タグ別アーカイブ: ネック反り

    DSC_0465-730x400
  • 「弦は張りっぱなしで良い」というウソ。「ネック反りはトラスロッドの力でバランスしている」というウソ。

  • 2025/03/08
  • Category:




  • 今現在でも論争が起こっている「弦は緩めるべき?弦は張りっぱなしで良い?」という話。

    いつまで続けるのか分かりませんがこの様に答えがハッキリとしない物事はいくらでも言えて誤魔化す事ができ、それにおいて人を騙すビジネスモデルが入ってきますのであくどいです。

    結局は情報弱者が騙されるので、勉強して自己防衛するしか方法はありません。

    日本は特にメディア洗脳が強く、誰が何と言おうと有名な人や大きな企業が言えばそれが正しいと鵜呑みにします。
    ハッキリ言えばアホばかりなので、そこが治らない限り悪い企業は無くならないでしょう。
    何かがあれば人のせい、自分の責任を他人に押し付け一向に成長しないその姿勢を直した方が良いです。
    全てにおいて悪いのは国民、勉強しおかしい事を見抜く力を持つ事とおかしな事には従わない姿勢を持たないといけません。
    それが皆が行動に起こせていたら、悪い企業も存続できず滅んでいきます。そして本当に良い企業だけが残る社会になります。

    ~そもそも答えは既に出ている~

    musician-785209_1280

    昔から発信しておりますがリペアショップで起きている事実を全ての楽器に関わる所が公表すべきです。
    恐らく私だけじゃないでしょうか?
    その理由も簡単で、商売の取引先の都合が悪い事は言えないので多くのリペアショップもダンマリを決め込みます。
    また今まで自分達が無知な発言を長く続けていた事もあり、今更「間違っていました」と言えないからです。

    私から発信せずとも、80年代頃にモジュラスが出てきてカーボンネックが採用された際に答えは出ています。
    木材よりも硬質で人工物により湿気乾燥への安定性も抜群、モジュラスが出てきた際にカーボンネックは反らないとされて最初はトラスロッドも入れられていませんでしたが、結果反るのでトラスロッドが入れられました。
    これが既に答えです。

    それだけ弦張力が強く、ネックがその力に耐えきれる構造で無いから弦張力に負けて曲がっていきます。

    弦は緩めないといけないし、その理由は楽器が物理的に耐えられる負荷の範囲を超えているから。
    弦張力という大きな負荷に長年耐えられない構造だからという事と多くの楽器を見てきて状態が悪い楽器が多いからです。

    弦を張りっぱなしで良いとするなら状態が悪い楽器は殆ど出てこない、しかし世の中の大半は状態が悪い。
    それを扱う現場であれば猶更分かる話、知ってて言わないのか知ってても理解できない素人かの二択でしかありません。

    弦を緩めるかどうか?の話は過去のブログ記事やYoutubeに散々上げていますので詳しくはそちらをご覧下さい。

    さすがに過去にした同じ話をここでするのも面倒なのでご自身で勉強する事、結論だけ表記しますが緩めるかどうかの判断はまず自分の楽器を「正しく調整できた状態」にした上でトラスロッドを回して「ロッドの余り量を確認」して下さい。
    この余り量が多い・100%に近いなら逆反りしてしまうと困る事になる(1Wayトラスロッドの場合)ので弦は張りっぱなしで良いと言えますがこの様な状態が良い楽器は珍しいです。
    殆どの楽器はトラスロッドが結構効いている・ユルユルよりも限界への方が近い状態が大半です。
    この余り量を見て緩める量を調整して下さい。
    これら作業で実際に余り量を確認をした上で張りっぱなしで良いとか緩めないといけないと言えないならダメです。
    これら作業を多くの楽器に行えば、トラスロッドが100%近く余っている楽器なんて殆ど目にしないので割合としては「弦は緩めた方が良い」の方が圧倒的に高いです。

    ※木材に関係する物の保管は基本、乾燥しない様に湿度を基本的に一定以上をキープする事は前提。

    ~例~

    ・トラスロッド限界 → 弦を張力が発生しないダルダルに緩め、トラスロッドの力で逆反りしてくれたらラッキーな状態にする。

    ・トラスロッドの余り量が半分程度 → 1音半下げ~2音半下げ位にしておく。この時に余り量を増やしたいなら上記の様にダルダルにして逆反りしたらラッキー、余り量が増えた際に半音~1音下げ等で保管する等で応用する。

    ・トラスロッドが100%余り量がある → 逆反りすると困るので弦を張りっぱなしにしておき、むしろ順反りしてきてから緩めて保管する。(楽器として理想的な状態だが、実際には殆ど無い状態)

    ~何故私がトラスロッドの余り量にうるさいのか?~

    bass-guitar-2337394_1280

    トラスロッドの余り量は非常に重要で、その理由は「寿命」に直結するからです。

    楽器は基本的に「一生もの」にできます。

    それができない理由として「順反りが酷いから」になってきます。

    トラスロッドの余り量があれば順反りを直し通常通り使用できますがこのトラスロッドが効く範囲は「有限」です。無限に使える訳ではありません。

    つまり一生使い続けるにはどれだけ「ネックを順反りさせないか?」が非常に重要になります。
    当たり前ですが「トラスロッドを交換すれば良いのでは?」というバカな質問はしないで下さい。

    トラスロッドが余っていて順反りさえしなければ楽器は一生使い続けられます。

    ナットやフレット等の消耗品は交換すれば良いし、各所の調整機構はどうとでも調整できますがトラスロッド調整だけは有限なので順反りさせない事が楽器としてのそのまま寿命という事です。
    「トラスロッドの余り量=寿命」です。

    その重要なトラスロッドの余り量が近年は木材が柔らかい事から「新品でトラスロッドの余り量が少ない・限界で売っている」という事がいかにマズイ事か理解できますか?
    つまり高額な商品でも長持ちしない状態、最初からこんなに状態悪いので将来長年使い続けられる訳ない状態で売っているという事です。
    だから買う際にしっかり状態を確認させてから買わないといけません。
    もちろん新品はこの先どうなるか未来の事は分かりませんが、初期状態を見るに将来性が無い予想は付くでしょう。
    スタート地点で状態が悪いなら、この先長年生き残れる訳ないです。

    中古品が何故買う際に良いのか、例えば2000年製の楽器が現在2025年に購入した際、トラスロッドの余り量が多い場合は25年もこの良い状態をキープし生き残った良質個体と判断でき、そうした個体はこの先も状態が変わらず使い続けられるだろうという目途が立つからです。

    でもこうした情報は私が昔から発信している訳ですし、ハッキリ言えば常識です。
    買った楽器が状態悪い等で被害に会っても文句が言えるのか微妙な範囲と思います。
    新品でも状態を細かく公表していない楽器屋を疑いもせず信用している客が悪いです。

    だから客側がお店に対し「状態の詳しい表記をしろ!」と本来は怒らないといけません。
    それをやらないんだから、現状を変えようとしないし行動もしないから今の様な社会になっています。

    基本的にお店は新品でもトラスロッドの余り量を表記させる様に提示する事と、過去にもYoutubeにアップした内容の様に1本1本検品した動画を公表する必要があります。



    ~大事な事は木材強度~

    bass-1508581_1280

    「弦は張りっぱなしで良い」というアホの意見に多いのは「トラスロッドの力で反りがバランスしているから」という理屈なのですが、完全におかしな話です。

    例えば上記のモジュラスはトラスロッドが入っていないモデルが存在しているし、現行品でもトラスロッドを入れていないメーカー「ヴィジェ」がある訳と昔のモデルを再現したアコギ(マーチン等)にもトラスロッドが入っていないモデルが存在します。
    これらはどう説明するのか話を聞きたいです。

    大事な事はトラスロッドの力ではなく木材自体の「強度」が大事です。
    弦張力に耐えきれるその強度が無いから反る訳で、極端に言えば木材で作るなら握れない位に非常に太いネックにすれば弦は張りっぱなしで反りません。理由は弦張力に負けない位の強度をネックが持っているから。
    その強度を持っていないから反る、簡単な話です。
    この強度が非常に高い状態でも反るなら湿気や乾燥・シーズニング不足が原因になってきます。

    そもそもチューニングしていけば分かる話ですが、ギターの場合6弦から1弦にチューニングし1弦が終えた際に6弦に戻れば半音以上は下がっているでしょう。
    この理由はネックが弦張力に負けて順反りして先にチューニングした6弦が緩むからです。
    弦張力にネックが負けている事もこれで分かるでしょう。

    ~トラスロッドの詳細~

    今回のポイントです。

    「トラスロッドの力でバランスする」という、トラスロッドの力はそんなに万能的で都合が良い機能なのでしょうか?答えはNoです。

    トラスロッドは非常に単純な機構で、曲げた鉄の棒を木材内に仕込んでいるだけです。

    unnamed

    画像はGoogle検索で出てきた物を流用しています。

    1Wayトラスロッドは曲げた鉄の棒を仕込んでおり、2Wayは曲げて仕込む必要が無いので真っ直ぐな溝を掘って仕込むだけです。

    今回は分かり易く1Wayトラスロッドで説明しますが、トラスロッドのナットを回していくと曲がった棒が引っ張られ真っ直ぐになろうとする力を内部に発生させます。
    この押し上げる力によりネックを逆反り方向に変形させていきます。

    しかしこの棒が真っ直ぐになると押し上げる力を発生できなくなるので逆反りさせる事ができず、この状態と「トラスロッド限界」と表します。

    2Wayも同様の動きです。2Wayの場合は2本のトラスロッドがそれぞれ上か下かに動いて順反り・逆反りに対応します。

    ~そもそもトラスロッドの力で弦張力と本当にバランスできるのか?~

    1

    ポイントとして、トラスロッドが逆反りさせる力が一番強い部分は「たわみ量が一番多い所」です。
    これは誰でも簡単に分かる事でしょう。トラスロッドが仕込まれる位置やトラスロッド自体の長さ・たわみ量により最も効くポイントは各メーカーで異なりますが大体はネックの真ん中辺りです。

    大体の楽器屋やリペアマンはココの時点で知識が止まっている人が多く、バランスしているという言葉はこの「トラスロッドが一番効くポイントだけ」を言ってるなら正しく聴こえる言葉に感じてしまいますが、ネック全体で考えるなら実際はそう上手くいきません。

    ネック全体で見ると実際は以下の様な力になります。

    2

    トラスロッドが最も効く真ん中から端に向かい逆反りさせる力は弱まっていきます。
    何故ならトラスロッドのたわみ量が少なくなるからです。

    「たわみ量が多い=トラスロッドが移動する範囲が大きい」からで、その範囲が端に行くにつれ減っていきます。

    「張りっぱなしで良い」のが良くない例として分かり易いのが「ハイ起き」です。

    vvvvvv

    トラスロッドの逆反りさせる力が殆ど掛からない・力が無いに等しいネックのヒール部分から折れ曲がる現象がハイ起きです。

    これはネックをネジ止めする箇所は殆ど真四角で強度が高いに対し、手で握る箇所になるといきなりネックグリップに形状が削られて形が変化する事から極端な強度低下が起きてしまいネックでも弱い部分になります。

    実際にネック反りは綺麗には曲がりません。弱い所を起点に曲がって変形します。

    この「弱い所を起点に曲がる」がポイントですので絶対に覚えていて下さい。
    特別な製造加工(補強する事や強度が高い木材を使用しない場合)をしない通常の仕様ならネック内でこの作用が働きます。

    ハイ起きは強度が充分に無いネックであればその曲がり具合の大小はあるが弦を張りっぱなしにしていれば必ずと言っても良い位に起こる現象でありこの現象は湿気乾燥で反る言い訳も通用しない部分になります。
    この辺りはリペアマンなら誰でも分かる話でしょう。
    「張りっぱなしで良い」というリペアマンはハイ起きを何で度外視してるのだろう?と思う事やネック内の強度が弱い所が反る事も何で度外視してるのだろう?と思ってしまいます。
    間違った情報を与え、自分で壊させて修理や買い替えでお金を使ってもらうビジネスをしているからです。

    vvv-640x400

    ESP等のメーカーはネック内部に補強材を仕込んでいたり、更にハイポジション側にはハイ起き防止用として追加で保証材を仕込んでいます。

    当たり前の話ですが弦張力はそれだけ強いので対策する事はハッキリ言えば「当たり前」です。
    対策していない方がおかしいです。
    多くのメーカーがその当たり前をサボっている訳で、それをしていないメーカー品なら買う側も使い続けて状態が悪くなる物を買ってる意識を持たないといけません。
    買う客が被害者面はできないです。

    補強材は文字通り補強の意味ですがこれはまた違う意味があります。

    木材は昔から言っている通りで「端から端まで均一な強度ではない」事です。

    つまりネック内にも柔らかい所・硬い所が存在し、そこに弦張力が加わると綺麗に反らず波打ちします。
    上記でも覚えていてほしかった「弱い所を起点に曲がる」からです。
    強度が高く安定した木材で無い限りはネックの殆どは正確には波打ちします。

    この強度のバランスの悪さを整える為、人工物の補強材を内部に仕込む事でネック全体の強度バラつきを整えてネック反りが綺麗に曲がる事やトラスロッドの効き具合も綺麗に反る様になります。

    この恩恵は調整時に顕著になって現れ、ネック反りが綺麗に真っ直ぐにできるので弦高が低くてもビビらないし弾き易い状態に持って行きやすくなります。
    よくある「同じ弦高のはずなのにこの楽器はビビりが多い」等はこのストレート精度による影響も大きいです。
    ネック自体の強度が高いか、ESPの様にネック全体を物理的に補強し反りが綺麗に整えられるバランス性を持っているネックでないと良い調整状態に持っていくのは難しいです。

    3

    「弱」や「強」は適当に付けてますが、この様な強度バランスもネックもある事でしょう。

    極端な話にはなるかもしれませんがあくまで例題として上記の状態で弦張力が発生しある程度トラスロッドを効かせている場合、ヘッド側から説明するとローポジションが弦張力で順反りし1~2フレット付近の弦高が高くなる(ナット高が高い様な弾き心地)、トラスロッドが最も効く真ん中付近のローポジション側の強度が弱い為にこの部分だけ逆反り具合が大きくなる、ジョイント付近が弱いのでハイ起き気味になる、等。

    これはあくまで極端な例ですが木材は強度のバラつきが出てきますので、この様な極端な例でなくても似た様な要素は必ず発生します。

    つまりこの強度バラつきを整える加工(上記の様な補強材)を行って強度を一定に保てる様にしてあるか、ネック全体にトラスロッドの強い力を発生させないといけません。

    4

    無理な話ではありますがあくまで例として、トラスロッドの力で本当にバランスさせるにはトラスロッドの力が最も効く強い力をネック全体に均等に掛かってないと無理です。
    そもそも通常のトラスロッドの力だけでこの現象を発生させるのは無理です。

    この力が全体に発生できれば木材の強度バラつきもある程度弱い所もトラスロッドの力で相殺させ、ネック全体に偏りなく弦張力に負けない反発力を発生させていたらバランスできる事になるでしょう。
    もっと細かく言うなら強度が弱い所にはトラスロッドの力が効いて強度が強い所には効かない様な力が必要ですが、そんな事は無理です。

    514sJ-BLexL

    このおもちゃ、名前が分からないのですが理想的なトラスロッドの例えとして伝わりますか?
    正確には上記にもあるトラスロッドの真ん中辺りの強い力を全体的に発生させる構造をしたトラスロッドとなる物が必要で、その強い力を発生させる箇所が多いトラスロッド、その調整するナットが沢山あるトラスロッドが理想的です。
    グリップ側に調整するナットが複数出てて、本気でバランスさせるなら反ってる箇所だけを自分の意思で調整でき全体を綺麗に真っ直ぐに調整していくトラスロッド機構が必要です。
    まぁ無理な話でしょう。ここまできてやっと「トラスロッドの力で弦張力がバランスしてる」と言える領域になります。

    分かり易く言うならトラスロッドが効く所はネックの真ん中辺りだけで、他はその力に影響されて変形しているに過ぎません。
    ここの木材の強度が加わると弱い所は変形率が大きく硬い所は変形率が低いから綺麗に真っ直ぐにする際に支障が出てくる(波打ちの原因)となります。

    今楽器に使用されているトラスロッドだけの力で弦張力とバランスさせるには不可能で、バランスさせる事に近付ける為にはせめてもの工夫として強度が不安定な木材でなく人工物を使うか、全体的な補強をして強度のバラつきを整えるか、上記にもあるトラスロッドの力がネック全体に細かく調整できる新たなトラスロッドを使用するか?になる事でしょう。
    これで分かると思いますが基本的に大事な事はネック自体の強度が基本、そこにネック全体への自由度が高いトラスロッド調整システムが加わらないとバランスしてると言うのは不可能です。
    実際は「今はバランスしている様に見えるだけ」と思った方が良いです。
    何度も言いますが本当に大丈夫なら状態が悪い楽器は世の中に殆ど存在しなくなります。
    大事な事も昔から言っていますが「ネック自体の強度」が重要です。

    ここまで丁寧に説明しても後で必ず出てくる「私の楽器は反らない」とか言う人が出てきますが、あなたの楽器なんて知りません。
    長年張りっぱなしにして状態が悪くならないならそうした強度が高く材の安定した良い個体をたまたま手にしているか、状態が悪くなっている事も気が付かない素人なだけです。
    私は今現在の話をしています。昔がどうとか知りません。
    そんな事を業界の人でもない人が言ってくるのはただの老害です。
    楽器は全て条件や状態が同じではありません。その程度も考えないし理解しようとしないのでしょうか?
    プロ野球の大谷翔平選手がプロで活躍できるんだからお前もできるだろ?って言ってる様なものです。

    現在のリペア現場は悲惨な物で新品で買った高額で有名な楽器が大きく順反りし調整でトラスロッドの余裕が少ない・限界になったのでこれから長持ちする目途が無さそうですね、と伝える日々です。
    ショックを受けるお客様の顔はストレスでしかありません。
    そもそも楽器屋で検品してたらメーカーに返品してるだろ?って状態です。
    実際は検品なんてしてませんしブラック企業ばかりでまともな人員も居ませんから状態が良いとか悪いとかの判断も分からないですし、こうした所から買い物するなら全て疑って掛かり自分の目で全てを確認できないと買うに値できません。

    読んで頂きありがとうございました♪




    The controversy still rages to this day, “Should I loosen the strings? Should I leave the strings taut?” I don’t know how long it will continue.

    I don’t know how long it will continue, but things like this, where the answer is not clear, can be said and deceived as much as possible, and the business model of deceiving people comes in.

    In the end, it is the people with weak information who are deceived, so the only way to protect yourself is to study and defend yourself.

    In Japan, the media brainwashing is particularly strong, and people take for granted that whatever a famous person or a big company says is right, no matter who says it.
    To put it bluntly, we are all idiots, and until that is cured, bad companies will not disappear.
    It is better to fix their attitude of blaming others when something happens, putting the blame on others and never growing up.
    The people are to blame for everything. They need to study and have the ability to recognize what is wrong and have an attitude of not following what is wrong.
    If everyone could act on this, bad companies would not survive and would perish. And only the truly good companies will remain in our society.

    ~The answer is already out there.

    As I have been saying for a long time, all the places involved in musical instruments should disclose the facts about what is happening in repair stores.
    Perhaps I am the only one.
    The reason for this is simple: many repair stores are not willing to say what is inconvenient for their business partners, so they keep quiet.
    Also, because they have been making ignorant statements for a long time and cannot say “I was wrong” now.

    The answer came out around the 80’s when modulus was introduced and carbon necks were adopted.
    Carbon necks are harder than wood and have excellent stability against moisture and drying due to man-made materials. When modulus came out, it was assumed that carbon necks would not warp, and no truss rod was put in at first, but as a result, a truss rod was put in.
    This is already the answer.

    The tension of the strings is so strong that the neck is not structured to withstand the force, so the neck bends under the tension of the strings.

    The strings must be loosened, and the reason for this is that the instrument is physically beyond the range of load it can withstand.
    This is because the structure cannot withstand the great load of string tension for many years, and also because I have seen many instruments in poor condition.

    If it were okay to leave the strings in place, there would be few instruments in bad condition, but the majority of the world’s instruments are in bad condition.
    If you are in the field dealing with such instruments, you will understand this story even more, and there are only two choices: either you know it and don’t say it, or you know it but are an amateur who doesn’t understand it.

    Loosening the strings or not? I have talked about this in past blog posts and on Youtube, so please refer to those for more details.

    It would be tedious to repeat the same story I have told in the past here, so you should study it by yourself.
    If the amount of excess is large or close to 100%, you can say that the strings should be left taut because you will be in trouble if they warp backwards (in the case of a 1-way truss rod), but it is rare to find an instrument in such a good condition.
    Most instruments have a truss rod that is closer to the limit of its tension than it is to the limit of its looseness.
    Adjust the amount of loosening by looking at the amount of excess.
    If you cannot say that the truss rod should be left taut or loosened after checking the amount of excess in these operations, it is no good.
    If you do this for many instruments, you will not see instruments with truss rods with nearly 100% excess, so the percentage of “strings should be loosened” is much higher.

    The basic premise for storing items related to wood is to keep the humidity above a certain level to prevent them from drying out.

    ~Example

    Truss rod limit → Loosen the strings to a dull dull state where no tension is generated, and you will be lucky if the truss rod warps the strings backwards.

    If you want to increase the amount of truss-rod excess, you should lower it by 1 1/2 to 2 1/2 notes. If you want to increase the amount of excess at this time, you should make the truss rod as dull as above and be lucky if it warps backwards, or you can keep it half to one note lower when the amount of excess increases.

    If you want to increase the amount of excess in this case, you are lucky if it is inverted, but if you want to increase the amount of excess in this case, you should keep the strings taut. (ideal condition for an instrument, but in reality there is very little)

    ~ Why am I so picky about the amount of extra truss rod? ~ Why am I so picky about the amount of truss rod excess?

    The amount of truss rod left over is very important because it directly affects the “life” of the instrument.

    Basically, an instrument can be made to last a lifetime.

    The reason why this is not possible is because of severe forward warping.

    If there is an excess amount of truss rod, the warp can be corrected and the instrument can be used as usual, but the range in which this truss rod can be used is “finite. It does not mean that it can be used indefinitely.

    In other words, if you want to use the instrument for a lifetime, it is very important to keep the neck from warping. It is very important to keep the neck from warping.
    Of course, you may be asking yourself, “Can’t I just replace the truss rod? Do not ask the silly question, “Can’t I just replace the truss rod?

    As long as the truss rod is left over and the neck is not warped, the instrument can be used for a lifetime.

    You can replace nuts, frets, and other consumables, and you can adjust the adjustment mechanism in any way you like, but truss rod adjustment is finite, and the life of the instrument is to keep the truss rod from bowing out.
    The amount of truss rod left over = the life of the instrument.

    Do you understand how bad it is to sell a new instrument with a small amount of truss rod left over or at the limit of the amount of truss rod left over because the wood has become soft in recent years?
    In other words, even expensive products are sold in a condition where they will not last long and cannot be used for many years in the future because they are in such a bad condition from the beginning.
    That is why you have to make sure that you check the condition of the product before you buy it.
    Of course, we don’t know what the future holds for new products, but we can predict that they will not have a future by looking at their initial condition.
    For example, if you buy a 2000 instrument in 2025 and it has a lot of truss rod left over, you can be sure that the instrument has survived 25 years in good condition and will continue to be used for 25 years.

    But I have been giving this information for a long time, and it is common sense to say the least.
    I think it is a delicate range to complain if the instrument you bought is in poor condition or otherwise damaged.
    It is the customer’s fault for trusting a music shop that does not disclose the condition of the instrument, even if it is a new one, without questioning it.

    Therefore, the customer should be angry at the store and say, “Make a detailed description of the condition of the instrument! The customer should be angry with the shop.
    The reason why our society has become the way it is today is because we don’t do that, we don’t try to change the current situation, and we don’t take action.

    ~ The important thing is wood strength~.

    Many idiots who say that “strings should be left taut” reason that “the force of the truss rod balances out the warping,” but this is completely ludicrous.

    For example, the modulus mentioned above has a model without a truss rod, and there is a reason why there is a manufacturer “Vigier” that does not have a truss rod in their current products, and there are also acoustic guitars (Martin, etc.) that reproduce old models that do not have a truss rod.
    I would like to hear how you explain these.

    The important thing is not the strength of the truss rod, but the “strength” of the wood itself.
    If you take it to the extreme and make the neck so thick that it cannot be gripped, the strings will remain taut and the neck will not warp. The reason is that the neck has enough strength to withstand the tension of the strings.
    If the neck does not have that strength, it will warp.
    If it warps even when this strength is very high, then moisture, dryness, or lack of seasoning is the cause.

    In the case of a guitar, if you tune from the 6th string to the 1st string, and when you return to the 6th string at the end of the 1st string, it will have dropped at least half a note.
    The reason for this is that the neck is losing tension on the strings and the neck is bowing forward, loosening the sixth string that was tuned first.
    You can also see that the neck is losing tension on the strings.

    ~Truss rod details~.

    The point of this issue.

    Is the power of the truss rod, “balanced by the power of the truss rod,” such a versatile and convenient function? The answer is no.

    The truss rod is a very simple mechanism: a bent steel rod is simply placed inside the wood.

    The image is adapted from a Google search.

    The 1-way truss rod has a bent steel rod, while the 2-way truss rod does not need to be bent, so a straight groove is simply dug and installed.

    When the nut on the truss rod is turned, the bent rod is pulled up and generates a force inside the truss rod to straighten it.
    This force causes the neck to deform in a reverse warp direction.

    However, when the rod is straightened, it can no longer generate the force to push up the neck, so it can no longer be warped backwards.

    In the case of a 2-way, the two truss rods move either up or down, respectively, to accommodate forward or reverse warping.

    ~ Can the truss rod force really balance the string tension in the first place? ~This is a very important question.

    As a point of reference, the area where the truss rod has the strongest reverse warping force is “where the amount of deflection is greatest.
    This is easy for anyone to understand. The point where the truss rod is most effective depends on the position of the truss rod, the length of the truss rod itself, and the amount of deflection, but generally it is in the middle of the neck.

    Most music shops and repairmen stop their knowledge at this point, and the word “balanced” may sound right if they are referring only to the point where the truss rod works best, but if you consider the entire neck, it doesn’t work that way.

    If you look at the neck as a whole, the forces are actually as follows.

    The force of reverse warping decreases from the middle, where the truss rod is most effective, to the ends.
    This is because the amount of deflection of the truss rod decreases.

    This is because “more deflection = greater range of movement of the truss rod,” and this range decreases as you move toward the ends.

    An easy example of where it is not good to “leave it taut” is in the “high rise” situation.

    The high incidence of bending occurs at the heel of the neck, where there is little or no force applied to reverse the truss rod.

    This is because the part where the neck is screwed on is almost square and strong, while the part where the neck is held by the hand is suddenly cut away by the neck grip and its shape changes, causing an extreme reduction in strength and making it the weakest part of the neck.

    In fact, the neck warp does not bend cleanly. It bends and deforms starting from the weak point.

    This “bending at the weak point” is the key point, so please keep this in mind.
    If the neck is not specially manufactured (without reinforcement or using high-strength wood), this action will work in the neck.

    This is a phenomenon that occurs when the neck is not strong enough to support the strings, but it is always present if the strings are left taut, and there is no excuse for warping due to moisture and dryness.
    This is something that any repairman will understand.
    Repairmen who say, “Just leave the tension on,” wonder why they ignore the high tension. Or, why do they ignore the fact that the weakest part of the neck can warp? I wonder why he is ignoring the high rise and why he is ignoring the warping of weak points in the neck.
    They are in the business of giving people wrong information so that they will break their own products and spend money on repairs and replacements.

    ESP and other makers have reinforcing material inside the neck, and also have additional guarantee material on the high position side to prevent high tension.

    It is a matter of course, but since string tension is that strong, it is “natural” to take countermeasures.
    It would be strange if there were no countermeasures.
    Many manufacturers are skipping the obvious, and if they are not doing so, the buyer must be aware that he or she is buying something that will deteriorate with continued use.
    The customer who buys the product cannot be the victim.

    Reinforcing wood literally means reinforcement, but this has a different meaning.

    As the old saying goes, wood is not uniform in strength from one end to the other.

    In other words, there are soft and hard areas in the neck, and when string tension is applied to these areas, the wood will not warp nicely, but will ripple.
    This is because, as I wanted you to remember above, “the weakest point is the point of bending.
    Unless the wood is strong and stable, most of the necks will be wavy to be exact.

    In order to correct this strength imbalance, artificial reinforcement is placed inside the neck, which adjusts the strength variation of the entire neck, allowing the neck to bend beautifully and the truss rod to work beautifully.

    This benefit is most noticeable when making adjustments, and since the neck warp can be straightened out beautifully, it is easier to bring the instrument to a state where it is easy to play without being scared, even if the string height is low.
    The common complaints such as “this instrument has a lot of vibrations even though the string height should be the same” are largely due to the accuracy of the straightness of the neck.
    It is difficult to achieve a good adjustment unless the neck itself is strong or the entire neck is physically reinforced like ESP’s and the warp is well balanced.

    The “weak” and “strong” values are given appropriately, but there may be a neck with a strength balance like this.

    This may sound extreme, but as an example, when the string tension is generated and the truss rod is applied to some extent, if we explain from the head side, the string tension in the low position warps the strings forward and the string height around the 1st and 2nd frets becomes high (feels like the nut height is high), and the truss rod is applied most effectively. The low position side near the middle is not strong enough, so the reverse warping is greater only in this area, and the joint area is weak, so it is high up, etc.

    This is just an extreme example, but since wood has variations in strength, similar factors are bound to occur even if not as extreme as this.

    In other words, the wood must be processed to adjust for this strength variation (reinforcement as described above) to maintain constant strength, or the entire neck must be subjected to the strong force of the truss rod.

    It is impossible, but only as an example, for the truss rod force to truly balance the neck, it is impossible unless the truss rod force is equally applied to the entire neck, which is the strongest force that will have the greatest effect.
    To begin with, it is impossible to generate this phenomenon with the normal truss rod force alone.

    If this force can be generated throughout the entire neck, then it will be possible to balance the variations in the strength of the wood and the weak areas to some extent, if the truss rod force can offset them and generate a repulsive force throughout the neck that will not be defeated by the string tension without any bias.
    To be more precise, the force of the truss rod should work on the weak areas and not on the strong areas, but this is impossible.

    I don’t know the name of this toy, but can you give me an example of an ideal truss rod?
    To be precise, you need a truss rod that has a structure that generates a strong overall force in the middle of the truss rod as mentioned above, and a truss rod that has many places to generate that strong force and many nuts to adjust it is ideal.
    If you really want to balance a truss rod, you need a truss rod mechanism that allows you to adjust only the warped part at your will and straighten out the whole truss rod.
    Well, that would be impossible. When you get to this point, you can finally say that the string tension is balanced by the truss rod’s force.

    To put it simply, the truss rod works only in the middle of the neck, and the rest of the neck is only deformed by the force of the truss rod.
    When the strength of the wood is added to these areas, the weak areas have a high deformation rate and the hard areas have a low deformation rate, which can cause problems when straightening the wood (the cause of rippling).

    It is impossible to balance the tension of the strings with the force of the truss rod used in the current instruments alone, and in order to come close to balancing it, we should at least try to use artificial materials instead of wood, which has unstable strength, or reinforce the entire instrument to adjust the strength variation, or use a new truss rod that allows the force of the truss rod, which is mentioned above, to be applied to the entire neck. Or use a new truss rod that allows fine adjustment of the truss rod force to the entire neck as mentioned above? The answer to this question will be “yes.
    As you can see, the basic importance is the strength of the neck itself, and unless a truss rod adjustment system with a high degree of freedom for the entire neck is added to it, it is impossible to say that the neck is in balance.
    In fact, it is better to think that “it just looks balanced right now.
    As I have said many times before, if it were really okay, there would be almost no instruments in bad condition in the world.
    As I have been saying for a long time, the most important thing is the strength of the neck itself.

    Even though I have explained everything so carefully, there will always be people who will come out later and say, “My instrument doesn’t warp,” but I don’t know your instrument.
    If you have left your instrument stretched for many years and it has not deteriorated, you either happen to have a good, strong, stable piece of wood, or you are an amateur who does not notice that the condition of the instrument has deteriorated.
    I am talking about the present. I don’t know what it was like in the past.
    It is just old people who are not in the industry saying such things.
    All instruments are not in the same condition or state. Don’t you think or try to understand that level?
    It’s like saying, “Shohei Ohtani is a professional baseball player, so you can do it too, right? It is like saying, “Shohei Otani can play professionally, so you can too.

    The current repair scene is a miserable one, where I have to tell customers that their expensive, famous instruments that they bought new have warped so much that there is little room for the truss rod to be adjusted, and that there seems to be no way for them to last much longer.
    The shocked look on the customer’s face is nothing but stress.
    If a music shop had inspected the instrument, they would have returned it to the manufacturer, wouldn’t they? I’m like, “No, I didn’t inspect the product.
    In fact, they don’t inspect their products, and since they are all black-owned companies with no proper staff, you can’t tell if a product is in good or bad condition. If you are going to buy from a place like this, you have to be able to question everything and check everything with your own eyes before you make a purchase.

    Thank you for reading.


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar




    IMG20230520212918
  • トラスロッドの余り量を確認するついでに自分のネック状態を確認しよう

  • 2023/05/27
  • Category:

  • 前回の動画やブログ記事も参考にして下さい。


    ブログ記事

    トラスロッドの余り量確認方法

    ~まずはネック反りの初期状態を確認する~



    今回もYoutube動画を元にした記事になります。今回の動画は自分の7弦ギターを元にトラスロッドの余り量を確認する方法を説明しております。

    誤解が無い様に最初にお伝えしますが、この7弦ギターの状態が良過ぎるので誤解が起こるかもしれませんが「この状態が普通」と思わないで下さい。

    ネックの状態を確認する為にまずは弦をダルダルに緩め、トラスロッドを完全に緩めた状態が現在の反り状態です。
    これを無負荷状態とします。

    この状態にしてチェックすると分かりますが多くの楽器はネック自体が結構順反りしています。

    この状態から弦を張ると更に順反りする訳で、これを真っ直ぐにする為にトラスロッドを多く回す事となります。
    つまりは調整後には余裕が少ないという状態になる、こうした楽器が世の中に多い事を知って下さい。

    それにプラスしてトラスロッドの効きが良いか?悪いのか?でも限界度合いが変わってきます。

    ~どれだけネックに強度があるのか?~

    ここからのチェックとして、弦を張ったらどれだけ反るのか?をチェックします。

    当たり前の事ですが弦張力は非常に強い力の為、弦を張れば順反る事は想定されておりおかしい事ではありません。
    つまりは弦張力にネック強度が負けて順反りする事自体はおかしくありません。当然の結果です。

    この順反り具合が極端に大きい場合、ネック強度が弱いと判断できます。

    この状態からトラスロッドを回して逆反りの力を発生させていき、ネックをストレートに調整していきます。
    多くの方が誤解していますがトラスロッドは逆反りさせる機構であって補強目的の力は発生できません。
    補強の場合はトラスロッド近くに溝を掘って補強材を仕込みネック強度を上げる加工が必要になります。

    この状態で分かる通りで最初の調整でトラスロッドがある程度は回さて調整されます。
    ネック強度にもよるので全て同じにはなりませんが通常のメイプルネックだとギターで2~3割、ベースでは4~5割位は使われる事もあります。
    新品のこの時点でトラスロッドの余り量が減っている事を知って下さい。

    「新品=トラスロッドの余り量が100%」ではありません。

    その後は木材の変形で大体は順反りします。その修正でトラスロッドを使うので結構簡単にトラスロッドの余り量は残り2~3割になっている事も全然有り得ます。

    こうした事を知り、トラスロッドの余り量が100%に近いのであれば万が一逆反りが起こると困るので弦を張りっぱなしにしておく理屈が成立します。

    上記の理由から大体は元のネックが順反りしていて更にロッドにも余裕が少ない物が多いので、昔から弦は緩めた方が良いと発信している訳です。
    逆反る事はラッキーです。逆反りしたら喜んだ方が良いです。
    順反りしていた物が逆反りしたのでしたら元の真っ直ぐな状態に近づいた事、良い状態に戻ったという事です。

    多くの楽器は上記の状態の物が多いので、逆反りさせる様に努力し管理していくと言っても間違いはありません。


    ~トラスロッドの効き具合を知る~

    無負荷状態で反り具合を確認した後は実際に限界まで回して確認してみましょう。

    この効き具合が重要で、余り量が多くてもロッドを回しても全然動かないなら限界状態と変わりません。

    ロッドの余り量も大切ですが効き具合も大事です。この辺りは実際に回して確認しないと分かりません。

    そしてメーカーにより全然効かない物も多く、少しの順反りも致命傷になる事も少なくありません。
    そもそもが上記の理由でロッドの余り量が少ない事が多い訳で、新品で購入した物で順反りした楽器を調整しただけでロッドが限界になったパターンが年々増えてきているのが現実です。

    特に特別な事も無く、普通に溝を掘ってしっかりと形に合った埋め木を作って接着すればちゃんとロッドが良く効くネックが作られます。

    効かない理由はこの辺りが非常に雑に作られている事。
    ましてや工場はNCルーター(自動機械生成)なのでこの辺りの設定数値が酷いのか、ロッドを仕込む人達が下手くそ過ぎるのか理由は分かりませんが効きが悪い物が多いのは事実です。

    日本製はロッドの効きが良い物が多いので、長持ちすると判断しても良いでしょう。
    ただし例外はありますが、この場でメーカー名の表記ができないので過去のブログ記事を読んで勉強して下さい。

    ~ネックの反り調整~

    動画でも「カチカチ」と言っておりますが、説明が難しくカチカチとしか言えません。

    よく「はがき1枚分」とか言われますが、適当過ぎる言葉です。
    はがき1枚なんて当てになりません。はがき1枚分はただの順反り状態です。

    カチカチの音で判断します。もちろんこれにはフレット状態が良い条件もありますので楽器により変わります。

    カチカチの音が大きい場合は隙間が大きい、カチカチの音が小さい場合は隙間が狭いという事。調整具合は好みの問題です。

    動画の7弦ギターはトラスロッドのナットが完全に緩んだ状態でレギュラーチューニングし僅かに順反った程度(反り調整がOKレベルな状態)です。
    こうしたチェックを踏まえ、弦を張ってこうした状態のギターと分かった場合に限り「弦は張りっぱなしで良い」と言えます。
    誤解が無い様に何度も言いますがこうした状態が良い楽器はかなり特例です。


    ~状態を知ったら~

    恐らく大半のギターは順反りしていて、調整後はロッドに余裕が少ないと知る事でしょう。

    知れば対策ができます。弦を緩めて保管しましょう。

    余りにも余裕が少ない場合は逆反りさせる努力をしないと、これから順反りする事が危険で将来長持ちしないネックとなるので湿度を上げて保管してみる等を試して下さい。
    時間は掛かるかもしれませんが、直る可能性もあります。

    チェックした恩恵として経験ができ今後にも活かせる事、自分の楽器状態を知る事、私が言ってる事を理解できる事になります。

    私のYoutubeは「信じて下さい!お願いします!」というスタンスではやっていません。
    答えは自分で試して確認して下さい。
    文句を言うのは自分で行動し試して確認してみた時に初めて発生する権利です。
    試して確認した事が無い人に文句を言う権利はありません。
    行動し確認すれば、自分が言っている事を理解できるはずです。

    最後に余談ですがYoutubeでも上げている「叩いて音を良くする方法」にて「トラスロッドの当たり具合が叩いて変わるだけなのでは?」や「トラスロッドの入っている所だから叩き音が違うのでは?」という、これも分かり易い自分で試していない人達のコメントがありますが…。はい、自分の楽器を使ってチェックして下さい。
    トラスロッドが入っていない部分でも鳴りが違う所がありますし、ボディ等も自分で叩いて確認して下さい。
    自分で確認もしていないのにコメントでアレコレ言うのは辞めにしましょう。

    読んで頂いてありがとうございました♪


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar




    アイロン-01
  • 乾燥によるネックの順反り・ネックアイロン熱矯正による詳しい授業

  • 2022/08/06
  • Category:

  • 今回はYoutube動画+ブログでの詳しい記事です。

    Youtubeで反響が多い?アイロン熱加工の話なのですが、詳しい説明が無いと理解ができない人がかなり多い様なコメントが来る事から詳しい説明動画と更に詳しくブログ記事で紹介したいと思います。

    当店ではアイロン熱修正を行っておりません。

    理由は自分で3回試して3回ともダメだったからです。
    アイロンをやってみて結局は元の反りに戻った事や指板だけが膨張した際に削り加工する事により塗装が剥がれる&再塗装の必要性、指板自体の変形が大きいと真っ直ぐ固定する事が難しくなり熱による指板剥がれが起こる等の問題が生じるからです。

    Youtube動画をやってみてこれだけ説明しても理解ができないで攻撃的なコメントをしてくる不思議な人がかなり多い為、コレを見たら言ってる意味が完璧に理解できると思います。

    動画を見たりこのブログ記事を読みながら、確認しながら視聴するとより理解できる事でしょう。

    結論ですがアイロンによる熱修正は知識を持った人がやらないと危険です。
    そしてリペアマンだから知識があると思わない方が良いです。
    「アイロンで反りを直せます!」と堂々と言ってるリペアマンが居たら気を付けて下さい。
    以下の記事・動画を見れば誰でも理解できます。



    ~乾燥による指板収縮~
    指板収縮-01

    乾燥によりフレットが飛び出てる状態です。

    自分の作ったギターで起こっている物が1本だけあったので、これが今後どうなるのか長い期間のチェックができた結果となりました。

    2011年に作り、前の店舗から今の店舗に変わり住まいも引っ越した2015年頃までは全く状態の変化がありませんでしたがこのギターだけ反り変形が起こる様になりました。

    元々このギターは弦を張っても殆ど反らず、7弦をレギュラーチューニングし調整でロッドを効かせても90度も回さない位、ロッドがユルユルの100%ロッドが効いていない状態から弦を張っても僅かに順反りする位で全然反らない剛性があるネックです。

    このギターが指板が縮小しフレットは飛び出て大きく順反り、トラスロッドも限界近くまで回してやっと反りがストレートになってまともに弾ける状態になりました。

    この状態になった事からずっと放置していたのですが、Youtube撮影で数年振りに出してきたのですが元の状態に戻っておりました。
    結果的には大きな順反りも直っておりトラスロッドも殆ど効いていない以前の状態で弾ける・指板痩せも直り製造時の状態に戻っておりました。

    「長い期間放置していたら直る可能性がある」という、あくまで自分のギターでのチェックですが長い期間で直る可能性がある様です。

    これにより、木材は環境が変わると問題が無かった物でも後に問題が出てくる可能性があると分かった現象です。

    「全然反らない」と思ってたギターが別の場所・別の使用環境に移ると状態が変わる事も充分に考えられるでしょう。

    海外製のギターが日本に届いた際に大きく反ったり調整した反りが安定しないのも同じ事が言えますね。

    ~縦方向(順反り)にも影響する~
    縦にも縮む-01

    大きな順反りの原因はフレットが飛び出る側面部分だけでなく縦方向にも影響します。

    大まかには材が縮み順反り方向に動きます。

    あくまでこの自分のギターの変形具合から予想も兼ねた憶測ですが、指板だけの順反り変形であればトラスロッドで調整できる範囲の順反り、ネック材の変形であれば質量が大きい事からロッドで調整できる範囲を超えてくる可能性が高いと思います。

    ~アイロン加工の危険性~
    アイロン加工の例-01-01

    熱を利用して本当に直るのか?イエスとも言えるしノーとも言えます。

    木材単体ならば「アイロンで直せるかも」と言えるのですが、ギターの場合は条件が違います。

    ギターは木工用の接着剤で「接着」している事が理由で、アイロン熱で接着が剥がれる事から熱矯正はそんな簡単に直せると言って良い話ではありません。

    熱で接着部分の剥がれが起きてしまい、二次災害に発展し新たな修正箇所が発生する可能性もアイロン矯正では充分に考えられます。

    また指板が熱膨張により膨らみが起こる為、段差を削って修正する必要がある状態になるとこの部分は塗装も剥がして加工する事となります。

    木材には硬い部分・柔らかい部分が必ずあり(変形し易い箇所・変形し難い箇所)、熱によるウネリ変形も起こります。

    ~平面性を意識せよ~
    平面精度の危険性-01

    大きく順反りしているならまだ良いかもしれませんが、現実はそんな綺麗な反り方をしません。

    大体はウネリが起こっています。

    アイロン等の真っ直ぐな物をクランプ止めし、ネックを真っ直ぐに固定したまま熱矯正、結果として真っ直ぐな状態に熱修正が起こり結果ネックが真っ直ぐに直ると思っている人が大半ですがそんな簡単ではありません。

    ネックがウネって真っ直ぐに固定できない状態になっている物も多い為、クランプを当てた力が指板全面に綺麗に当たらない部分が熱により接着部の剥がれが起こり易く、指板とネック材との間に隙間が起こる箇所や指板剥がれが起きてきます。

    ココで重要な事は指板剥がれを防ぐ為に指板全体を押さえておかないといけませんが、ウネっている物に真っ直ぐな物を押し当てて固定しても当たる所と当たらない所が発生し、当たっていない所は固定力が弱い事から熱による接着面に隙間が起こるor剥がれが起きてきます。

    この辺りを考えて作業を進めないとダメで、ネックアイロンを正しく使用する方法としてまずはフレットを抜いてアイロンが指板面に綺麗に真っ直ぐ当たる様にウネリを削り直した上でアイロンを当てる必要があります。
    つまりはこれらを度外視して作業すると指板剥がれが起きても別に不思議ではありません。
    そしてここまで作業しても確実に直せる保証は無いので、フレットを抜いてる分戻し作業費用も高額となるので気軽に行えません。

    ~アイロンの意味~
    再接着の意味-01

    アイロンで直る理由として説明書にも「接着を緩め、再度接着する事で反りが直る」と記載がございますが当然ながらこの程度の作用で反りは直りません。

    この辺りは昔の動画でも言っている事ですが、アイロン加工はメーカーとしては「指板のみが反っている場合」を想定して考えている事と思います。

    例えば指板は塗装されていない仕様が多く、乾燥等の影響が起き易いのは保護が無い指板部と考えるのは当然の仕様となります。

    指板に熱を当て、接着剤が熱で緩むとネックと指板が分離し現在の反り状態が変わります。

    ●「指板だけが反っている&ネック材が反っていない」場合・・・指板の収縮変形(順反り)に引っ張られたネック材が接着剤の緩みにより指板に引っ張られている順反りから解放され、ネック材は真っ直ぐ状態に開放される状態となる。
    これがメーカーが考えているアイロンによる直し方と思われる。
    そして指板は熱膨張により元の大きさor元より大きくなる膨張が発生する。
    指板だけで考えると指板材は薄いので熱の力で真っ直ぐに矯正できる可能性はある。
    ネック材は熱変形させるには質量が大き過ぎる+指板側から熱源を当てている熱変形へ効率の悪さ+ネック材を熱変形させるには長時間アイロンを当てないといけないので指板材や接着面に悪影響、反りを大きく矯正する目的には指板面からのアイロンでは効率が悪い。

    ●「指板もネック材も反っている」場合(大体はコレの可能性が高い)・・・直らない、悪化するパターン。
    熱を当てても一時的だったり、結局は元に戻ったり反りが変わらない。
    指板の膨張分で多少は良くなるかもしれないが、過去の動画でも言っている通りネックは「質量としてネック材の割合が大きい」ので、ネック材を熱変形できないとアイロンの効果は薄い。
    むしろ二次災害が起こるので、反りは直らないのに他の部分で修正が発生するパターンがある。

    ●気軽に熱変形を起こさせられるのは1ピースネック位・・・大事な所を接着して製造していない1ピースネックは熱を過剰に当てても不具合は起きません(接着の剥がれて困る個所が無い事から)。基本的にアイロンを使用して反りを直せるのは1ピースネックのみと考えた方が良いです。
    その他のネックは指板が接着されている・ラミネートネックはネック材に張り合わせが接着されているので熱を与えるとこれらが剥がれる可能性が出てきて反りを直すだけの熱を充分に当てる事ができません。

    ~ネック材の方が質量が大きい~
    質量の問題-01
    上記の説明通り、過去の動画でも言っているが熱変形を目的としてアイロンを当てるにはネック材に直接当てて熱膨張させた方が反りを直す意味では効果が高いと思う。

    指板側から熱変形は効率が悪く、長時間アイロンを当てる行為は指板の変形悪化や接着にも難が起こってくると予想。

    しかしその様な商品は無く、今でも販売されていない。

    ↓外国人はこの辺りがよく分かっている様な記事↓
    スクリーンショット (116)

    元の記事 https://www.talkbass.com/threads/sunday-afternoon-is-alright-for-baking.1210623/

    過去にGear_Otakuさんのツイートで米国人が自分でネックアイロンを行ってみた写真の掲載記事。
    CdHEVfEUUAAR7qV

    最初の実験で熱源(コンロ)をネック材に向けて固定している理由が分かると思います。次にオーブンで熱してみたら直ったのだそう。
    確かに荒い加工なのかもしれませんが、接着部の剥がれリスクを考えず熱変形させる目的だけなら理にかなっています。
    熱すべきなのは質量が大きいネック材部分です。

    どのジャンルでも同じ事が言えるのですが、情報が多いのは海外で尚且つ自分で試す事をしている人が多いのも海外です。

    バカで無ければ凄く簡単に理解できる話ですが、ネック反りを熱で直す内容なのに「何で指板面から熱を与えているんですか?」となるのが普通です。
    木材の質量が大きい「ネック側」を熱で変形させた方が効率良くネックを熱変形できる上に指板剥がれのリスクも減らせられます。
    ですがそうしたネックアイロンは販売されていません。
    簡単な話です。こうした商品を開発する者や多くのリペアマンも知識が無い人が多いからです。

    日本は「誰かが言った事を自分で確かめもせず鵜呑みにしている」事や「昔からある情報が更新されていない」のが目立つと思います。

    勿論アイロンで直る様な個体もあるでしょう。ですが条件は全ての楽器に当てはまる事ではありません。
    「自分の楽器がアイロンで直ったから」と言って、全てのネックがアイロンで直せる事になるのでしょうか?

    この説明が理解できれば直せる確率・アイロン熱による悪影響等も考えたらアイロン矯正はお勧めできる事ではないという事が理解できたと思います。

    直すツールとしては使用自体のリスクが大きい・確実に直せるとも言えないリペアと考え、当店では修理に使っていないお話でした。

    これらの話を理解した上で「何かしら不都合が起きても許容します」とお客様が同意している形なのであればアイロンしてみる事も良いのでしょうが、恐らくここまで丁寧に教えてくれるお店・1回の説明で全てを理解できるお客様もかなり少ないと思っています。

    Youtubeに動画を出し、書かれるコメントで思う事は今現在ですら「自分以外でまともに情報を出している人が居ない」と感じています。
    自分の大事な楽器なのに、大きな加工を行う際に調べたり詳しく聞いたりをしないのでしょうか?

    Youtubeやブログはこうして詳しい記事を過去に沢山出しておりますが、攻撃的で間違った考えを押し付けてくるコメントをしてくる人達にも問題がありますが今まで情報を世の中に教えてこなかった先輩方にも大きな問題があると思っています。

    情報はとにかく得る癖を付けて下さい。また世の中に出ている情報と実際は異なる場合が起こる事も知って下さい。
    結局は多くの数をこなした統計が答えになってくるのですが、私はお客様の楽器をアイロン実験する事はできないです。
    今回で説明したリスク等が起こる可能性も充分にある為、二次災害が起これば高い修正料金・元の状態に直す事を考えたら運の要素も強く絡んでいるリペアと考えている事から推奨できません。

    アイロン修正をご希望の方は他店を利用して下さい。
    アイロンで直せますと言ってるお店に頼んでみて下さい。
    そこで聞いてみてほしいですが「アイロン当てるだけで直してほしい」と聞いてみて下さい。
    大体はなんやかんやで「やってみないと分からない・保証はできない」と言ってきます。

    読んで頂きありがとうございました♪


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar




    DSC_4816
  • FenderUSA テレキャスター フレット交換&ナット交換&セレクター・ジャック交換

  • 2017/10/12
  • Category:
  • DSC_4464  FenderUSA製テレキャスターのフレット交換・ナット交換・ポット&ジャック交換です。今までノーメンテナンスでかなり長く使ってきたギターとの事でかなり弾き込まれ各所で消耗が激しい状態です。通常の使用でも難が出そうな状態だった為、ナット・フレットの交換、ガリが酷くリアの音が出ないセレクターやプラグを動かすと音が出なくなるジャックを交換する事となりました。DSC_4466フレットの消耗は特に凄まじく、余程弾き込まないとこの状態にはなりません。またFenderには珍しい状態でトラスロッドがかなり良く効く固体により反り調整の範囲が広く特に追加修正費も発生せず行えました。Fenderは製造精度の問題なのか、トラスロッドがあまり効かない固体が多く、多少の順反りでも直すのにロッドをかなり回す為、すぐロッド限界等の状態になってしてしまいフレット交換時にその修正等で追加料金が発生し易いです。DSC_4813 交換するフレットは多くのメーカーでも採用されているJESCARフレットです。音質も良く通常のニッケルシルバーよりやや硬い事から寿命も長くなります。ステンレスフレットの音質は嫌だけど普通のニッケルシルバーよりサウンドに明るさが欲しくて寿命が欲しい方にオススメしたいフレットです。DSC_4816フレット交換後はナットを整形しセットアップして完成です!

    錆びついたブリッジサドルも新品に交換し生まれ変わりました。音質も煌びやかで粒立ちの良いサウンドは弾いてて気持ち良いですね。フレット交換で指板のウネリも取れるので、弾き心地も見違える様に良くなります。テレキャスターはシンプルなゆえ個体差が大きく出易い楽器にも思います。歪ませてギャンギャンと荒いサウンドにもマッチしますし良いギターをリペアできて嬉しいです。

    多くのギターをリペアしてきてますがやはり弾き込まれた楽器とは他のギターと全然違ってて、ピッキングの反応が良く出てくるなぁと感じています。新しい楽器は縮こまったサウンドで変なリミッターが掛かった様な限界を感じる狭くまとまったサウンドが弾き込んでいくとレンジも広がりリミッターが掛かって限界と感じてた音域感も広がっていきます。鼻詰まり感が良くなっていくと表現したら良いのか、そこから低音が硬くない豊かな柔らかい低音になり高音は耳に痛くない上がり方をしてくると言うのか、ヴィンテージ等の古い楽器が状態も悪く実用するには大掛かりなリペアをしないと使用が難しい状態の物が多いのに選ばれる理由も触ってて実感しました。使い込まれた楽器は状態が悪くなってきますがそこは直せますので、長く使い愛されたギターはちゃんとプレイヤーの意思に答えてくれる様になるんだなぁとリペアしてて感じます。

    ありがとうございました♪


    ~今回のリペアプラン~

    ・ナット交換・・・5000円

    ・フレット交換・・・25000円

    ・セレクター交換・・・1500円

    ・ジャック交換・・・1000円


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar





    DSC_3083
  • フレットすり合わせについて ~その3~

  • 2017/02/25
  • Category:
  • -フレットすり合わせについて-

    過去の記事になりますがフレットすり合わせの詳細「フレットすり合わせについて」「フレットすり合わせについて ~その2~」の記事を書きました。
    そして今回は新たに消耗によるフレットのトラブルをお客様から相談された事でその3を書きました。
    前振りとして過去の記事を読んでからこちらの記事を読まれるのをオススメします。

    DSC_3083 実際に相談を受けた方のギターとは違うギターの写真ですが、同じ様な状態に近い状態になっていた為、参考としてご覧下さい。(実際はこの写真のフレット状態よりも大きな台形状態でした。)

    相談を受けたのは古い年代のギターですが新品で購入しリペア暦が無いとの事でジャンボフレットをすり減らし上面の幅がかなり広くなった状態でした。似た例では上記の写真の様にフレットがかなり台形に近い状態のギターによく起こる現象です。現代の精度は昔よりも良くなっているので安価な価格帯でもこの様にあからさまな状態はあまり無いとは思いますが、ジャンボフレットでは似たトラブルになる例が多い様に思います。

    通常状態のジャンボフレットは軽いタッチで押さえ易い事もあり好きな人も多い事かと思います。写真の「A」の部分、フレットの背が高いのでスキャロップ指板と似た様な状態となり強く抑えるとAの部分に弦を押し込み引っ張られる事で音程がシャープし易いフレットでもありますので押さえる力加減にはシャープさせない程度の力加減が必要になります。

    押さえた時に音程が上がる?下がる?DSC_3087

    ※写真の絵は左側がヘッド側・右側がボディ側としてご覧下さい。

    そして今回相談を受けた例としてはフレットが減って状態がよくない場合での話ですが減れば減る程、元のフレットが大きい事から減った上面の弦が当たる面積が広くなっていった場合、押さえた時のトラブルに発展していきます。DSC_3088

    写真の様なフレット状態ではポイント①と②にて、弦が当たる部分はどこになるのか?という事になります。まず台形ですのでフレットのセンターにはピンポイントで当たりませんので本来当たるべきセンター位置からズレてしまいます。普通に押さえた状態では台形の上面に弦が乗る事になりますのでポイント①、センターからズレて音程が高くなってしまいます。フレットが減るという事は多くの場合この様な状態になりますので詳しくは「フレットすり合わせについて ~その2~」をお読み下さい。

    ポイント②は上面の平ら面積があまりに広いと強く押さえてしまう等で弦がAの隙間に引っ張られ②を起点に弦が浮いてしまい、押さえた時に②に当たっている状態になり音程が下がるパターンです。強く押さえすぎた際に上がった音程とで揃う場合もあります。細く柔らかい弦はよくこの状況になるでしょう。押さえた時に②でオクターブを合わせていると力加減で①に当たった場合はオクターブがズレた音が鳴ります。

     

    どこでオクターブを合わせる?

    本来この状態になっていたらフレットすり合わせをおすすめします。すり合わせリペアにて上面を揃えて弦を押さえた時に正確なセンター位置だけを捉える様にフレットを丸めてしまえばどのポジションを押さえてもセンター位置に当たり正確な音程感を得られる状態になります。

    この様な状態でリペアをしないで調整する場合ではオクターブをどこで合わせるかになります。強く押さえて音程がシャープする傾向の人は②、普通に押さえられる人は①という事になりますが、全てのフレットが同じ減りならまだ良いですが各フレットで減りが異なる場合は弦がフレット上面に当たるポイントが各ポジションで変化し、12フレットのオクターブは調整で合うとしても他のフレットでオクターブがズレてしまいます。特にギターでは複数の弦を押さえて音を出す事が多い楽器ですので、減った所・減ってない所の差が大きい程コードを押さえた時に当たる上面ポイントが異なり音程ズレが大きくなります。この様な状態になっている場合、チューニングが合っていても各ポジションのオクターブ音程がズレてしまうので濁った音・減りが大きい場合は音が合ってない様にも聴こえてきます。フレットが台形に見える状態、見て分かる程に減ったフレット状態はすり合わせリペアをオススメします。

     

    最後に

    今回の内容としてはお客様から長年リペアをせず使ってきたギターが「押さえる度にオクターブが変わり、原因が分からず自分で調整ができない!」として持ち込まれ相談を受けたギターの話でした。

    難しい内容だったかもしれませんがこの様な状態で(フレットが減った状態で)使ってる人が多い事からトラブルも多く起こっています。改めて自分のギターはどうでしょうか?リペアが必要な状態になっていませんか?

    参考になりましたら幸いです。

    長々読んで頂きありがとうございました♪


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線 田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    ●ホームページ Draw a New Sound

    ●YouTubeではブログでは語られない裏話からギターの作り方まで掲載中! 
    マイチャンネル YouTubeチャンネル

    ●ツイッター DNS_Guitar





    dsc_2148
  • FenderUSA jazzbass 5弦 フレットすり合わせ

  • 2016/12/24
  • Category:
  • dsc_2120 dsc_2121 FenderUSA製5弦ジャズベースのフレットすり合わせになります。

    トラスロッドが限界まで回っており、その状態でネック状態がかなりよくありません。弦高もかなり高く弾き難い状態にしないと標準弦高程度に下げると音詰まりが発生してしまいます。dsc_21225弦ベースとなれば弦の張力はかなり強くネックに負担が掛かっていますので常に張りっぱなしの使用はしない方が良いですが、特にカーリーメイプルはより注意が必要です。「カーリーメイプルは反り易い・暴れ易い」と雑誌でもネットでもどこかしらで目にする機会もあった事かと思いますが、理由としてはその杢が硬い・柔らかい部分が交互に入っている事でこの様な見た目の模様になっています。ネックに沢山の関節が付いてる様なものかと思いますので、その為張りっぱなしで使っていると弦の張力で順反り側にどんどん曲がっていくパターンがとても多いかと思います。メイプルなので硬い材である事は確かなのですが、今までリペアをやってきてカーリーの多くは大きく反っているものに出会ってきているので経験上だと信憑性は高いと思っています。この様な材をセレクトする場合は柔らかい材をネックに使う時と同じ様に製造段階で補強材を仕込む等でネックを補強し製造するのが理想的でしょう。

    今回はすり合わせにてフレットラインのストレートを出し、弾けるレベルまで修正するリペアになりました。

    dsc_2148

    完成です!

    音詰まりを無くし、弦高低めはさすがに状態により無理ですが標準弦高で音詰まりが起こらない程度まで仕上げる事ができました。

    ありがとうございました♪


    ~今回のリペアプラン~

    ・調整・・・2250円(5弦)

    ・フレットすり合わせ・・・8000円+多弦の為1250円


    〒114-0014 東京都北区田端1-21-3 エーデルワイス101

    ギターリペア工房 Draw a New Sound

    東京都 山手線  田端から徒歩2分 どこよりも早いリペア早期仕上げ対応可能のリーズナブル料金&丁寧な作業のギターリペアショップです♪

    http://dns-guitar.jp/


    DSC_1132
  • YAMAHA APX-4A 調整

  • 2016/08/27
  • Category:
  • DSC_1132YAMAHAのAPX-4Aの調整でした。

    アコギ・エレアコ等の生楽器は保管・保存が大変です。

    弦の張りっぱなしはネックを反らせる事はご存知だと思いますがアコギ等の場合はボディのトップ材が薄い事もあり、弦の張力でトップ材が持ち上がり弦高が上がる現象が起きます。古い物程その状態になってるものが多いですね。

    今回は調整で順反り状態のネックをロッド調整で直しましたがトップ材が持ち上がっているのとナット高が高いので弦高が高く弾き難い状態です。今回はイベントで1回だけ使う程度との事で必要な調整のみで終える事となりました。

    ありがとうございました♪


    DSC_3631
  • Ibanez PGM(赤) 調整

  • 2015/11/02
  • Category:
  • DSC_3631

    Ibanez PGMの調整でした♪

    1年位前に電気系のリペアと調整をしたギターですが、弦を張りっぱなしで使っていた…と言われただけあってかなり順反りしており弾き難い状態。

    薄いネックは強度的に弱いので使っていくのが大変ですが、その分バツグンの弾き易さがあるので一長一短ですね。

    バッチリ調整し弾き易さを取り戻しました♪

    但しトラスロッドが限界に近い感触がしてるので今後の扱いはご注意を…汗

    ありがとうございました!


    DSC_2623
  • momose ジャズベース ナット交換&フレットすり合わせ

  • 2015/08/19
  • Category:
  • DSC_2622

    DSC_2623

    momoseのジャズベースです!

    ナットが死んでいるのとハイ起きによりフレット状態が悪く弦高が攻めれない状態。弦高はお客様に弾かせてみて2.0mm-1.5mmになりました。音が詰まり厳しい状態を直します!DSC_2627

    先にナットを変え、フレットすり合わせ。

    今回ビックリしたのは削ってみてハイ起き自体はそれ程でもないのですが、弦を張ると大きく反りネジれる・トラスロッドの調整で綺麗に逆反らないという難しい状態のネックでした。

    弦を張ってロッドを効かせた最終的な状態でストレートにならないといけませんから、状態を見ながら何度もすり合わせし調整し弦を張って確認しての繰り返し。手作業でプレック的なすり合わせをしたので時間もかなり掛かりました。DSC_2629

    ナット整形、フレットは丸め磨き完了です!DSC_2630

    かなり改造してある様なのでmomose本来の音が分かりませんが良いベースですね♪

    PUはフロント+リアのボリュームでバルトリーニ?のtreble.middle.bassとなっています。

    プリアンプの効きがダンカンSJB-3ともなかなかマッチしてて好きな音質です♪

    IMG_20150818_233209完成しました!

    元の状態が悪かったので比べられないですがナット交換とフレットすり合わせをした今の状態では雲泥の差ですね。

    音詰まりも無くなり希望の弦高にも調整できたので本当に良かったです。

    ネックの個体差は何でもそうですが、硬いからこその音が出る・柔らかいからこその音が出る、と考えてます。

    ネック状態が変わる程のは厳しいですが、一長一短でしょう。柔らかい分リッチな低音の広がりが出てる印象です。

    このパターンのネック、弦張りっぱなしは状態を悪化させる恐れがあるので今後は扱い注意ですね。

    ありがとうございました!


BLOG CATEGORY

ARCHIVE