりますので少しづつ回して確認しながら行いましょう。

    回して抵抗を感じた場合や、それ以上回らない場合は、無理に力を加えないでください。
    回り難い=トラスロッドのナット溝が錆びている可能性や、トラスロッドが限界状態の可能性がありこの状態から無理に回すとロッドが破損する恐れがあります。

    【調整方向】

    順反り・・・ネックをまっすぐにしたい=締める(時計回り)
    逆反り・・・ネックを緩めたい/順反りにしたい=緩める(反時計回り)

    レンチを調整ナットにしっかりと差し込みます。

    1/8回転(45度)だけゆっくりと回します。

    ステップ1で確認した「リリーフのチェック」を行い、反りが修正されたか確認します。

    まだ反りが残っている場合は、再び1/8回転だけ回しチェックします。

    ●ステップ3:確認と微調整

    理想的なリリーフ(名刺1枚分〜0.3mm程度)になったら調整完了です。後は弾きながら調整を行うと良いでしょう。
    この隙間が小さい程に弦とフレットが平行になりますので、ストレートに近づく程にどのポジションを弾いても弾き易くなります。

    ★ポイント★弾く力(右手の力が強い等)が強い人はビビりが多くなるので、ネックの反りを自分に合わせて調整する事も可能です。
    右手の弾く力が弱い場合、弦振動が弱いので弦高が低くてもビビりが少ない事となります。
    ネック反りは弾き手に合わせても個人で限界値が異なりますので、いろいろ反りと弦高を試して自分が一番良いポイントを見つけて下さい。

    ・弦高が高すぎる場合: トラスロッド調整でネックの反りが修正されても、弦高(サドル/ブリッジ)が適正でない場合があります。その場合は、別途サドル/ブリッジ側で弦高を調整しましょう。

    ・ビビリが直らない場合: トラスロッドで反りを修正してもビビリが残る場合は、フレットの摩耗や浮き、ナットの溝の深さなど、他の原因も考えられます。

    ★ポイント★反りの確認方法はフレット状態が良くないと厳密には適切には行えません。

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    ~トラスロッド調整のTIPSと注意点~

    1. 焦りは禁物!

    トラスロッドは、ギターの寿命に関わるデリケートなパーツです。少し回した程度でも弾き心地に大きく影響するので本当に少しずつ回して時間を掛けて確認しながら調整しましょう。

    2. Fenderストラト等のネックを外さないと調整できないモデル

    エレキギターなどでネックエンド側に調整ナットがある場合、弦を緩めネックを外さないと調整できないことがあります。
    こうしたモデルの調整は大変ですが、少しずつ回しては組み直し確認しながら調整していきましょう。
    ネックのジョイントビスの付け外しも正しく行わないとビス山を痛めてしまいます。

    3. ロッドを回し切ってしまったら

    回しても抵抗がなくそれ以上緩められない場合(逆反りのし過ぎ)、硬くこれ以上は締められない(順反りのし過ぎ)状態になった場合は、ロッドの効き幅の限界です。

    その場合は、プロのリペアマンに相談しましょう。

    基本的には弦を張って負荷を与えているので、大体のギターは順反りします。
    なので弾かない時は弦を緩めて保管していないとトラスロッドを締める際の「余り量」が足りなくなり正しく調整ができない他、楽器が良い状態で使用できる「寿命」が少なくなると言えます。
    またトラスロッドの余り量が少ない・限界状態では売却時に値下がりする原因にもなります。

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    ~さいごに~

    トラスロッド調整は、ギターの演奏性を大きく左右する重要なメンテナンスです。

    最初は少し怖いかもしれませんが、正しい知識と慎重さをもって行えばきっとあなたのギターは最高のコンディションを取り戻すでしょう。

    「何度やってもうまくいかない」「明らかにロッドが回らない」といった場合は、無理をせず専門のリペアショップに依頼することを強くおすすめします。

    また自分が行える事としてトラスロッドが限界にならない様に弦は緩めて保管する事と、購入時にトラスロッドの余り量が多い個体を買う様にしましょう。


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  • ギターフレットの科学:なぜ場所によって音が変わるのか?深く掘り下げてみよう!

  • 2025/11/23
  • Category:

  • ギタリストなら誰もが知っていることですが、ギターのネック上のフレットを押さえる位置によって、出てくる音の高さ(音程)が変わります。

    これはごく当たり前のことですが、「なぜ音が変わるのか?」を科学的に理解すると、ギターの構造や演奏がもっと面白くなります。

    この記事では、フレットと音程の関係を、物理学の基礎から掘り下げて解説します。

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    【フレットの仕組み】

    1.音程を決定する基本原理ギターの弦が振動して音が出ますが、その音の高さ(周波数)を決定する主な要因は以下の3つです。

    弦の長さ (Length)弦の張力 (Tension)弦の密度と太さ (Mass/Thickness)この中で、フレットを押さえることで直接変化させるのが「弦の長さ」です。

    2.フレットの役割:弦の長さを変えることギターを演奏するとき、私たちは特定のフレットを押さえます。

    これは、そのフレットとブリッジ(駒)の間で弦が振動する区間を区切ることを意味します。

    開放弦とフレットを押さえた音開放弦 (Open String): ナットとブリッジの間、弦の全長が振動します。

    フレットを押さえた音: 押さえたフレットとブリッジの間が、新しい振動する弦の長さになります。

    音と長さの関係物理学の法則により、振動する弦の長さが短くなると、振動する周波数は高くなり、結果として音は高くなります。

    フレットがネックの上の方(ブリッジから遠い方)から下の方(ブリッジに近い方)に進むにつれて、弦の振動長が短くなるため、音程が順番に上がっていくのです。

    3.フレット間隔の秘密:均等ではない理由ギターのフレットは、ネック上で等間隔に並んでいるわけではありません。

    ナットからブリッジに向かって、フレットの間隔は徐々に狭くなっています。

    これこそが、ギターが正確な音程を奏でるための最も重要な設計です。

    十二平均律と比率私たちが使っている音楽の音階は「十二平均律」に基づいています。

    これは、1オクターブ(同じ音名の低い音から高い音までの間)を12の等しい音程(半音)に分割するシステムです。

    このシステムにおいて、半音上がるごとに音の周波数は約1.05946倍になります。逆に言えば、音程を半音上げるには、弦の長さを一定の比率で短くする必要があるのです。

    具体的には、あるフレットから次のフレットへ半音上げるために、常に同じ比率(約 1/17.817)だけ残りの弦の長さを短く設計されています。

    ポイント: ナットと12フレット(1オクターブ)の距離は、ナットとブリッジの全長(スケール)のちょうど半分になります。

    弦の長さが半分になると、周波数は2倍になり、ちょうど1オクターブ上がるため、これは十二平均律の定義と一致します。

    4.実践的な音の違い:弾き心地と音色フレットの位置による音程の違いは「科学的な事実」ですが、実際に演奏すると、音程以外にもいくつかの違いを感じることができます。

    ネックの場所による音色の変化ネック側(ローフレット): 弦の振動の中心に近い場所で弾くため、暖かく、丸みのある豊かな倍音を含んだ音色になりやすいです。

    ブリッジ側(ハイフレット): 弦の振動の中心から遠い場所で弾くため、振動の振幅が小さくなり、硬く、鋭い、サスティン(音の伸び)の短い音色になりやすいです。

    フレットの素材や状態フレットの音の違いは、フレットそのものの状態にも影響されます。

    フレットの摩耗: 頻繁に押さえるフレット(特にローフレット)が削れてくると、正確な音程からずれたり(音痴になる)、ビビリ(ノイズ)の原因になったりします。

    フレットの素材: ニッケルシルバーやステンレスなど、素材の違いによっても、若干のサスティンやアタック感(音の立ち上がり)が変わると言われています。

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    ~まとめ~

    ギターのフレットは単なる「印」ではなく、物理学と音楽理論に基づいた精密な装置です。

    フレットを押さえることで弦の振動長を正確に分割し、十二平均律に基づいた正確な音程を奏でることができます。

    ローフレットとハイフレットで音色やサスティンが変わるのも、振動の物理現象によるものです。

    この知識があれば、自分の出す音をより深くコントロールできるようになるでしょう。


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  • 【初心者必見】音作りはケーブルから!おすすめ楽器用シールド(ケーブル)厳選5選

  • 2025/11/16
  • Category:
  • ギターやベース、キーボードを始めた皆さん、楽器とアンプをつなぐ「ケーブル(シールド)」、こだわっていますか?

    「音が出ればなんでもいい」と思いがちですが、実はこのケーブル、音質やノイズの有無、さらには演奏のしやすさにまで大きく影響する、とっても重要な機材なんです。

    良いケーブルに変えるだけで、楽器本来の音がクリアになったり、ノイズが減って練習に集中できたりと、良いことずくめ。

    とはいえ、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…という方も多いはず。
    そこで今回は、楽器用ケーブルの選び方のポイントと、初心者の方にも自信を持っておすすめできる定番・高コスパなケーブルを5本厳選してご紹介します!

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    【ケーブルで失敗しない為に】

    失敗しない!ケーブル選びの3大ポイント

    まずは、自分に合ったケーブルを選ぶための基本的なポイントを3つ押さえましょう。

    1. 用途で選ぶ「長さ」

    ケーブルは長くなるほど音質が劣化しやすく、ノイズも拾いやすくなります。用途に合った「必要十分な長さ」を選ぶのがコツです。

    自宅練習・宅録用(~3m): 最も一般的な長さ。取り回しが良く、音質劣化も最小限に抑えられます。アンプやエフェクターが足元にあるなら、これで十分です。

    スタジオ・ライブ用(5m~7m): スタジオでの練習や、ステージ上で少し動くことを想定した長さ。これ以上長くなると、音ヤセやノイズが目立ちやすくなるため、管理も難しくなります。

    2. 接続機材で選ぶ「プラグ形状」
    プラグ(先端の金具)の形は、大きく分けて2種類あります。

    S/S(ストレート / ストレート): 両側とも真っ直ぐな、最も標準的なタイプ。迷ったらこれを選べば間違いありません。ストラトキャスターなど、ボディの表面にジャック(挿し口)があるギターにも最適です。

    S/L(ストレート / L字): 片側がL字型になっています。L字側を楽器に挿すことで、ケーブルが邪魔になりにくくなります。レスポールのようにボディ側面にジャックがあるギターや、座って弾く際、またエフェクターボード側をスッキリさせたい場合にも便利です。

    3. 音質と「耐久性」
    ケーブルの「音」はブランドごとに個性がありますが、まずは「ノイズが少なく、楽器の音を素直に伝えてくれる」ものを選ぶのがおすすめです。

    それと同時に、非常に重要なのが「耐久性」。 ケーブルは消耗品ですが、すぐに断線してしまっては意味がありません。練習やライブで踏まれたり引っ張られたりしても耐えられる、しっかりとした作りのものを選びましょう。

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    【オススメケーブル】

    【厳選】おすすめ楽器用ケーブル(シールド)5選
    それでは、上記のポイントを踏まえた上で、定番から高コスパモデルまで、自信を持っておすすめできる5本をご紹介します!

    ①【ザ・定番】CANARE (カナレ) / G03, G05 (GS-6)
    迷ったら、まずコレを選べば間違いありません。 日本の電線メーカー「カナレ」のケーブルは、放送局やプロの現場でも使われるほどの信頼性を誇ります。

    特徴: 高耐久性、クセのないフラットな音質、圧倒的なコストパフォーマンス。

    こんな人におすすめ:初めての1本で失敗したくない人

    音質にヘンな色付けをせず、楽器やアンプ本来の音を出したい人

    長く使える丈夫なケーブルが欲しい人

    ②【圧倒的コスパ】CLASSIC PRO (クラシックプロ) / GICシリーズ
    「とにかく安く、でも使えるケーブルが欲しい!」という方には、サウンドハウスのプライベートブランド「CLASSIC PRO」が最強です。

    特徴: 驚異的な低価格。価格からは想像できないほどのしっかりとした作り。

    こんな人におすすめ:楽器と一緒にひとまずケーブルが必要な人

    自宅練習用の予備ケーブルが欲しい人

    コストを最優先したい人

    ③【ロックの王道】BELDEN (ベルデン) / 8412
    アメリカの老舗メーカー「ベルデン」。中でもこの「8412」は、多くのギタリストに愛され続ける超定番モデルです。

    特徴: 太く、力強い中低音域。音に「コシ」と「パンチ」が出ます。

    こんな人におすすめ:ロックやブルース系の音楽をよく弾く人

    ギターの音をもう少し太く、前に出したい人

    定番の「あの音」を試してみたい人

    ④【国産・高品位】Providence (プロヴィデンス) / LE501
    多くのプロミュージシャンも使用する、日本の高品質ブランド「プロヴィデンス」。その中でもLE501は、品質と価格のバランスに優れた人気モデルです。

    特徴: 音抜けが良く、クリアでありながら程よいコシもあるオールラウンドなサウンド。

    こんな人におすすめ:定番のCANAREから、少しステップアップしたい人

    バンドアンサンブルの中で埋もれない、抜けの良い音が欲しい人

    ギターだけでなくベースやキーボードにも使いたい人

    ⑤【スタジオ品質】MOGAMI (モガミ) / 2524
    「MOGAMI」もカナレと並び、国内外のレコーディングスタジオで標準的に使われている日本のメーカーです。

    特徴: 圧倒的にクリアで色付けのない、原音に忠実なサウンド。

    こんな人におすすめ:エフェクターなどで細かく音作りをする人

    楽器やアンプのポテンシャルを最大限に引き出したい人

    レコーディング(宅録)メインで使いたい人

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    【私のオススメするケーブル】

    ➀【基本になる基準ケーブル】MOGAMI (モガミ) / 3368

    値段も安く高音質の「MOGAMI」から3368です。

    特徴: 色付けのない、原音に忠実なサウンド。太いケーブルでノイズに強く情報伝達ロスが少ないとされています。

    こんな人におすすめ:エフェクターなどで細かく音作りをする人、ケーブルで音が変わりたくない人。

    楽器やアンプのポテンシャルを最大限に引き出したい人

    レコーディング(宅録)でもライブでもどちらでも癖が無くメインで使いたい

    ➁【自宅やスタジオ向け高品質】MOGAMI (モガミ) / 2497
    私の工房でも標準で使用しているモガミ2497。

    特徴: ワイドレンジで圧倒的にクリアで色付けのない、原音に忠実なサウンド。3368よりも性能は上。

    こんな人におすすめ:自宅使用で音をとにかく低価格で良くしたい人にオススメできるケーブル。

    楽器やアンプのポテンシャルを最大限に引き出したい人

    レコーディング(宅録)でもライブでも非常に良いサウンドを出す事ができるが、元がラインケーブルなので動く環境には向かない(断線し易い)。
    ケーブル単価も通常のケーブルでは高価な部類に入るので、消耗が大きい動く環境での使用はお勧めしない。まず自宅専用になります。

    ~まとめ~

    楽器用のケーブル(シールド)は、あなたの「音」を最終的にスピーカーへ届けるための大切な通り道です。

    たかがケーブル、されどケーブル。 数百円のケーブルから、今回ご紹介したような信頼できるケーブルに変えるだけで、ノイズが消えたり、音が驚くほどクリアになったりすることは本当によくあります。

    まずは今回ご紹介した5本の中から、あなたの用途や予算に合った1本を選んでみてください。 きっと、あなたの楽器ライフがさらに楽しくなるはずですよ!

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  • ギター弦の完全ガイド:選び方から交換時期まで、すべて解説!

  • 2025/11/12
  • Category:
  • こんにちは!ギタリストの皆さん。

    「ギターの弦って、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…」

    「弦を変えるだけで、本当に音が変わるの?」

    そんな疑問を持っていませんか?ギターの弦は、ギターの「声」を決めるとも言われるほど、音色や弾き心地に最も大きな影響を与える重要なパーツです。

    しかし、素材、太さ、コーティング…と、あまりにも多くの選択肢があるため、迷ってしまうのも無理はありません。

    この記事では、そんな分かりにくいギター弦の世界を徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたにピッタリの弦が必ず見つかります!

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    【ギター弦の種類】

    1. 大前提!ギターの種類に合った弦を選ぼうまず、絶対に間違えてはいけない基本中の基本です。

    ギター弦は、お使いのギターの種類によって分かれています。

    ●アコースティックギター(アコギ)用特徴: ブロンズ(銅)やフォスファーブロンズなどで作られた、太めで張りの強い金属弦。

    注意: これをクラシックギターに張ると、ギターが壊れます。

    ●エレキギター用特徴: ニッケルやスチールなどで作られた、磁力に反応する金属弦。ピックアップ(マイク)がこの弦の振動を拾います。

    注意: アコギに張ることもできますが、音が小さく、本来の鳴りが出ません。

    ●クラシックギター(ガットギター)用特徴: 柔らかいナイロン素材の弦。

    注意: これをアコギやエレキに張っても、張力が弱すぎてまともな音が出ません。

    まずは、自分のギターがどれなのかをしっかり確認しましょう。

    2. 音色と弾き心地を決める「3大要素」弦のパッケージには「PHOSPHOR BRONZE」や「.010-.046」といった表記があります。

    これこそが弦の個性を決める要素です。

    ① ゲージ(弦の太さ)最も弾き心地に影響するのが「ゲージ(Gauge)」です。
    弦の太さを表し、一般的に「インチ」で表記されます。例えば、エレキギターで最も標準的なセットは「.009-.042」(09-42と略されます)や「.010-.046」(10-46)です。

    これは、1弦(一番細い弦)が0.009インチ、6弦(一番太い弦)が0.042インチであることを示します。

    ゲージ呼び方弾き心地(押さえやすさ)サウンドおすすめな人細いエクストラライトライト柔らかい (楽)明るく、繊細(音量は小さめ)初心者、手が小さい人チョーキングを多用する人太いミディアムヘヴィ硬い (力が必要)パワフルで、芯がある(音量は大きめ)激しいロックを弾く人太い音を求める人アコギの標準は「ライトゲージ(.012-.053)」、エレキの標準は「ライトゲージ(.010-.046)」や「エクストラライト(.009-.042)」あたりです。

    初心者のヒント:まずは標準的な太さ(アコギなら.012、エレキなら.010 or .009)から始めましょう。

    弾きにくいと感じたら、一段階細いもの(アコギなら.011、エレキなら.009)を試してみるのがおすすめです。

    ② 素材(マテリアル)弦の素材は、音の「明るさ」や「暖かさ」といった音色(トーン)に直結します。

    ●アコギ弦の主な素材フォスファーブロンズ (Phosphor Bronze)特徴: 最もスタンダード。キラキラした高音と暖かい低音のバランスが良い。色: 赤みがかった銅色。

    おすすめ: 迷ったらコレ。ジャンルを問わず使えます。

    ●80/20 ブロンズ (80/20 Bronze)特徴: フォスファーより明るく、シャープで煌びやかな音。「ザ・アコギ」という音。色: 明るい金色。おすすめ: かき鳴らし(ストローク)中心の人。

    ●エレキ弦の主な素材ニッケルプレーテッド・スチール (Nickel-Plated Steel)特徴: 最もスタンダード。スチール(鉄)の芯線にニッケルをメッキしたもの。

    明るさと暖かさのバランスが良い。

    ●ピュア・ニッケル (Pure Nickel)特徴: 50〜60年代に使われていた素材。

    おすすめ: 迷ったらコレ。ロック、ポップス、ブルース何でもOK。
    暖かく、甘く、丸みのあるヴィンテージサウンド。おすすめ: ブルース、ジャズ、ヴィンテージロックを好む人。

    ③ コーティング(弦の寿命)弦は空気に触れたり、手の汗や皮脂が付いたりすることで、必ず錆びて劣化します。

    そこで登場したのが「コーティング弦」です。

    これは、弦の表面に極薄のポリマー(樹脂)コーティングを施したものです。
    コーティング弦(例: Elixir, D’Addario XT)メリット: 錆びにくく、寿命がノンコーティング弦の3〜5倍と非常に長い。
    指触りが滑らか。デメリット: 価格がやや高い。コーティングの膜がある分、音が少しマイルドになる(と感じる人もいる)。

    ●ノンコーティング弦(従来)メリット: 価格が安い。弦本来の「生鳴り感」やブライト(明るい)な音が出やすい。

    ●デメリット: 寿命が短い。どちらを選ぶ?練習頻度が高い人、弦交換が面倒な人 → コーティング弦ライブやレコーディング直前に張り替えたい人、伝統的なサウンドが好きな人 → ノンコーティング弦3. 弦の交換時期はいつ?弦は「消耗品」です。劣化した弦を使い続けると、以下のようなデメリットがあります。

    ・音がこもる、伸びなくなる(サステインが短い)チューニングが安定しなくなる弦が錆びて指が痛い、フレットが傷つく弦が切れやすくなる交換のサイン見た目: 弦が黒ずんだり、茶色く錆びたりしている。

    ・感触: 弦がザラザラする。音: 張り替えた直後の「シャリーン」という煌びやかな音がなくなった。

    一般的な交換目安は「毎日弾く人なら1〜2ヶ月」ですが、これはあくまで目安です。

    ライブ前やレコーディング前には、必ず新しい弦に交換しましょう。

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    【ギター弦は何を選ぶ?】

    4. 迷ったらこれ!初心者へのおすすめ定番チョイス「結局、どれを買えばいいの?」という方のために、定番中の定番をご紹介します。

    楽器屋さんで「これをください」と言えば間違いありません。

    ・アコギ初心者なら:D’Addario (ダダリオ) / Phosphor Bronze / Light (.012-.053)、これでも太いと感じるのであればワンダウンした.011-.052もお勧めです。

    ・(長持ちさせたいなら)Elixir (エリクサー) / Phosphor Bronze / Light (.012-.053)

    ・エレキ初心者なら:D’Addario (ダダリオ) / EXL110 (.010-.046) または EXL120 (.009-.042)
    (長持ちさせたいなら)Elixir (エリクサー) / Nanoweb / Light (.010-.046)

    ~まとめ~

    ギターの弦は、あなたのサウンドを決定づける「最後の砦」です。

    ギターの種類(アコギ、エレキ、クラシック)を間違えなゲージ(太さ)で弾き心地を選ぶ(初心者は標準か少し細め)素材で音色を選ぶ(迷ったら定番のフォスファーブロンズかニッケル)コーティングの有無で寿命と価格のバランスを選ぶこれだけ押さえれば、もう弦選びで迷うことはありません。

    弦交換は少し面倒かもしれませんが、新しい弦に張り替えたときのあの「パァッ」と明るくなる音は、何物にも代えがたい快感です。

    色々な弦を試して、ぜひあなただけのお気に入りのサウンドを見つけてください!いかがでしたでしょうか?この記事があなたのギターライフのお役に立てれば幸いです。


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  • ギターのサウンドが激変!ピックアップ交換で知るべき基礎知識と実践のハードル

  • 2025/11/10
  • Category:
  • 「今のギターの音、なんだか物足りない…」 「もっと歪む(ひずむ)ようにしたい」 「ノイズを減らしたい」

    そんな悩みを持つギタリストが一度は考えるのが、ピックアップ(Pickup)の交換です。

    ピックアップは、弦の振動を電気信号に変える「ギターの心臓部」とも言える重要なパーツ。ここを交換することは、ギターのキャラクターを根本から変える、最も効果的なカスタマイズの一つです。

    しかし、いざ交換しようと思っても、「種類が多すぎて選べない」「自分でできるのか不安」という方も多いでしょう。

    この記事では、ピックアップ交換を検討しているあなたへ、交換のメリットから知っておくべき必須知識、そしてDIYの難易度までを徹底解説します。

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    【PU交換の知識】

    1. なぜピックアップを交換するのか? 3つの主なメリット
    そもそも、なぜピックアップを交換するのでしょうか?高価なギターでも、あえて交換するプロは少なくありません。

    ① サウンドの方向性を変える
    これが最大の理由です。「もっと太く甘い音にしたい」「ジャキジャキした鋭い音が欲しい」といった、サウンドの根本的な方向性を変えることができます。

    例: ストラトキャスター(シングルコイル)に、ハムバッカーを載せてレスポールのような太い音を出す。

    ② 出力(パワー)の調整
    ピックアップには「パワー(出力)」があり、これが高い(ハイパワー)ほどアンプを歪ませやすくなります。

    ・ハイパワー(高出力): ハードロックやメタル向き。音が太く、歪みやすい。

    ・ローパワー(低出力): ヴィンテージ系。ピッキングのニュアンスが出やすく、クリーンな音が綺麗。

    ③ ノイズの軽減
    特に「シングルコイル」タイプのピックアップは、「ジー」というノイズ(ハムノイズ)を拾いやすい特性があります。
    これをノイズに強い「ハムバッカー」や「ノイズレス・シングルコイル」に交換することで、演奏環境を劇的に改善できます。

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    【PUの種類】

    2. 交換前に知るべき!ピックアップの種類と特徴
    ピックアップ選びで失敗しないために、最低限知っておきたい3つの分類を解説します。

    ① 構造による分類:「シングルコイル」 vs 「ハムバッカー」

    ●シングルコイル (Single Coil)

    特徴: 1列の磁石(ポールピース)で弦の振動を拾う。

    サウンド: 明るく、シャープでキレのある音。繊細なニュアンスが出やすい。

    代表的なギター: フェンダー社のストラトキャスター、テレキャスターなど。

    弱点: ノイズを拾いやすい。

    ●ハムバッカー (Humbucker)

    特徴: 2つのコイルを逆相に組み合わせ、ノイズ(Hum)を打ち消す(Buck)構造。

    サウンド: 太く、ウォーム(暖かく)でパワフルな音。サステイン(音の伸び)が長い。

    代表的なギター: ギブソン社のレスポール、SGなど。

    弱点: シングルコイルに比べると高音域のキレが失われがち(「音がこもる」と感じることも)。

    ② 動作方式による分類:「パッシブ」 vs 「アクティブ」

    ●パッシブ (Passive)

    特徴: 最も一般的で、電池(バッテリー)を必要としないタイプ。

    メリット: ギター本体の木材の鳴り(個体差)や、ピッキングの強弱を素直に反映する。ナチュラルなサウンド。

    デメリット: 出力が比較的小さく、ノイズの影響を受けやすい。

    ●アクティブ (Active)

    特徴: ピックアップ本体、またはギター内部にプリアンプを内蔵し、電池(9V電池など)で駆動するタイプ。

    メリット: 非常に高出力で、ローノイズ。音がクリアで、エフェクターのノリが良い(特にハイゲインな歪み)。

    デメリット: 電池が必要(電池が切れると音が出ない)。サウンドが均一的で「個性が無い」「冷たい」と感じる人もいる。

    ③ その他の主な種類

    ●P-90 (ソープバー / ドッグイヤー)

    シングルコイルの一種だが、ハムバッカーに近い太く甘い音が出る。両者の中間的なサウンド。

    ●ミニハムバッカー

    ハムバッカーをシングルコイルのサイズに収めたもの(または、その逆のサイズ感のものも)。

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    【PU交換の注意点】

    3. 要注意!交換の「互換性」チェックリスト
    「このピックアップ、かっこいいから買おう!」と決める前に、あなたのギターに物理的に搭載できるかを確認する必要があります。

    ① サイズと形状
    最も重要なチェックポイントです。

    ■シングルコイル → ハムバッカー:そのままでは入りません。ギターのボディを削る「ザグリ(座繰り)」という加工が必要です。これは専門的な技術が必要で、一度削ると元に戻せません。

    (例外:ストラトキャスターの中には、最初からハムバッカーが入るように大きく削られているモデルもあります)

    ★ポイント★
    ストラトキャスターの場合、市販品のピックガード(SSH)を購入しボディのみにザグリを空けて取り付けると料金を安く抑える事ができます。
    ただし社外品ピックガードがビスの位置が合わない可能性もあるので、場合によっては手直しが必要になります。

    ■ハムバッカー → シングルコイル:

    穴が大きすぎるため、隙間を埋めるための「エスカッション(マウントリング)」などが必要になります。

    ★ポイント★
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    エスカッションに付く、シングルコイル用エスカッションが市販されているので交換は楽です。

    ② アクティブ vs パッシブの壁

    「パッシブ」から「アクティブ」に交換する場合、ピックアップ以外のパーツも(ほぼ)全て交換になります。

    必要なもの: 電池を入れるスペース(ボディのザグリ加工が必要な場合も)、アクティブ用のポット(音量・トーン)、ステレオジャック。

    注意: 配線が根本から変わるため、DIYの難易度は非常に高くなります。

    ③ ポット(ポットテンションメーター)の抵抗値

    音量(Vol)やトーン(Tone)のつまみ(ポット)には抵抗値があり、ピックアップの特性に合わせて使い分けるのが一般的です。

    ・シングルコイル: 250kΩ (オーム) を使うことが多い。

    ・ハムバッカー: 500kΩ を使うことが多い。

    ハムバッカーに250kΩを使うと高音域が削られて音がこもりやすく、逆にシングルに500kΩを使うと音がキンキンしすぎる傾向があります。交換するなら、ポットも一緒に交換するのがベストです。

    4. DIY vs プロショップ:交換作業のリアル
    ピックアップ交換は、「はんだ付け」の技術が必須です。

    必要なツール

    ・はんだごて、はんだ

    ・ワイヤーストリッパー(配線の皮膜を剥く)

    ・ドライバー(+/-)

    ・(場合によって)ニッパー、ラジオペンチ

    DIYの難易度:★★★☆☆(中級者向け)

    単純な「同じタイプ(パッシブのシングルから別のパッシブのシングルへ)」の交換であれば、配線図さえ読めれば不可能ではありません。

    しかし、以下のリスクが常につきまといます。

    ●熱のリスク: はんだごての熱を加えすぎて、ピックアップやポットを壊してしまう。

    ●配線の混乱: 元の配線がわからなくなり、音が出なくなる。「アース(GND)に落とす」などの電気的知識も必要。

    ●ノイズの発生: 配線処理が甘いと、交換前よりひどいノイズに悩まされる。

    初心者のためのヒント: 作業を始める前に、必ず元の配線の状態をスマホで何枚も撮影しましょう。どこの線がどこに繋がっているかを記録しておくことが、元に戻すための命綱になります。

    ★ポイント★
    配線の色で判断はダメ。黒がプラスになっている事もありますし白がマイナスになっている事もありますので必ずテスターでピックアップの位相をチェックして取り付けましょう。

    プロ(リペアショップ)に頼むメリット

    ●確実性: 数多くのギターを扱ってきたプロが、確実に作業してくれます。

    ●仕上がりの美しさ: 配線処理(ワイヤリング)が美しく、ノイズ対策も万全です。

    ●アドバイス: あなたの出したい音やギターの特性に合わせ、最適なピックアップや配線方法を提案してくれることも。

    交換工賃はショップによりますが、5,000円~15,000円程度(パーツ代別)が相場です。高価なギターや、配線が複雑な場合(アクティブ化など)は、迷わずプロに任せることを強く推奨します。

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    ~まとめ~

    ピックアップ交換は、あなたのギターを「新しい楽器」として生まれ変わらせる、大きな可能性を秘めたカスタマイズです。

    目的を明確に: 「なぜ」交換したいのか(音色、パワー、ノイズ)をハッキリさせる。

    種類を理解: シングル/ハム、アクティブ/パッシブの違いを知る。

    互換性を確認: 物理的なサイズと、ポットなどの周辺パーツもチェック。

    DIYは慎重に: はんだ付けの技術と電気の基礎知識が必要。不安なら迷わずプロへ。

    自分の出したい音をしっかりリサーチし、正しい知識を持ってピックアップ交換に臨めば、あなたのギターライフはさらに充実するはずです。

    素晴らしいサウンドとの出会いを楽しんでください!


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  • ギターリスト必見!「弦アース」の謎を徹底解説。ノイズ対策の基本と仕組み

  • 2025/11/05
  • Category:
  • ギターリスト必見!「弦アース」の謎を徹底解説。ノイズ対策の基本と仕組み
    ギターをアンプに繋いだ時、「ジー」というノイズが気になることはありませんか?

    そして、ギターの弦やブリッジ(弦が乗っている金属パーツ)に手を触れると、そのノイズが「スッ」と消える…。これは多くのギタリストが経験する現象です。

    「もしかして故障?」と不安になるかもしれませんが、ご安心ください。それは「弦アース」が正常に機能している証拠です。

    この記事では、エレキギターのノイズ対策の要とも言える「弦アース」について、その仕組みからトラブル対処法まで、詳しく解説していきます。

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    【弦アースとは?】

    ●弦アースとは?

    弦アース(げんアース)とは、その名の通り、ギターの「弦」を「アース(接地)」に接続する配線のことです。

    具体的には、ギターの弦、ブリッジ、テールピースといった金属パーツを、ギター内部の電気回路のアース(グラウンド)部分(通常はボリュームポットの裏側など)に導線で接続しています。

    ●弦アースの仕組み:なぜ弦に触れるとノイズが消えるのか?

    この現象を理解するには、まず「ノイズの発生源」と「人間の身体」の関係を知る必要があります。

    1. 人間は「アンテナ」である

    私たちの周りには、電灯、家電、スマホ、Wi-Fiなど、様々な電化製品から発せられる電磁波(ノイズの元)が飛び交っています。
    そして人間の身体は、これらの電磁波を拾ってしまう優秀な「アンテナ」のような役割を果たしてしまいます。

    2. ギターがノイズを拾う

    ギターのピックアップ(弦の振動を電気信号に変えるマイク)も、弦の振動だけでなく、これらのノイズも一緒に拾ってしまいます。

    3. 弦アースの役割:「ノイズの逃げ道」

    ここで弦アースの出番です。

    弦に触れる: プレイヤーがギターの弦(またはブリッジなど)に触れます。

    ●身体とアースが繋がる: 弦は「弦アース」によってギター内部のアースに接続されています。つまり、弦に触れることで、プレイヤーの身体(アンテナ)がギターのアースに接続されます。

    ●ノイズが逃げる: プレイヤーの身体が拾ったノイズは、弦 → 弦アース線 → ギター内部のアース → シールドケーブルのアース → アンプのアースへと流れ、最終的に地面(アース)に逃げていきます。

    ●ポイント: 弦に触れてノイズが消えるのは、「プレイヤー自身が拾っていたノイズ」がアースに逃げるためです。逆に言えば、弦から手を放した時に「ジー」と鳴るのは、多くの場合、正常な状態です。

    ★ポイント★
    たまに弦を触っていない状態でノイズがある事を異常と思う方が居られますが、この状態が普通です。

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    弦アースの配線はどこにある?

    弦アースの線は、通常ギターの目に見えない部分に隠されています。

    ●ストラトキャスタータイプ: ブリッジの裏側(トレモロスプリングを掛けるイナーシャブロック)から、コントロールキャビティ(ボリュームポットなどがある場所)に向かって線が1本伸び、ポットの裏側などにはんだ付けされています。

    ●レスポールタイプ: テールピース(弦を固定するパーツ)のスタッド(ボディに打ち込まれた金具)の穴の底から、コントロールキャビティに向かって線が伸びています。

    ●弦アースのトラブルシューティング

    もし「弦に触れてもノイズが消えない」または「以前より明らかにノイズが大きくなった」場合、弦アースに問題が発生している可能性があります。

    症状1:弦に触れてもノイズが全く変わらない
    最も疑わしいのは「弦アースの断線」です。
    ポットやジャック等に触れてノイズが消える様であれば弦アース線にトラブルが起こっている可能性が高いです。

    ●原因: 弦アースの配線のはんだ付けが取れてしまったか、途中で断線している。長年使用しているギターや、自分でパーツ交換や改造をした際によく起こります。

    確認方法:ギターの裏蓋やピックガードを開け、コントロールキャビティ内部を確認します。

    ブリッジ側から来ているはずの線(通常1本だけ別の場所から来ている線)が、ボリュームポットの裏側などにしっかりはんだ付けされているか確認します。

    取れている場合は、再度しっかりはんだ付けし直す必要があります。

    症状2:弦に触れると「ビリビリ」と感電する

    これは非常に危険な状態です。弦アースの断線ではなく、アンプや電源(コンセント)側のアース(接地)に重大な問題がある可能性が高いです。

    原因:アンプが正しく接地(アース)されていない。

    使用しているコンセントや延長コード、ライブハウスなどの電源設備に問題がある。

    対処法:直ちに使用を中止してください。

    アンプの電源プラグが3ピンの場合は、正しくアースが取れるコンセントに接続する。

    2ピンの場合は、アンプの電源プラグの向きを逆に(180度回転させて)コンセントに挿し直してみる。

    別のコンセントや、別の場所で試してみる。

    問題が解決しない場合は、アンプの修理や電気設備の点検が必要です。

    症状3:ノイズは減るが、完全には消えない
    これは弦アース以外の要因である可能性が高いです。

    原因:導電塗料やシールド不足、ギター内部のノイズ対策(導電塗料やアルミテープ)が不十分。

    ピックアップの種類: シングルコイルピックアップは構造上ノイズを拾いやすい。

    環境ノイズ: 周囲に強いノイズ源(大型ディスプレイ、調光機能付き照明、ネオンサインなど)がある。

    シールドケーブルの劣化。

    ★ポイント★
    コーティング弦の仕様により弦アースが取れない事があります。
    コーティングが厚く、弦の金属部分に手が触れない等が起こり弦に触れてても「ジー」とノイズが消えない場合は弦自体に問題があります。

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    ~まとめ~

    弦アースは、エレキギターのノイズ対策において非常にシンプルかつ重要な役割を担っています。

    弦に触れてノイズが消えるのは正常な証拠。

    弦に触れてもノイズが消えない場合は、弦アースの断線を疑う。

    弦に触れて感電する場合は、アンプや電源環境を直ちに確認する。

    弦アースの仕組みを正しく理解することで、ノイズトラブルにも冷静に対処できるようになります。快適なギターライフのために、ぜひこの知識を役立ててください。


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  • ギターの音激変!?自分でできるブリッジ交換完全ガイド【初心者~中級者向け】

  • 2025/11/02
  • Category:
  • 「最近ギターの音がこもってきた…」 「チューニングがどうも安定しない」 「もっとサステイン(音の伸び)が欲しい!」 「見た目をガラッと変えてみたい!」

    そんな悩みや願望をお持ちのギタリストの皆さん、ブリッジ交換を検討してみてはいかがでしょうか?

    ギターの「ブリッジ」は、弦の振動をボディに伝える非常に重要なパーツ。ここを交換することで、ギターのサウンド、演奏性、チューニングの安定性が劇的に改善される可能性があります。

    「でも、なんだか難しそう…」

    確かに、ギターの改造には専門的な知識や技術が必要な場合もあります。しかし、ブリッジ交換はポイントさえ押さえれば、DIYでも十分可能なカスタマイズの一つです。

    この記事では、ギターのブリッジ交換にチャレンジしてみたい方のために、必要な準備から具体的な手順、そして最も重要な「交換後のセッティング」まで、詳しく解説していきます。

    (免責事項:この記事を参考にした作業により万が一ギターやパーツに損害が生じた場合でも、責任を負いかねます。作業は自己責任で、慎重に行ってください。自信がない場合は、専門のリペアショップに依頼することをおすすめします。)

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    【ブリッジ交換のメリット】

    なぜブリッジ交換?期待できる5つの効果

    まずは、ブリッジ交換によってどのような変化が期待できるのかを見てみましょう。

    ~音質の変化~

    ●ブリッジの素材(ブラス、スチール、チタン、アルミなど)や質量によって、音は大きく変わります。
    例えば、質量のあるブリッジはサステインが伸び、引き締まった低音が得られる傾向があります。
    逆に軽量なブリッジは、レスポンスが良く、倍音が豊かなサウンドになることも。

    ●サステイン(音の伸び)の向上:弦振動を効率よくボディに伝える精度の高いブリッジに交換することで、サステインが明らかに向上することがあります。

    ●チューニングの安定性向上:サドル(弦が乗る部分)の溝が滑らかで、可動部(トレモロユニットなど)の工作精度が高いブリッジは、アーミング(アーム操作)後やチョーキング後のチューニングの狂いを最小限に抑えてくれます。

    ●演奏性の向上:弦高調整やオクターブチューニングがしやすい構造のブリッジに交換することで、セッティングが容易になり、結果として弾きやすい状態を維持しやすくなります。

    ●見た目のカスタマイズ:クローム、ゴールド、ブラック、エイジド加工など、ブリッジのルックスを変えるだけで、ギター全体の印象は大きく変わります。

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    【作業準備】

    ~準備するものリスト~

    作業を始める前に、必要な工具やパーツを揃えましょう。

    新しいブリッジ:最重要! 自分のギターに適合する規格(サイズ、ピッチ)のものを必ず確認してください。(詳細は後述)

    ・ドライバー(プラス、マイナス):サドルの調整ネジや、ブリッジの固定ネジ、裏蓋のネジなどに合わせて、複数のサイズがあると安心です。

    ・レンチ(六角レンチ、ボックスレンチなど):スタッド(ブリッジを支える柱)を調整したり、トレモロのスプリングハンガーを調整したりするのに使います。インチ規格とミリ規格があるので注意。

    ・ニッパー: 古い弦を切るために使います。

    ・ストリングワインダー: 弦を効率よく巻くために。あると非常に便利です。

    ・新しい弦: 交換後、必ず新しい弦を張ります。

    ・(場合によっては)はんだごて、はんだ:ストラトキャスタータイプのトレモロブリッジなど、アース線がブリッジブロックに接続されている場合、その付け外しに必要です。

    ・ギタークロス、クリーナー:ブリッジを外したついでに、普段掃除できない部分を綺麗にするために。

    ・作業用マット(柔らかい布など):ギター本体に傷がつかないよう、下に敷きます。ネックピロー(ネックを支える台)があると更に安定します。

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    【規格・仕様を知る】

    ★交換前の最重要チェックポイント:互換性!

    DIYで最も多い失敗が「買ってきたパーツがギターに取り付けられなかった」というケースです。特にブリッジは、ギターによって規格が細かく分かれています。

    購入前に、必ず現在のギターのブリッジの規格を測定・確認してください。全て同じ形・ネジピッチではありません。

    ●スタッド(アンカー)の間隔:ブリッジを支える2本の柱(ネジ)の中心から中心までの距離。

    ●弦間ピッチ:1弦から6弦までの幅、または各弦同士の間隔。

    ●スタッド(アンカー)の直径:ボディに埋まっているアンカー(スタッドを受け止める金具)の太さ。

    ●(ストラトタイプの場合)取り付けネジ穴の間隔:シンクロナイズド・トレモロをボディに固定するネジ穴(6点支持なら6つ、2点支持なら2つ)の間隔。

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    【インチ・ミリ】

    ミリ規格 vs インチ規格:

    日本製やアジア製のギターはミリ規格、USA製のギター(Fender, Gibsonなど)はインチ規格が使われていることが多いです。
    ネジ切りが異なるため互換性がありません。

    自信がない場合は、楽器店で相談するか、メーカーの仕様表を確認しましょう。

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    【作業手順】

    【実践】ブリッジ交換の手順
    ここでは、代表的な2つのタイプを例に手順を解説します。

    A) チューン・オー・マチック(TOM)タイプ(レスポール、SGなどに多い)

    B) シンクロナイズド・トレモロ・タイプ(ストラトキャスターなどに多い)

    STEP 1: 弦を外す

    まずは、全ての弦を緩めてからニッパーで切るか、ペグから外します。ストリングワインダーがあると作業が早いです。

    STEP 2: 古いブリッジの取り外し

    A) チューン・オー・マチック(TOM)タイプ:弦がなくなると、ブリッジ本体とテールピース(弦を固定するパーツ)は、乗っているだけ(または軽くはまっているだけ)なので、簡単に持ち上げて外せます。

    ボディに埋まっているスタッド(柱)も交換する場合:これが一番の難関です。スタッドに合う太さのボルトをねじ込み、テコの原理で引き抜く方法などがありますが、ボディの塗装を傷つけたり、木部を割ったりするリスクが非常に高いです。無理そうだと思ったら、スタッドはそのまま使うか、プロに任せましょう。

    B) シンクロナイズド・トレモロ・タイプ:ギターの裏側にあるバックパネル(スプリングカバー)のネジを外し、パネルを開けます。

    トレモロスプリング(通常3~5本)が、トレモロブロックとスプリングハンガー(ボディにネジ止めされた金具)を繋いでいます。
    このスプリングを全て外します。(手やプライヤーで引っ張って外すと勢いよく外れると危険なので注意、緩めて外しましょう)

    アース線の確認: トレモロブロック(の根本、スプリングハンガー付近)に、黒い線(アース線)がはんだ付けされているはずです。これを、はんだごてで溶かして外します。※火傷に十分注意してください!

    ギターの表側に回り、ブリッジをボディに固定しているネジ(6点支持なら6本、2点支持なら2つ)をドライバーで緩めて外します。

    これでブリッジユニット全体がボディから取り外せます。

    STEP 3: クリーニング
    ブリッジを外すと、普段は弦の下に隠れて掃除できない部分が露出します。この機会に、ギタークロスやクリーナーで指板やボディトップを綺麗に磨き上げましょう。

    STEP 4: 新しいブリッジの取り付け
    基本的には、取り外した逆の手順で取り付けます。

    A) チューン・オー・マチック(TOM)タイプ:

    (スタッドを交換した場合)新しいスタッドをボディに打ち込みます。当て木などをして、ハンマーで少しずつ、絶対に曲がらないよう垂直に打ち込みます。

    新しいブリッジ本体とテールピースをスタッドの上に乗せます。

    注意点: ブリッジ本体には向きがあります。サドル(弦が乗る部分)に弦の太さに合わせた溝が切ってある場合、細い溝が1弦側、太い溝が6弦側に来るようにセットします。(一般的に、サドルの角度調整ネジがピックアップ側(またはネック側)を向くように統一します)

    B) シンクロナイズド・トレモロ・タイプ:新しいブリッジユニットのトレモロブロック(アース線を取り付ける場所)に、STEP 2-3で外したアース線をしっかりとはんだ付けします。接触不良はノイズの元です!

    ブリッジユニットをボディの所定の位置にセットし、固定ネジ(6本または2本)を締めていきます。

    締めすぎ厳禁! 特に6点支持の場合、ネジを締めすぎるとアームが動かなくなります。ブリッジプレートの底面がボディからわずかに浮く程度まで締め、ユニットがスムーズに前後に傾くか確認します。

    裏側に回り、スプリングハンガーとトレモロブロックにスプリングを元通り(または好みの本数)で掛けます。

    STEP 5: 弦を張り、セッティング(最重要!)
    ブリッジは、交換して終わりではありません。ここからの「セッティング」がギターのポテンシャルを引き出す鍵となります。

    弦を張る:新しい弦を張ります。

    チューニング:まずは、レギュラーチューニングに合わせます。トレモロ付きの場合、弦を張るとブリッジが浮き上がってくるので、何度か繰り返します。

    ~(トレモロの場合)フローティング調整~

    シンクロナイズド・トレモロの場合、ブリッジがボディとどの程度浮いているか(フローティング量)を決めます。

    裏蓋のスプリングハンガーを固定しているネジ2本を、ドライバーで締めたり緩めたりして調整します。

    ネジを締める → スプリングの張力が強くなる → ブリッジが下がる(ボディに近づく)

    ネジを緩める → スプリングの張力が弱くなる → ブリッジが上がる(ボディから離れる)

    チューニングすると張力が変わるので、「チューニング → フローティング確認 → スプリング調整 → 再チューニング…」を繰り返し、好みの角度(水平、やや浮き、ベタ付けなど)で安定させます。

    弦高調整:弦とフレットの隙間(弦高)を調整します。低すぎると音がビビり、高すぎると弾きにくくなります。

    TOMタイプ: ブリッジ両端のスタッド(またはサムナット)を回して、ブリッジ全体を上下させます。(必要なら弦を少し緩めてから回します)

    シンクロ・トレモロタイプ: 各サドルに付いている2つの小さなイモネジ(六角レンチで回す)を調整し、1弦ずつ高さを変えます。指板の丸み(R)に合わせて調整するのが理想です。

    オクターブチューニング(オクターブピッチ調整):これがずれていると、ハイポジションで弾いたときに音痴に聞こえます。

    チューナーを使って、各弦の「開放弦の音」と「12フレットを押さえた音(実音)」が、ぴったり1オクターブ違いになるように調整します。

    12フレットの音が高い場合 → サドルをボディエンド側(後ろ)に動かす(弦長を長くする)

    12フレットの音が低い場合 → サドルをネック側(前)に動かす(弦長を短くする)

    TOMタイプもシンクロ・トレモロタイプも、サドルを前後に動かすための調整ネジが付いています。これをドライバーで回して調整します。

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    【注意点】

    ブリッジ交換の主な注意点

    ●規格ミス: 何度も言いますが、これが最大の落とし穴です。購入前に徹底的に確認してください。そのまま付くか付かないか?は要確認。

    ●無理な作業: スタッドが抜けない、ネジが固い、といった場合に無理に力を加えると、ギター本体(木部や塗装)に修復困難なダメージを与えてしまいます。スタッド等の埋めてあるパーツは基本流用しましょう。

    ●アース線処理: (アース線があるタイプの場合)はんだ付けが甘かったり、忘れたりすると、「ジー」という大きなノイズが出続けます。

    ●ネジの締めすぎ: 木ネジは一度穴がバカ(緩く)になると厄介です。適度なトルクで締めましょう。また木ネジの取り付け方も間違えない様に。

    自信がないときは、迷わずプロに任せよう!

    ここまで読んで、「自分には難しそうだ…」と感じた方もいるかもしれません。

    特に、スタッドの打ち替えが必要な場合や、はんだ付けに慣れていない場合、高価なギターを扱う場合は、無理をせず信頼できるリペアショップに依頼するのが賢明です。

    工賃はかかりますが、プロによる確実な作業と、完璧なセッティングが施されたギターは、かけた費用の価値が十分にあるはずです。

    ~まとめ~

    ブリッジ交換は、ギターのサウンド、演奏性、ルックスを大きく向上させる可能性を秘めた、非常に効果的なカスタマイズです。

    パーツ選びの「規格確認」と、交換後の「セッティング」という2つの大きな山がありますが、一つ一つの手順を慎重に行えば、DIYでも十分に可能です。

    愛着のあるギターに自分で手を加え、音が良くなった時の喜びは格別です。ぜひこの記事を参考に、あなたのギターのポテンシャルを最大限に引き出してあげてください!


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  • ギターの音はポット交換で激変する!見落としがちな「電装系パーツ」の奥深き世界

  • 2025/10/29
  • Category:
  • ギタリストの皆さん、こんにちは!「いい音」を求めて、ピックアップを交換したり、エフェクターを並べ替えたり、アンプの設定を追い込んだり…そんな日々を送っていませんか?

    もちろん、それらは音作りの核となる重要な要素です。

    しかし、もしあなたが「ピックアップは高級なものに変えたのに、なんだか音がスッキリしない」「ボリュームを絞ると音がこもってしまう」といった悩みを抱えているなら、見落としている場所があるかもしれません。

    それは、ギター内部の「電装系(でんそうけい)パーツ」です。

    今回は、特に「ポット(ポテンショメーター)」の交換に焦点を当てながら、電装系パーツがいかにギターサウンドに影響を与えているか、その詳しいメカニズムと交換によるメリットを徹底解説します。

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    【ポット1個でも音は変わる】

    1. なぜ電装系パーツで音が変わるのか?

    「電気抵抗やコンデンサなんて、音を通すだけの部品でしょ?」と思うかもしれません。

    しかし、ギターのピックアップが生み出す信号は、非常に微弱で繊細な「交流信号」です。

    この信号がケーブルを通ってアンプに届くまでの「通り道」が、電装系パーツです。

    ポット(ボリューム、トーン)コンデンサ(キャパシタ)アウトプット・ジャック配線材セレクター・スイッチこれらのパーツが「通り道」の広さや質を決定します。

    道が狭かったり、ノイズが混入しやすかったりすれば、当然アンプに届く音(=最終的な出音)は劣化してしまいます。

    特に安価なギターに搭載されているパーツは、コストカットの対象になりがちです。

    これらを高品質なものに交換するだけで、ギターが本来持っているポテンシャルを最大限に引き出すことができるのです。

    2. サウンドの鍵を握る「ポット」の秘密電装系カスタムの主役とも言えるのが「ポット」です。

    ボリュームやトーンのノブの根元にある、あの部品です。ポット交換が音に与える影響は、主に2つの要素で決まります。

    ポットには「抵抗値」があり、ギターでは主に 250キロオームと500キロオームの2種類が使われます。

    250kΩポットの特徴: 信号の「高音域(トレブル)」を適度にグラウンド(アース)に逃がす特性があります。

    サウンド: 音のカドが取れた、マイルドでウォームなサウンド傾向。
    主な使用ギター: フェンダー系のシングルコイル・ピックアップ(ストラトキャスター、テレキャスターなど)に標準搭載。

    500kΩポットの特徴:250kΩに比べて高音域を逃がす量が少ない。
    サウンド: より多くの高音域がアンプに送られ、ブライトで抜けの良い、元気なサウンド傾向。
    主な使用ギター: ギブソン系のハムバッカー・ピックアップ(レスポール、SGなど)に標準搭載。

    【ここがポイント!】この違いを利用して、音を意図的に変えることができます。

    例1: ストラトの音を、もっとジャキッとさせたい!
    標準の250kΩから500kΩポットに交換する。→ 高音域のロスが減り、よりブライトで明瞭なサウンドになります。

    例2: レスポールのリア(ハムバッカー)が耳に痛い…標準の500kΩポットを250kΩポットに交換する。→ 高音域が適度にカットされ、マイルドで扱いやすいサウンドになります。

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    【Aカーブ・Bカーブ】

    ●カーブ(Aカーブ vs Bカーブ)ポットのもう一つの重要な要素が「カーブ(テーパー)」です。

    これは、ノブを回したときに抵抗値がどう変化するか、という「効き方」の違いです。

    Aカーブ(オーディオ・カーブ / Logカーブ):特徴: 人間の聴覚特性に合わせた変化。絞り始めは緩やかに変化し、絞り切る直前で急激に変化します。
    用途: ボリューム・ポットに最適。スムーズな音量変化(ヴァイオリン奏法など)が得意です。
    トーンにも使われます。

    Bカーブ(リニア・カーブ / Linearカーブ):特徴: 回した角度と抵抗値の変化が比例する、直線的な変化。
    用途: ボリュームポットに使われることが多いです(「5」の位置でちょうど半分効く、といった具合)。
    ボリュームに使うと、絞り始め(10→8あたり)で急激に音量が下がり、使いにくいと感じる人が多いです。
    「ボリュームが使いにくい」と感じる場合、Bカーブのポットが使われている可能性があります。

    CTSやBournsといった高品質なAカーブのポットに交換するだけで、操作性が劇的に改善されます。

    ★ポイント★基本はAカーブを使用する事をお勧めします。

    3. ポットだけじゃない!音質を左右する名脇役たちポット交換の際には、ぜひ他のパーツも見直してみましょう。

    ① コンデンサ(キャパシタ)トーン・ポットに接続されている小さな部品です。

    これが「トーンを絞ったときに、どの音域からカットするか」を決定します。

    ●0.047uf: フェンダー系で一般的。トーンを絞ると、より低い周波数からカットされるため、モコモコしたジャズトーンが作れます。

    ●0.022uf: ギブソン系で一般的。0.047より高い周波数からカットするため、トーンを絞っても音の芯が残りやすく、”使える”トーンだと言われます。

    種類の違い:セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ(オレンジドロップなど)、オイルコンデンサ(ビタミンQ、バンブルビーなど)…素材によって、トーンを絞った際の音の「クセ」や「滑らかさ」が変わると言われています。

    これは非常に奥深い世界で、”オカルト”と一蹴できない魅力があります。

    ② アウトプット・ジャックシールド・ケーブルを挿す「入り口」です。

    ここの接触不良は、音が出ない、ガリガリとノイズが乗るといったトラブルの直接的な原因になります。

    安価なジャックは金属が薄く、すぐに緩みや接触不良を起こしがちです。

    Switchcraft(スイッチクラフト)製などの定番品に交換するだけで、接触がタイトになり、信号がロスなく確実に伝達されます。

    音が太く、クリアになるのを体感できるはずです。

    ③ 配線材ポットやスイッチを繋ぐ「電線」です。これも素材(銅の質)や構造(単線、より線)、被覆の材質(ビニール、クロスワイヤー)で音が変わります。

    ビンテージのクロスワイヤー(布被覆)に変えると、音がマイルドで温かくなる傾向があると言われ、ビンテージ志向のギタリストに人気です。

    4. アップグレードのまとめ:「何をすれば、どう変わる?」

    音がこもる、ヌケが悪い→ 高品質なポット(CTSなど)やジャック(Switchcraft)に交換する。→ (特にシングルコイルで)250kΩから500kΩのポットにしてみる。

    ボリュームを絞ると、急に高音がこもる(ハイ落ち)→ ポットを交換する。→ または、「スムース・テーパー(ハイパス・コンデンサ)」というパーツをボリューム・ポットに追加する。(※これは別のカスタムです)

    ボリュームやトーンの効きが急すぎる→ Aカーブのポットに交換する。

    トーンの効きがイマイチ→ コンデンサの「値」や「種類」を変えてみる。

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    結論:電装系カスタムは「コスパ最強」の音質改善ピックアップ交換には数万円かかることもありますが、高品質なポットやコンデンサ、ジャックなら、全部合わせても数千円程度です。

    「高いギター」と「安いギター」の差は、木材やピックアップだけでなく、こうした地味な電装系パーツの品質の差でもあります。

    あなたの愛機に搭載されているピックアップは、もしかするとまだ本領を発揮できていないかもしれません。

    ハンダごてを握る勇気がある方はDIYで、自信がなければリペアショップに依頼して、まずはポットやジャックの交換から始めてみてはいかがでしょうか?

    きっと、ノイズが減り、音がクリアになり、ボリュームやトーンの操作が楽しくなる…そんな「ワンランク上」のサウンドが手に入るはずです。


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  • ギターサウンドを激変させる!プロが選ぶ定番ギターピックアップ【完全ガイド】

  • 2025/10/22
  • Category:
  • 「自分のギターの音が、どうも抜けてこない」「憧れのあのアーティストのような音が出したい」

    ギタリストなら誰もが一度は悩む「音作り」。
    アンプやエフェクターも重要ですが、ギターの”心臓部”とも言えるピックアップの交換は、サウンドを最も劇的に、そして根本的に変えることができる最強のアップグレードです。

    しかし、ピックアップは種類が膨大で、どれを選べばいいか分からない「沼」でもあります。

    そこでこの記事では、数々の一流ギタリストやスタジオミュージシャンが信頼を寄せる、いわば「プロが選ぶ定番」のピックアップ・ブランドと、その代表的モデルをタイプ別に徹底解説します。

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    【PUにこだわる理由】

    1. なぜプロはピックアップにこだわるのか?
    プロのギタリストは、自分の「シグネチャーサウンド(=その人だと分かる音)」を確立するために、楽器のあらゆる要素を追求します。中でもピックアップは、弦の振動を最初に電気信号に変える「マイク」の役割を果たすため、音のキャラクター、レスポンス、ノイズ耐性など、サウンドの根幹を決定づける最重要パーツです。

    彼らがピックアップに求めるのは、主に以下の点です。

    ●狙った通りの音色: 楽曲やジャンルに必要なサウンド(例:枯れたヴィンテージトーン、太く歪むモダンハイゲイン)

    ●演奏のニュアンス: ピッキングの強弱や繊細なフィンガリングを忠実に再現する表現力

    ●ノイズの少なさ: レコーディングやライブでの大音量時にも耐えうる、実用的なノイズ耐性

    これらの厳しい要求に応えてきたブランドこそが、今回ご紹介する「定番」たちです。

    2. 【タイプ別】プロが愛用する鉄板ピックアップ・ブランド&モデル
    まずは、あなたのギターが「シングルコイル」なのか「ハムバッカー」なのかを確認しましょう。
    それを踏まえて、各カテゴリーの”王道”をご紹介します。

    A. シングルコイル系 (ストラト / テレキャス)
    フェンダー系のギターに搭載される、クリアで煌びやかなサウンドが特徴。その反面ノイズに弱い側面もありますが、近年のモデルはノイズ対策も進化しています。

    【王道】Seymour Duncan (セイモア・ダンカン)
    ギタリストなら誰もが知るリプレイスメント・ピックアップの巨人。膨大なラインナップがありますが、特にヴィンテージ系はプロの使用者も非常に多いです。

    おすすめモデル: SSL-1 (Vintage Staggered)

    これぞ「ストラトの音」と言える、最もスタンダードなモデル。

    煌びやかな高音域と、適度に枯れたフィーリングは、カントリー、ブルース、ロック、ポップスまで何でもこなします。

    「迷ったらコレ」と言える、ヴィンテージ系ストラトPUのデファクト・スタンダードです。

    【ブティック系】Suhr (サー)
    現代のハイエンドギター・シーンを牽引するSuhr。ギター本体だけでなく、ピックアップ単体もプロから絶大な支持を得ています。

    おすすめモデル: V60 / V60LP

    ヴィンテージサウンドの魂を宿しつつ、Suhrならではの解像度とノイズ耐性を両立。

    V60は60年代のクリアなトーン、V60LPはより中域にフォーカスしたホットなサウンドが特徴です。

    ローノイズなので、レコーディングや歪ませるセッティングでも使いやすいのがプロに愛される理由です。

    B. ハムバッカー系 (レスポール / モダンギター)
    ギブソン系のギターに代表される、2つのコイルを使いノイズをキャンセルしたピックアップ。太く、甘く、パワフルなサウンドが特徴で、ロックやメタルには欠かせません。

    【大定番】Seymour Duncan (セイモア・ダンカン)
    ハムバッカーにおいても、ダンカンは絶対的な地位を築いています。

    おすすめモデル: SH-4 (JB) & SH-2 (Jazz)

    世界で最も売れているリプレイスメントPUと言われるSH-4 (JB)。パワフルなミッドレンジと豊かな倍音を持ち、ハードロックの「あの音」はJBで作られていることが多いです。

    SH-2 (Jazz)はクリアでブライトなフロント用PUの定番。

    この「JB (リア) + Jazz (フロント)」は、80年代から現代まで続く、プロ・アマ問わない黄金の組み合わせです。

    ★ポイント★
    SH-4は歴史も古く、現代はSH-4以上に癖が無く歪みも綺麗なサウンドのPUも増えてきていますのであくまで今までの定番と認知して下さい。
    他にお勧めできるモデルとしてSuhrのAldrichもお勧めします。

    【純正の進化形】Gibson (ギブソン)
    レスポールやSGのサウンドを追求するなら、本家ギブソンのピックアップは外せません。

    おすすめモデル: ’57 Classic / Burstbucker シリーズ

    ’57 Classicは、ギブソンが「PAF(50年代後期のオリジナル・ハムバッカー)」のサウンドを現代に蘇らせたモデル。甘くウォームなトーンが特徴です。

    Burstbuckerシリーズは、よりヴィンテージPAFの個体差やムラを再現したモデルで、ピッキングへの追従性が高いのが特徴。プロのギブソン愛用者の多くが、これらのPUをそのまま使っています。

    【ハイエンド】Bare Knuckle Pickups (ベアナックル)
    イギリス発のハンドワウンド(手巻き)ピックアップ・ブランド。近年のプログレッシブ・メタルやジェント系のギタリストから火が付き、今や全ジャンルのギタリストに注目されています。

    おすすめモデル: The Mule / Ragnarok

    The Muleは、PAF系をベアナックル流に解釈したモデル。圧倒的な音の分離感と立体感があり、クリーンでも歪みでも音が潰れません。

    Ragnarokは、モダン・メタルのための超高出力モデル。強烈なアタック感とタイトな低音を求めるギタリストに人気です。

    C. アクティブ・ピックアップ系 (メタル / ハードロック)
    電池(バッテリー)を必要とするピックアップ。ノイズが極めて少なく、高出力でクリアなサウンドが特徴。EMGが長らく市場を独占していましたが、近年強力なライバルが登場しています。

    【絶対王者】EMG
    アクティブPUの代名詞。メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドや、ザック・ワイルドなど、メタル界のレジェンド達がこぞって使用してきました。

    おすすめモデル: 81 / 85 (または 60)

    EMG 81(リア)の、ザクザクと刻むのに最適なタイトな低音と鋭いアタック感は、メタルサウンドの象徴です。

    EMG 85(フロント)は、81よりウォームで太いサウンドが特徴。

    「81(リア)+ 85(フロント)」または「81(リア)+ 60(フロント)」が定番の組み合わせです。

    【新世代の標準】Fishman (フィッシュマン)
    アコースティックPUで有名なフィッシュマンが、満を持して投入したエレキ用アクティブPU。

    おすすめモデル: Fluence Modern Humbucker

    従来のワイヤーを巻く方式ではなく、プリント基板技術を使った革新的なPU。

    最大の特徴は「マルチボイス機能」。1つのPUで、アクティブ的なモダンハイゲイン・トーンと、パッシブ的なヴィンテージ・トーンを切り替え可能です。

    Tosin Abasi(Animals As Leaders)など、現代のテクニカル系ギタリストがこぞって採用しており、急速にプロのシェアを伸ばしています。

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    【何を選べば良いのか?】

    3. ピックアップ選びで失敗しないためのヒント
    「誰の」「どの時代の」音が出したいかを明確にする

    漠然と「良い音」を探すより、「ジョン・メイヤーのような枯れたトーン」「スティーヴ・ヴァイのような伸びやかなリードトーン」など、具体的な目標を定めると絞り込みやすくなります。

    ●ギター本体(木材)との相性を考える

    例えば、もともと中域が豊かなマホガニーボディのギター(レスポールなど)に、中域が強いPU(例:JB)を載せると、音がこもりすぎる場合があります。
    逆に、アッシュやアルダー(ストラトなど)には相性が良いことも。ギターの特性を「補う」のか「伸ばす」のかを考えましょう。

    ●YouTubeの試奏動画を徹底的に聴き比べる

    現代のギタリストは幸運です。
    気になるPUのサウンドは、YouTubeでプロによる詳細なレビューや比較動画をいくらでも見つけることができます。
    「[PU名] vs [PU名]」などで検索し、クリーン、クランチ、ハイゲインなど様々なセッティングで比較しましょう。

    ★ポイント★
    Youtubeだけでは音の違いを大きくは感じ難く、あくまで参考程度にして下さい。
    「音が変わった」と感じるのであれば実際の音は大きく変化しています。
    一番良いのは参考になるPUの音を知っておく事。
    その音を動画で出している人の音とで自分とのギャップを計算した上で動画を見ると尚良しです。

    例:動画ではギラギラして聴こえる等、耳で直接聞く音と動画で撮影された聞く音との違いが出るので相手の音も逆算して音チェックすると良いです。

    ~まとめ~

    ピックアップの交換は、あなたのギターのポテンシャルを最大限に引き出す、最も効果的な投資の一つです。

    今回ご紹介したのは、いずれもプロの過酷な現場で鍛えられ、選び抜かれてきた「本物」ばかりです。

    自分の出したいサウンドをイメージし、この記事を参考に、あなただけの一本を育て上げる「ピックアップ沼」に、思い切って足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。あなたのギターライフが、きっと何倍も楽しくなるはずです。


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