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  • テンションピン・テンションバーとは?
  • 2026/07/31
  • Category:
  • エレキギターのヘッド部分についている小さなパーツ、「テンションピン(ストリングガイド)」や「テンションバー」。

    「ただの弦押さえでしょ?」と思われがちですが、実はチューニングの安定性や演奏感、さらには音色(トーン)にまで大きく関わっている超重要パーツなんです!

    今回は、ギターのテンションピン・テンションバーの基本的な役割から、知っておくと得するマニアックな知識・メンテナンス術まで、分かりやすく徹底解説します!

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    まず、それぞれの基本的な見た目と取り付けられているギターの違いを押さえておきましょう。

    ●テンションピン(ストリングガイド / リテイナー)・・・ストラトキャスターやテレキャスターなど、ヘッドに角度がついていない(ストレートヘッド)ギターによく見られる小型のピン状パーツです。

    主に高音弦側(1・2弦、または3・4弦)に取り付けられています。

    ●テンションバー・・・フロイドローズなどのロック式トレモロを搭載したギターのヘッドに多く見られる、細長いバー状のパーツです。

    ナット(ロックナット)の手前で全弦(または数本)をまとめて上から押さえる構造になっています。

    2. テンションピン・テンションバーの「3つの役割」なぜわざわざ弦を上から押さえつけるパーツが必要なのでしょうか?

    主な理由は以下の3点です。

    ●ナットにかかる「適切な角度(ヘッド角)」をつける角度のないストレートヘッドの場合、ペグ軸までの距離が長い弦(特に1〜2弦)は、ナットを通過した後の角度が浅くなってしまいます。

    角度が浅いと、弦がナットの溝から浮いてしまったり、開放弦を弾いたときに「ビーン」という嫌な雑音(共振・ビビリ)が発生します。

    パーツで弦を押さえつけることで、理想的な進入角度を作り出しているのです。

    ●チューニングの安定感を向上させるナットにしっかりと適切な圧力がかかることで、開放弦を強く弾いたときやチョーキングをしたときに、弦がナット溝の中で跳ねたりズレたりするのを防ぎます。

    ●演奏感(テンション感)とサステインの調整弦を押さえつける強さ(角度)が変わると、指で弦を押さえたときやチョーキングしたときの「音のハリ感(音のテンション感)」が変わります。

    また、ナットにしっかり圧力がかかることで弦の振動がネックへ効率よく伝わり、サステイン(音の伸び)の向上にもつながります。

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    3. 知っておくと得する!テンションピンの種類と音への影響テンションピンにはいくつかの形状・素材があり、それぞれ特徴が異なります。

    ●カモメ型(羽根型)・・・ビンテージフェンダー等に多く見られる伝統的な形。レトロなルックス。摩擦が起きやすいためアーミング時にややズレやすい。

    ●樽型(ボタン型)・・・70年代風の分厚い円柱状の形。しっかりと弦を押さえられるが、カモメ型同様摩擦には注意が必要。

    ●ローラータイプ・・・弦が接する部分に小さなローラーが仕込まれている。摩擦抵抗が激減! アーミングやチョーキング後のチューニング狂いが激減する。

    ●グラファイト / タスク製・・・潤滑性のある特殊素材で作られたパーツ。金属摩擦がなく滑らか。サステインやクリアな響きにも貢献。

    アームを頻繁に使う方や、チョーキング後のチューニングズレに悩んでいる方は、標準のカモメ型から「ローラータイプ」や「Graph Tech(グラフテック)製のリテイナー」に交換するだけで、劇的に改善することがあります!

    4. フロイドローズ乗り必見!テンションバーの正しい調整知識ロック式トレモロ(フロイドローズ等)に付いている「テンションバー」には、非常に重要な調整ポイントがあります。

    ★ナットキャップを締めたときの「音ズレ」を防ぐ!

    フロイドローズのロックナットは、上からボルトでキャップを締め込んで弦を固定します。
    このとき、テンションバーの高さ調整が不適切(高すぎる)だと、キャップを締めた瞬間にチューニングが大きく高くなってしまいます。

    ●正しい状態: テンションバーで弦をしっかり押し下げ、ロックナットの傾斜に弦が隙間なくピッタリ沿っている状態。

    調整方法: テンションバーの両端にあるネジを締め込み、弦がナット面に自然に密着する高さまで下げます。
    これをやっておくだけで、「せっかくチューニングしたのにロックしたらズレた…」というストレスから解放されます!

    5. テンションピン周りのトラブル対策&裏ワザ

    最後に、今日から使えるメンテナンス知識をご紹介します。

    摩擦防止にオイル・グリスを塗るテンションピンと弦が接する部分に、ギター用のグリス(GHS Fast Fretやナットソース等)や、鉛筆の芯の粉(黒鉛)を少し塗っておくだけで、弦の引っ掛かりが激減します。

    スペーサー(背の高さ)の変更でテンション感を調整テンションピンの下に入っている金属の筒(スペーサー)の高さを変えることで、弦の押さえ込み角度を微調整できます。

    ●スペーサーを低くする(角度を急にする) ➔ ナットへの圧力が強まり、固めのサステインがある音に。

    ●スペーサーを高くする(角度を浅くする) ➔ チョーキングが柔らかくスムーズな演奏感に。

    ~まとめ~

    地味な見た目ながら、「音の濁り防止」「チューニング安定」「弾き心地の調整」という重要な役目を一手に引き受けているテンションピンとテンションバー。

    もし現在のギターのチューニングが狂いやすかったり、開放弦の鳴りに違和感がある場合は、ぜひこのパーツの調整や交換を検討してみてくださいね!


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